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ロゴデザインを納品したよ!!! その2 (制作過程とか)


■ こんにちわ! ■

イラストレーターの鹿角時計です(⭐️ ´  Å  ` ⭐️)!
昨日の記事は↓

個人事業主になってはじめてロゴデザインを受注した経緯を書きました!
ロゴ受注の出来事は、
今まで書いた記事といろいろと関わりがあることも書きました。
ロゴを制作させていただいたのは
介護に関するコンサルティング事業、ケアエージェントの
「Hooh株式会社」さまです。

改めてありがとうございました!(⭐️ ´  Å  ` ⭐️)
(普段のメールでは顔文字は使いませんよ?)

■ 今日の記事について ■

先日はロゴの画像を貼っただけでした。
社長のご厚意で記事にしても良いと言っていただいたので
(度量が広い!感謝!!)
今日はロゴデザインの制作過程について書きたいと思います。

まず、
今回制作したロゴはこちらです。

Hooh株式会社さまロゴデザイン

最初に基本的な会社情報や、ブランドアイデンティティ、コーポレートカラーについてお伺いして、会社全体のイメージをお聞きしました。
ロゴデザインが会社の顔になると言っても過言ではありません。

私がいちばん大切にしたかったのは
どのような会社にしていきたいのかという気持ちを
ロゴデザインへ盛り込むことでした。

Hooh株式会社様の「全ての縁に感動を」という
Corporate PHILOSOPHY(企業哲学)
これがコーポレート・アイデンティティの核を成すと思い、
Hooh株式会社様の顧客にも伝わりやすいイメージを共有できるのではないかと考えました。

もちろん形状だけで意味を伝えるのは非常にむづかしいですので、
どのように制作されたのかというストーリーを
しっかり考えながら作ることにしました。

基調となる色が青で、
「Hooh」という社名を使うことは決まっていました。
使用するメディアは全般的にということで視認性の確保は上位の要件です。
お客様はコンサルタント業なので、明快さと、安定性、信頼性などのイメージに逆らわないデザインが必要です。
いくつかイメージ画像や、お気に入りのwebサイトをお聞きして好みの傾向をザックリとですが把握させていただきました。
少しずつ情報を集め必要なデザインの像を結んでいきます。情報がそこにあればすぐに必要なデザインが思い浮かぶわけではなく、時間とキッカケが必要であるクリエイティブとしての特徴もロゴデザインにはあると思います。

ロゴデザインは他にやることがたくさんあります。
———————————
① 顧客の業種について調べる
② 同業他者について調べる
③ 企業名で似ているロゴなどを特許庁のデータベースで調べる
④ 頂いた資料やお返事からどのようなデザインが適切かを考え、参考になる資料を探す。
⑤ 顧客へデザインについての説明する資料を作る
⑥ ロゴデザインのアイディアを考える、アイディアになる画像を探す
⑦ ロゴデザインを制作する(数案から数十案)
———————————

調べたり考えたりすることのほうが多いくらいです。
でも今回は初めてのロゴデザイン受注です。
以前、会社に勤めていたときに作ったことはありますが
個人では全部一人でやらなくてはなりませんし、相談できる人もいません。
わからないことは調べて調べて調べて。

そうしてラフのイメージをいくつも書き出していきます。
お見せしていない案を含めると全部で50個くらいはアイディアをだして
その中からいくつか形になるものを作りました。
やっぱりアイディアを出す時はスケッチブックが一番いいですね。

そのあとにiPadのPROCREATEで簡単な形を作っていき、使えそうなものを選別していきました。

以下は提出したロゴのラフ画像です。

ラフで雑な作りですが、この時点で採用されるデザインの案がでていました。

背景に色がついているのは、背景色がある場合の参考例です。
ラフアイディアの一案ではありません。
デザインの良し悪しはもちろんあります。ラフデザインなので勘弁してください。

■ 大切なこと ■

一応それぞれに形としての意味、
会社のイメージに沿うような意味を込めています。
意味ももちろん大事ですし、デザインの機能も重要なのですが、いちばん大切なのは使用される企業様のご希望、要望にどれだけ添えるかということなのかなと思います。
私がどんなにいいなとおもっても、当然、
好みの問題がありますし、その業種、会社に精通していない部外者としての自分では会社に対するイメージの実感や理解度は到底及びません。

