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かかって来い。いつでも引退するぜ。


 「鮪のシマハラ」で自身の市場価値を高めて欲しい。毎ミーティングで、重ねて仲間に伝えています。

 転職の際には、今よりも良い給料で迎えられる店長であって欲しい。独立しても食っていけるだけの能力を身に付けて欲しい。本気でそう考えています。

 飲食店の店長業務はマルチタスクです。日々の営業、在庫・売上管理、アルバイトの採用などなど、多くの人間力が必要になります。

 ただ一度身に付けてしまうと、毎日同じことの繰り返しになります。それ以降の成長が鈍化するのも事実です。 そうです。25歳で店長になった人間が、40歳でも同じ仕事しかしていないことが問題なのです。これでは自身の市場価値は上がらないし給料も頭打ちです。

 「鮪のシマハラ」では、これを変えて行きたいと思います。公平な競争原理が働き、仲間が自身の市場価値を高められる職場にします。

 店長の市場価値が上がらない一番の原因は、飲食業が「待ちの商売」であることです。店長は数字を追う営業マンでありながら、攻めの営業をしていないのです。

 ご来店くださったお客様に最高のおもてなしで、リピーターになって頂く。こういった想いは強いのですが、自ら新規顧客を獲り行くといった攻めの営業は苦手です。

 売上不振も、どこか立地や業態自体に責任転換している場合も多く見受けられます。

 採用面接において、職務経歴書の華やかな予算達成率をアピールする方に多く出会います。そうした方に「どんな取り組みで売上をアップさせたのですか?」と尋ねます。すると「元気よくやりました。」「チームワークを大切にしました。」など抽象的な答えしか返ってきません。

 これでは「企業が持つ業態力で繁盛しました。」と告白しているようなものです。「鮪のシマハラ」では、店長を「売れる営業マン」に変えていきます。成長=「できない」が「できる」になることです。

成長を促す店長会議では

①結果明確
②過不足認識
③行動変化
④コミットメント

 以上を成長のサイクルとして徹底しています。800万円の目標に対して売上が700万円であった場合、不足分は100万円です。不足分に対する行動変化を考えコミットする場が店長会議です。

 会議は、予算未達の店長を吊し上げる場所ではありません。もちろん上司が長々と説教をして、仕事をした気になる場所でもありません。ただただ、約束をする場所なのです。

 約束する行動変化が肝です。他社にできない行動変化ができる企業になります。本部の販促や商品開発力を当てにしない行動変化です。

 もちろん本部は最大限の援護射撃を続けます。でもそれに頼りっきりでは、自身の市場価値は高まりません。

 「鮪のシマハラ」では、行動変化のためにあらゆる権限を店長に与えていきます。社長である私の集客力をはるかに凌ぐ店長の行動変化が現れるのを楽しみにしています。

 スーパー店長が転職したら、大切な常連客も300名失った。そんな日を心待ちにしています。行動変化で力を付けた仲間が、私以上の集客をする。近い将来そうなるように組織化を進めています。

 そうなったらもちろん社長引退。潔く身を引きますよ。そうそう容易く倒されませんけどね。みんなへ。「かかって来いやぁ。」爆笑



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