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無知のヴェールとSDGs。はじめの一歩はエシカル消費。

〈5分で読める記事です〉
こんにちは。大島佑介です。

今回はSDGsが誓う「誰一人取り残さない(leave no one behind)」を理解するときにも役立った「無知のヴェール」という考え方を紹介します。

さらには、無知のヴェールを拡大解釈したときにはエシカル消費に繋がるのではないか、と考えたところまで書きます。


ところで、前回の記事で7年振りに美容室に行ったと書きました。好評なので今後は美容室に通いたいと思います。はさみを置くときが来たようです。

さて、タイトルにもある「無知のヴェール」をご存知でしょうか?
社会保障などのルールを決めるときの考え方で、一言で言うと「自分や他の人がどんな能力や状況にあるかを全く知らないとする仮定」を指しています。

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ルールを決める人など特定の人にだけ有利なルールではなく、合理的なルールを決めるための考え方です。

この考え方なら一部だけが有利なルールよりも、「誰一人取り残さない」ルールを作れそうですよね。

無知のヴェールを提唱したのはジョン・ロールズですが、元となる考え方は以前からあったようです。

無知のヴェールを初めて知ったのが、大学時代に読んだ『これからの「正義」の話をしよう(マイケル・サンデル)』でした。


ここから先は社会保障だけではなく、無知のヴェールを敷衍して考えます。

無知のヴェールを知ってからというもの、自分が自分として生きているのはたまたまだと考えるようになりました。もしかしたら全く違う時代の全く違う国に生まれていたかもしれません。

現代の日本に生まれてきて良かったと思うと同時に、国境なき医師団赤十字が伝える痛ましい現状の人々を見て、もしかしたら自分だったかもしれない人達として考えるようになりました。

無知のヴェールを被っているときは自分として生まれるか、窮状を訴える人として生まれるか分かりません。もちろん身近な人々に対しても同じです。自分以外はすべて自分だったかもしれない人達です。

人間以外だった可能性もあるので、動物や植物だったらという視点も大切だとは思います。ただ、今はまだそこまで心から共感できないので、あくまでも人間としての価値観に留まっているのが現状です。

そこまで考えたとき、自分の現状への感謝と他の人に何かできないかという想いがありました。

そこで具体的な行動になったのがエシカル消費です。エシカル消費は、自分がいいと思ったものが他の人や環境にとってもいいことに繋がることを指します。

例えば、プラグラさんというブランドはおしゃれなメガネを販売しています。おしゃれなだけでなく、海で流れ着いたペットボトル2 本から新しいメガネをつくるという方法で具体的にゴミを削減中です。

おしゃれなメガネを買うことが自分や多くの人にとって良い結果をもたらしています。プラグラさんは、脱プラへの具体的なエシカル消費を促すブランドだと思います。

マイクロプラスチックの問題が大きく取り上げられるようになってから久しく感じます。食物連鎖を通して自分の体内にプラスチックが蓄積されるのは少し怖いですよね。

それが子どもにも受け継がれるとなれば、さらなる恐怖を感じるかもしれません。

プラグラさんは、地球環境と今や未来を生きる人々に対して具体的なアクションを提示しています。

理想的な未来をつくるためには具体的なアクションが必要です。自分や周りの大切な人、そして社会のために必要なのがエシカル消費です。

以前にも紹介しましたがエシカル協会が言うエシカルの表現が分かりやすくて好きです。協会によればエシカルとは「エいきょうをシっかりとカんがえル」ことを指しています。

誰一人取り残さないためには数十年後からではなく今の行動が必要だと思います。まずはできるところから一つずつ一緒にエシカルな選択をできれば嬉しいです。

誰か一人の100歩ではなく、100人の10歩の方が遥かに大きな影響力を持っています。まずは今日からできるエシカル消費をしてみませんか。

大切なのは0か100ではなく3でも60でもできるところから始めることです。エシカルなものは日用品にもファッションにも、パソコンにまで広がっています。

まずは自分がほしいと思った検索ワードに「 エシカル」を追加してみてください。以外と知らなかった世界が広がっているはずです。

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そしてそれは自分にとって新しく面白いかもしれません。社会のために、と肩肘張らず自分が楽しいことが結果として社会のためになっていたら最高だと思いませんか?

株式会社task
大島佑介

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