できるだけ選択肢を広げることは大切だと思います。
そのうえで、プロとして自分がおすすめするもの、考えはしっかりと伝えたえ、意思疎通に齟齬がでないように気をつけるべきだと考えています。

デザインの点では意味や形、色の総合として
視認性という点はとても大事だと考えています。
名刺などに印刷して小さすぎて潰れてしまったり、
色が変わりやすいグラデーションなどに気をつけること

そういったデザイナーにとって当たりまえのことを
お客様にわかりやすいようにデメリットやメリットを伝えて納得して頂くというコミュニケーションの取り方が大切なのではないかと思います。

■ 資料の一部 ■

資料の一部ですが、ロゴタイプに使用するフォントイメージについての私見をまとめ提出させていただきました。
社長様がデザインのセンスをお持ちの方で、特に必要もなかったと、今は思いますが、こういった丁寧な提案で多少なりとも、信頼を得られたのではないかと思います。

このデザイン案はもともと第一案でした。
ラフデザイン提出時のもの、この記事に載せた他の案と一緒に提出しました。

■ ロゴデザインの納品までの流れ ■

① ヒアリング 資料授受 
  (納期や予算などの取り決め)
② 各種調査・分析
③ ラフデザインのアイディア出し
④ ラフアイディアを最低限見せられるレベルにデザインする。
⑤ ラフ提出時の説明資料作成
⑥ ラフの確認、アイディアの決定後、デザインの詰め作業を行う
⑦ 完成品のデザインと説明資料を作る
⑧ 修正対応、デザインルールの資料を作る
⑨ 使用するメディア用のデータを納品する 

だいたいこのようなイメージだったと思います。
お客様が関わるのは最初のヒアリング等とラフアイディア、完成品の確認
が主になり、あとはデザイナーの方で必要な作業をし、不明点を確認する。必要な情報を提供して頂くという感じになります。

修正は当然あるものですが、なるべくその規模や回数を減らすためにヒヤリングや意思疎通のコミュニケーション、情報の授受は丁寧にさせていただきたいです。
それはどんなデザイナーさんも共感するところだと思いますし、第一にお客様のご希望のデザインを提供するにはいちばん重要なところだと感じます。

例えばですが、心理実験でジャムの種類が20種類くらいのグループと6種類くらいのグループから選んで貰う場合、選択肢が多い方が決めづらくて迷ってしまうため満足度が下がるという研究結果があるというようなものを本で読みました。
(ザックリですみません)
消費者心理に関わる実験ですが、デザイナーもやみくもに作るより、お客様が必要とするデザインに的を絞って提供するほうが、より良いものをお客様に選んでいただけるというようにその本を読んだときに感じました。

実際100種以上のデザイン案からほんの数種のみを選んでプレゼンすると有名デザイン会社でも言っていました。お客様が決めるお手伝いをするためにプレゼンをする、というように言っていたと思います。

ラフ案の数をやみくもに出してもあまり意味はないので、最初の段階で、しっかり情報を共有すれば、デザイナーも会社(顧客)もハッピーになれます。今回はしっかりとコミュニケーションをとらせていただけてとてもいい仕事ができました!!

あ、まじめに書きすぎて今日が終わりそう!
今日中にアップしないとなので今日はこのへんで!!
次回は完成ロゴのデザイン設計図について書こうと思いますのでぜひ見てくださいね!!

(⭐️ ´  Å  ` ⭐️)ノシ ではまた🌟

■ 追記 8月18日 ■

「完結編その3」のリンクです。完成ですよ!

見てね!(⭐️ ´  Å  ` ⭐️)ノ

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■ おまけ ■



じぶんが描かないタイプの絵とか画作りがすごく必要な気がします。
あ、これが画風迷走中ってやつですね
学生時代からずっとだよ!!

色々描こうっと

イラストレータ独立一年目のへっぽこ鹿角時計です! 息も絶え絶え、やっております(⭐️ ´ Å ` ⭐️) 可能性ありますよ?成長しますよ?どうかサポートお願いします!