大事なのは、今か、将来か

大事なのは、今か、将来か。

田んぼに水が入ったようで、カエルの合唱が始まりました。🐸
これからどんどん大勢になっていきますね。

大事なのは「今」か「未来」かは、時と場合によって違ってきます。いつどちらを選ぶかには、自分の軸が必要です。

通信制大学に通っている生徒さんの、カウンセラーの先生とお話しする機会がありました。
オハイオ大学のチーム支援をちょっと思い出しました。そんなことは無理だとはわかっていますが、私が知らないこの子の特性からヒントをいただけたらと思っていました。
まあ、守秘義務があるのは仕方ないとして、知りたい細かい所は教えていただけなかったので、こちらの様子と私がやっていることをお話しして、方向性のすり合わせができたらいいなとは思いましたが、具体策は無しのままになりました。

というのも、今回、カウンセラーさんは
、目の前の問題をクリアさせてほしい、という要望をしにいらしただけ、という感が拭えなかったのです。この子の場合は、それはすぐにはできないから無理です、とお伝えし他の提案をしたり求めたりしたのですが、カウンセラーさんの求めることはそこなので、無限ループでした。

まがりなりにも「大学」生。大卒の資格が欲しかっただけでありながらネームバリューも求めたのだから、ある程度自分でできるようにしないといけないということは、認識させるようにしてはいます。別にもっとのびのびできる学校に行けばよかったのだから。
でも、自分のこだわりを3年や4年じゃあ変えられない。

最近は、発達障害の生徒への支援がある学校もあります。発達障害の子達への支援がない学校を選ぶのなら、学校でやってくれないことを自分でやらなくてはいけないということを、親御さんも本人も、知っておいた方が良いです。

今の自分を受けとめて、出来ることを増やして、自信をもてるようになっていく。
ここは共通の認識。
カウンセラーさんは、まず目先を乗り切ることが大事とお考えのようでした。

大きな価値観の違いが、ここでした。
カウンセラーさんは、今を凌ぐ、実際の現場で練習を重ねる。
私は、将来につなげる、安心して失敗が出来る安全な場でまずは練習をする。
この2点が徹底的に噛み合いませんでした。

カウンセラーさんのお考えは、小論文とかは書き方のパターンが決まっているはずだから、その書き方を教えてあげれば書けるはずだと。
そして、スクーリングという短い期間でもネットワークを作ってくる子はいるのだから、本人が努力すればできるはずだと。

守秘義務のあるカウンセラーさんなのでご自分の情報はあまり出さないため、この人はこの子が分かっているのだろうかと不安に思ってしまいましたが、ベテランのカウンセラーさんだし、本来学習面の支援が私の役割なので、学習面で出来ることをお伝えするという私の役割を果たすべきだと思い直しました。
けれどこちらの説明後も、カウンセラーさんのゴールは変わりませんでした。
もう、決めてきたのですかねえ。お互いの情報を出し合って補完しあって、ということは、やっぱり無理なのかあ、と、ちょっぴりガッカリしたのでした。

1人の子を、医療の現場、教育の現場、ご家庭、地域というチームで支援するプログラムは、日本ではまだまだ、まだまだ無理かもしれないけれど、障害児教育支援に関してオハイオ大学と筑波大学の交流もあるようですし、他にももっとあるかもしれないし、次第に日本でもできてきて、本人も家族も現場も、うまくまわっていく時代に向かっているかもしれないとも思います。
スタンフォード大学のgifted教育もあることだし、教育は国外の方が進んでいる。私自身も広く学んでいきます。

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