マガジンのカバー画像

アメリカ生活:シマリスのだいたい今

290
最近のお話をまとめました。シマリス界では最近とはだいたいここ10年以内のことです。
運営しているクリエイター

2022年1月の記事一覧

雪の日

金曜の夜から土曜の夜まで、サラサラとした雪と強い風。 嵐が来るとわかっていたので色々と準備はしていたけれど、土曜日(昨日)の朝に一度雪かきをして、今朝確認したら前日の雪かきはなかったかのようにまた降り積もっていました。昨日の苦労はなんだったのかな・・・・ ブリザードだった土曜日も小鳥たちはわんさかやってきてました。ここしかないもんね、食べ物がすぐ見つかるところ。 すぐに雪で地面の種が埋もれてしまうので簡易屋台を(これもすぐ埋もれちゃう) 池も凍っているので、我が家では

人生初のグランプリ!

”みらいの校則”について考えたり感じたりしたことを投稿してください、というお題募集を見たときに面白いなぁ、と思っていた。 私は生まれてこの方ずーーーーーーーーーっと学校で生きている。 高校を卒業したら大学に行き、そのあとは大学院へ進み、そして学校の先生になり、赴任先のいろんな国のいろんな学校でその土地や文化色の強い校則を色々と見てきた。その中でも自分が今教えている学校の校則が一番自由でありながら一番考えさせるものだと思い、その校則がどんな風に活躍しているかを書いた。私の周

パチパチのサワサワのポヤンポヤン

外国語を習った人なら、日本語を教えている人なら、日本語を習ったことがある人なら、わかっているだろう。日本語は擬声語や擬態語(オノマトペ)が本当に多い。一般的に使われていて”言葉”として意味を持っているものも多いし、個人で感じるままに自作オノマトペを使い、音を表現することもある。ということは私たちは何かを表現するオノマトペを好きなだけ無限に生み出すことが出来るということだ。 日々使う日本語独特の”音”が表すものはその意味を考えなくても自然に頭に思い浮かぶ情景や状態がある、そし

早々とバレンタインデーのカードx3

もう何年もバレンタインデーのカードを書いていない。一体最後に書いたのはいつだったのかも覚えていない・・・・多分何年か前に生徒たちに書いたのが最後かな。ボーイフレンドにカードをあげたのは昭和の頃のような気がする笑。 夫とは手紙のやりとりやメモを残したりはしていたけれど(夫は後生大事にポストイットに残したメモもしまっているのを知っている)、カードのやりとりはしたことがない。というのも私は前もって何かを準備するというのが本当に本当に本当に苦手で、直前に”あ!明日はバレンタイン!”

2分の勝負

毎日最後の授業の最後の2分がM君の勝負どきだ。 ベルが鳴り、みんなが続々に”See you tomorrow"と教室を出ていく中、彼は一番最後にバックパックを背負い私の元にそろりそろりと近づいてくる。(*アメリカの私立高校で教師をしています) ニコニコと笑顔を見せ、マスクの下の口元も大きく笑っているのがわかる。 ”先生、口の中がちょっと気持ち悪いくらい苦いんだ” 何か薬でも飲んだ後なのかと思い、”先生ロリポップ持ってるからあげようか?” と聞くと大きくうんうんと頷き、

醤油・Soy Sauce

今時醤油は世界中どこに行っても見つかるが、それはSoy Sauce でありそれが日本のものならキッコーマンと大体決まっている(*現在はアメリカ東海岸在住です)。Soy sauceと醤油は同じ意味だけれども実はちょっと違うと私は思っている。滞在先・旅行先のさまざまな場所のアジア・中華料理店やスシバーで ”Can I have some soy sauce!?" と口にしてきたが手渡されたどれもが私のとってはまさしくSoy sauce であり、”醤油”ではない。 近所のスーパー

Snow Day と職員会議

昨日帰宅した時点でもう夜中には10−15cmほどの積雪があるのがわかっていたので、うすうす明日はsnow dayかなーーーと期待していた。(*アメリカ東海岸で教師をしています) Snow dayは雪の量と、降った時間と、道路のコンディションによって決まる。いくら前日たくさん降ったからといって必ずしも休校にはならない、というのも朝の登校の時間に地域から学校までスクールバスが走れるかどうかによって決まる。 我が家は学校から約1時間離れた場所にあるので時々うちの周りはわんさか雪

あれ?ファッション変えた?

歴史学部の同僚、まだ30代前半の男性教師のゼインさん。クリスマス前は、言っちゃ悪いけど、本当に ふつうーーーーーー な格好で学校に来ていた。チノパンに水色のワイシャツにベスト、とか黒いフリースにグレーのスラックス、とか。(*アメリカ東海岸で教師をしています) うちの学校はゆるいドレスコードがあり、男性教師は襟のついたシャツ(ワイシャツでもポロシャツでも)とジーンズ以外の長ズボン(半ズボンはダメ)つま先の出ない靴(ビーサンとかはダメ)と決まっている。彼は9月に入ったばかりの新

鳶色の初日の出

元日からこっち、毎日曇り空で雨だったり雪だったりした我が家周辺(*アメリカ東海岸在住です)。今朝の通勤時に道路の向こう側が段々と明るくなってくるのを見ながら綺麗だな〜と、つい何枚か写真を撮った。 たまたま聴いていたのが ”鳶色の雲はやがて茜色に空を彩り 時を運び季節の衣を変える”で始まる The ALFEEの "The Way"という曲で、まさに歌詞そのまんまの情景にちょっと感動した。 毎日通っているのに、毎日風景が変わる。前を行く車も、木々に残る枯葉の形も、雲の形も、光

新年初の幸せ

うちのトイレです。 左隅にトイレのタンク、真ん中下にちょこっとトイレットペーパーホルダーが見えますね。上に置いてある黄色い玉は石でできた蝋燭ホルダーです。 じゃーっと水を流した後に振り返ったら虹が目に入って、ふっと横をみたら木と小鳥の影が映っているのが見えました。 トイレって用が済んだらちゃっちゃと出てしまうし、そうじゃない時は鏡を見ていて周りはあまり気をつけて見ていない。 ほんと10秒ほどの間でしたが小鳥が枝から枝へ渡る影とゆらゆらと揺れる虹を見れて幸せな気持ちにな

2022年・・・にゃおーにゃんにゃん、か(猫関係ない話です)

日本人の性でしょうかね、ついつい年号を言葉に置き換えてしまいますね。今年は2022年か・・・・にゃおーにゃんにゃんなので猫好きさんは嬉しいやろうな、と思ってしまいました。私は猫は家の中のみもしくは野生の猫科限定で好きです(外にいるイエネコは家に入れて動物を飼う時は責任を持って、ですね)。 数字の語呂合わせは日本語の方が英語よりもずっとやりやすいし浸透しているようです。いまだに 1192作ろう鎌倉幕府とか 794うぐいす平安京とか覚えてますもんね!4649って普通に書きますも

今年最後の記事はこの人に捧げることにした

一年を振り返ってみてnoteを始めてよかった〜〜〜と思うことはたくさんある。 自分自身の振り返り、それも何十年も前まで遡っての振り返りや、最近の出来事でもいざ書こうと考えてから違う視点を見つけたりとか、これまで誰にも話さなかった小さな気づきも大きなダメージも、色々とさらけ出して書いてきた。 前にも書いたが、ここでは私のことを誰も知らない。名前も、顔も、年齢も、学歴も、住んでいるところもーーー大体のところは想像できるかも知れないが、ここでは私は シマフィー さん としか知ら