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眠りにつくまでの間

布団に入って、電気を消して ”おやすみー” と夫に言ったあとも私はすぐ眠れない。夫は5秒後にはもう寝ている。

今日あったことを反芻したり、明日やることをシミュレーションしたりと何かと考えることも多いのだが、そんなことをしているといよいよ眠れなくなってしまうのである程度で切り上げて夢を見ることにしている。

実際には眠っていないので夢というか妄想というか想像というか、そんな実際にはありえないけれどもストーリー立てて自分のセリフを考え、風景を設定し、周りの人間を配置し、役割を振り当てて・・・とドラマを作るようなことをしている。

こんなことがあったらいいなぁ、違う人生ならこんなのが良かったな、こういう能力があるならこう行動するな、そんな自分だけの夢を描いているうちに幸せな気分のまま、いつの間にか眠っている。

不思議なことに眠っている間はあまり夢を見ない、もしくは起きたら秒で忘れているので何も残っていない。寝る前はあれだけ想像力をフル稼働して夢を描いているのに、眠ってしまうとその余韻もないほどに続きのような夢は全く見ない。

毎晩毎晩、眠る間際に創作活動をしているのだが(笑)ふと他の人たちは眠る間際という長いような短いような時間は何を考えているのだろうか、と思った。楽しい妄想をしたり、自分が主人公の夢物語を作ったりするのは普通なのだろうか。それともみなさん事務的なことを考えているのか、コテっと寝入るのか、どうなんだろう。

眠りというのはプライベートで秘密がたくさんの時間なのだなぁ。

シマフィー 

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