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仕事を辞めさせない優しさのハニートラップを突破する勇気を持とう。
さて、2月中頃から約1か月、仕事辞める辞めたい辞めてやる辞めさせないのすったもんだの渦中を過ごしていました。
そして、あと数日で4月。
新しい部署へと旅立つわたしですが、先日、次にお世話になる部署で仕事の説明を簡単に聞いてまいりました。
仕事内容は、正直やってみないと何とも言えないし、仕事の量もよくわからない。
が、何より気になったのが、
……… みんな、優しい。
新しい上司の女性も優しい。
その上司とわたしの間くらいの責任者の年下の男性も、優しい。
まぁもともと、ごくごく常識的で、気が利いて真面目な人が採用されるような部署ではあります。
それは机上論としては知ってはいたものの、実際にチームを組み仕事の説明をしてくれる男性も、他の部署から新しくやってくる女子も、もともとその部署にいて以前から何となくわたしと顔見知りの『 善 』でしか成り立っていないような青年や年上の女性も。
とにかく、その部署の人のみんながみんな、果てしなく真面目で優しい。
……… 辞めたい辞めますから!と先日まで喚いていた自分が、どことなく不埒者に見えてくる始末。
いや、わたしだって、体調が悪いなど辞めたい正当理由はあるし、色々考えてあと少しだけ頑張るという前提で今の部署を引き受けたのです。
だから、心と身体が仕事を続けることが無理だと判断したら、辞めるべきなのです。
ところが、よりによって行先は、辞めますと言いにく雰囲気満載の部署。
なお、わたしが異動に際して辞表を叩きつけて『 やれないことはやれぬやらぬ 』と徹底抗戦していたことを、みんなは知らないはず。
もしかしたら、女性の管理職の方はご存知かもしれないけれど。
とにかく、優しさに包まれて、辞めて人が減ったら悪いから辞めないという最も選んではいけない結果になりそうで、ちょっと恐怖なのです。
しかし、今の部署に決まったことを告げられた時、今現在の悪魔のように仕事ができる神様のような上司が言った。
『 君は、やがては管理職になるべき人だからね 』
それは、わたしの力量を評価してくれている一言であって、本来は喜ぶべきものだ。
けれど、嬉しくはあったけれど、『 ヤバイ 』とも思った。
これは、うちの組織の人でないとわからないと思うので読んでくださっている方には申し訳ないところであるけど、つまりは、
『 次の部署で2,3年働いたら、そこの部署の管理職にされる可能性が高い 』
という意味でもあるのだ。
ヤバイ、というのはそういうこと。
嫌だ、働いて心身おかしくなってるって言ってるじゃないの。
それを、優しい人達に囲まれて、みんなに悪いからと無理して頑張ってみたら、きっともっと責任の重い地位に引きずり上げられるかもしれないのだ。
いやだ、それは絶対にいやだ。
仕事を辞めて、身体を休めて元気になって。
週3,4日は働いても、あとはゆっくりお茶を飲みながら生きるんだ。
みんなには悪いけれど、やっぱり長居しちゃいけない。
どんなに悪者になっても、わたしを守れるのはわたししかいないのだから。
でもね、本当に辞めるその時までは、一生懸命仕事しようと思う。
辞めるからどうでもいい、なんて態度で働くつもりはない。
わたしが優秀だというのであれば、全力を発揮して、優秀なわたしを見せつけて、そして惜しまれながら辞めるのよ。
堂々と辞めます、と言えるように、とりあえず4月から一生懸命仕事はしよう。
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