川はやるせなく流れている
永久の幸福とは、こんなことを言うのだろうか····

俺は目が見えなくなってから
ますます美が見えるようになってきた

風は吹いている
どこかで時計が時を作っている

青ざめた顔をした男が来て俺にこう言う
「最後の瞬間はあなたは眠るように息を引き取る」
青空がいつものように照っている

やがて夜がやってきて
月が美しく照りそめる

まだ誰も封を切っていない手紙を女が手にして、
誰かの湖に流す

海はいずれやって来るだろう
泉もいずれやって来るだろう

2023 4 28

結構前に書いた詩です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?