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中小ベンチャー企業の“仕組み創り”で大切にしている2つのこと。


仕事で大切にしていることは、
なんでしょうか?

人それぞれあるものですよね。

今日は私が ”仕組み創り” で
特に大切にしていること
について、
書いてみたいと思います!



①しっかりとお客様のことを知る


仕組み創りは、
どこまでしっかりお客様のことを
知ることができるか
にかかっています。

大学院を卒業して就職した会社で、
上司にとても恵まれていた私は、
自由に仕事をさせていただけました。

「この社長好きだなぁ…応援したい!」
と思ったらできる限り顔を出し、
親しみを持ってお手伝いをさせて
いただきました。

すると社長はとても喜んでくれました。



どうして喜んでくれるのでしょうか?


当たり前ですが社長は、
自分の商品や会社を愛しています。
商品を買ってもらえたり、
興味を持ってもらえたら、
喜ぶのは当然です。

逆を言うと、
自分のことを何も知らない人から、
「弊社の商品は、御社の役に立ちます」
といきなり言われてもピンときません。

知ってくれているという感覚がないから
説得力がない
のです。



ですから私は、お客様のことを知るために
お客様の仕事を体験します!
仕事を受注するときには、
事前の業務体験をお願いしているのです。

どういうことかというと…



「御社の制服をください。」



と、いきなりお願いします(笑)。

そして制服や作業着を本当に一式いただき、
同じように制服を着て営業や現場に同行します。

体験談はたくさんあるのですが、
一つだけご紹介しますと、
産廃処理の会社で社員さんと一緒に、
真夏の気温40度の中、汗まみれで
廃棄物の分別をしました(笑)。

体力のあり余った学生アルバイトのように
感じるかもしれませんが(笑)、
ここに、仕組みを創るヒントがあります。

どんな業務があり、
現場がどう動いているのか。
どんな人が働いているのか。
社長の想いや社員の想い…。

挙げだしたらきりがありませんが、
これらを知らなければ、
どれだけ仕組みを考えても
机上の空論になってしまうのです。

そして、
仕組みを創っても上手くいかないケースの
代表例は、”創っても使われないこと” です。

仕組みを使うときのキーパーソンは、
実は管理職。


管理職に関わってもらわなければ、
どんなにいいものでも使われません。
業務体験を通して管理職の方と接し、
人柄や、業務で困っていることなどを
しっかりと知る。

端的に書くと仲良くなることも大切なのです。

私:『〇〇さーん。
せっかくこれ創ったんですから、
使ってくださいよー。』

管理職:『えー、めんどくさいんだよなー(笑)』

私:『えー、〇〇さんがやってくれないと
みんな動かないんですから、頼みますよ!(笑)』


ありがたいことに、よく親しみを持って
このような会話が繰り広げられます。

社長の夢を叶えたい。
そのための仕組みを創るには、
管理職の方々、社員の方々と、
フランクなやりとりができるような
関係をつくる。

これは “しっかりとお客様のことを知る”
ということの本質でもあります。


②お客様の強みを見極める


仕組みを新しく導入することで、
業務に変化が出てきます。
その中で本来のお客様の強みが
生かせなくなることは、
絶対に避けなければなりません。

たとえばある営業担当で、
「〇〇さんだからお願いする」
というように、人柄への信頼が
仕事に直結することはよくあることです。

わかりやすく極端な例を出すと、
効率化できるからといって、
オンラインですべて済ませる、
という仕組みにしてしまったら…
どうなるでしょうか?

対面での細やかなサポートが強みだった
営業担当の良さがなくなります。

あるいは、上司と部下の仲の良さ、
つまり連携が強みだという会社が
あるとします。

良い風土が既にあるにも関わらず、
下手な人事制度を入れてしまうと、
逆にギクシャクすることもあり得ます。

このように、
強みを相殺する仕組みは、
絶対に創ってはいけない。

サービス、人、業務の進め方…
何が強みでお客様や社員が喜んでいるのか、
売上や利益に繋がっているのか…
これらを押さえた上で、
必要な仕組みを考えることが大切です。


いかがでしたか?
仕組みを創る上で、①と②は常にセット。


お客様との関わり方。
そして関わる中で仕組みの全体像を捉える。

これを私は、とても大切にしています。



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”仕組み”という目線で発信しています!
Twitter→@toru_yoshikai


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