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醤油・Soy Sauce

今時醤油は世界中どこに行っても見つかるが、それはSoy Sauce でありそれが日本のものならキッコーマンと大体決まっている(*現在はアメリカ東海岸在住です)。Soy sauceと醤油は同じ意味だけれども実はちょっと違うと私は思っている。滞在先・旅行先のさまざまな場所のアジア・中華料理店やスシバーで ”Can I have some soy sauce!?" と口にしてきたが手渡されたどれもが私のとってはまさしくSoy sauce であり、”醤油”ではない。

近所のスーパーでは韓国系、中国系、アメリカ系の会社のSoy Sauceも売っているが、買い足すならばKikkomanの赤い瓶(普通)か緑の瓶(減塩)を手に取ると思う。我が家もここ何年も大きな4L容器のKikkomanを使っている。

Kikkomanは美味しい。煮物にもお寿司にも自家製ポン酢にも使っているが、もう30年は醤油といえばこの味なので ”美味しい” と思いながら使っている。

年が明け、日本からの留学生にお土産を貰った。

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職人醤油、という全国の醤油屋さんの地図もついていて、地域によっての味の違いやどんな料理に使うとよりその味が引き立つか、なども書いてある。こだわりの醤油がずらりと並んでいて、あぁこれが醤油というものよ・・・改めて思う。

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偶然なのだが、そのセットに入っていた醤油はサクラカネヨという鹿児島の醤油だった。九州では”普通”の甘い醤油・・・・懐かしいなぁ、甘い醤油!

これを見た時に心ときめいた私だけれど、同時にちょっと怖くなった。

この小さな瓶を使い切るころにはもういつものKikkomanが美味しく感じられないのではないか。

昔ながらの製法で、地域の皆さんに愛されている醤油、みりん、ポン酢のセットは使うのにドキドキするほど貴重だし、使ってしまったらちょっとホームシックになるかもしれない。

今夜のご飯はレタスとアボカドを巻いた巻き寿司だけれども、アメリカの水っぽいレタスと酸っぱいだけのマヨネーズにこのサクラカネヨは使えないなぁ、もったいなくて使えない。やっぱりSoy sauceにしとこう。

シマフィー 


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