見出し画像

ずっと遠くに好きだった人

ずっと昔に大好きだった人を想い、もしその人にもっと優しくできて、もっと広い心で接してあげて、もっと信じてあげたら、どうなっていたのかなと想うことがある。

若い頃は譲ることを知らず、また責めることは簡単にできたので、大切だったあの人たちとの関係が終わったとしても こんなもんか と吹っ切れるのも早かった。
素敵な人はまた現れるし、また恋に落ちるし、また喧嘩になるし。
そしてまた終わる。

過去に大切だった彼らとの写真は手元にはないと思っていたけど、今日整理していたハードドライブの中で見つけた。ちょうど今頃の時期、初めてボーイフレンドを連れて日本に帰った時の写真が何枚も出てきた。
楽しい出来事が沢山思い浮かぶけれど、やっぱり強く思い出すのは私が彼に冷たかったこと。全然優しくできなかった。意地悪なことを言って帰りの飛行場で泣かせた。

画像1

多分誰のことを思い出しても自分が優しくなかったことが一番心に残っていると思う。そして誰もがみんな私にとてもとても優しかったことしか覚えていない。

あの彼の写真を見ながらずっと遠くに大好きだった彼ら全部に ごめんね と言っている。みんな幸せでありますように。

シマフィー




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?