簿記 #29

税金に関して

消費税・法人税・固定資産税・印紙税などがある

物の購入に係る税金→消費税・〇〇取得税など

物を所有していると係る税金→固定資産税・車税など

儲けに係る税金→法人税・所得税など

消費税の流れ

画像1

Ⓐ=商品300円+消費税30円の受け取り=一時的に消費税を預かっている状態なので負債(後に納税をする為)=仮受消費税(負債)

Ⓑ=仕入200円+消費税20円の支払い=一時的に消費税を渡している状態なので資産(後に納税してもらう為)=仮払消費税(資産)

スーパーとしては、「預かった消費税Ⓐ」ー「支払った消費税Ⓑ」の差額を納税する。

→この場合は30円-20円=10円の納税(これしか取引がなかった場合。実際には期末日までに、膨大な数の取引があるわけなのでそれらすべての、Ⓐ-Ⓑ=納税額となる。)

このように消費税は受け取った側が納税を行う、税の負担者と納税者が別の税金なので、間接税と呼ぶ。

例1)税抜200円の商品を掛けで仕入れた。

(借方)仕入 200  (貸方)買掛金 220

(借方)仮払消費税 20

→消費税は仕入額に入れない。仮払消費税という資産の勘定科目なので。仕入に係ったものは全て費用へ計上可能なため、買掛金に含めてよい。

例2)上記商品を税抜300円で掛け販売した。

(借方)売掛金 330  (貸方)売上 300

            (貸方)仮受消費税 30

→消費税は売り上げには含まない。

例3)事務用PCを税抜30万を現金で購入。

(借方)備品 300,000 (貸方)現金 330,000

(借方)仮払消費税 30,000

例4)決算になった。期中に支払った消費税は500万。受け取った消費税は700万であった。

①(借方)仮受消費税 7,000,000 (貸方)仮払消費税 5,000,000

②                (貸方)未払消費税 2,000,000

①決算なので期中の消費税を一度ゼロにする。これは消費税をゼロクリアするものなので決算整理仕訳。

②収めることが確定した消費税(700万-500万=200万)。これが次期期中に支払いをおこなう。

4/30上記で算出した支払うべき消費税を、小切手にて振り出した。

(借方)未払消費税 2,000,000 (貸方)当座預金 2,000,000

→翌期の期中仕訳。



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