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十代で読んでもらいたい本

Facebookの「おじさんおばさんたちが勧める十代で読んでもらいたいブックリスト」という濃いグループに招待された。友達と友達じゃない人の割合は半々くらいだが、なかなか濃い人たちが集まっている。

十代に勧めたい本を3冊選べということなので、恩田陸の『夜のピクニック』、有川浩の『塩の街』、ジェリー・スピネッリの『スターガール』、J.D.サリンジャー著・村上春樹訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の4冊を選んだ。3大なになには大抵4つあるので、3つ選べといわれたら4つ選ぶのが気が利く大人というものだ。投稿はグループ外にはあまり流れないと思うけれど、公開されているので興味がある方はどうぞ。他の方の選書もおもしろいので。
https://www.facebook.com/groups/337710800541596/permalink/343299989982677/
極個人的には吉村昭の『羆嵐』とか新田次郎の『八甲田山死の彷徨』を勧めるところだが、『羆嵐』と『夜のピクニック』が並ぶリストというのもね。

しかし『塩の街』はもう10年以上前に読んだのだが、描かれている世界が今のコロナ渦そのもの(ただし戦う相手はウィルスじゃなくて塩)で、なんだかぞっとしたり。一方『スターガール』はディズニーがずっと映画化権を寝かせてきたけど、この3月にようやく映画化されたとか。すばらしい青春物語でおじさんおばさんにもお勧めだが、あれ映像化しちゃうと日本じゃウケないだろうなぁ。引っ越しを繰り返したので本はだいぶ処分してしまったのだが、4冊中3冊はまだ本棚にあった。どれから再読しようかな。

そういえば僕が3年生に写真を教えている芸術総合高校も今日が入学式だったそうだ。来週から授業が始まるが、分散登校の時短授業らしい。今の2年生からコースの編成が変わり、6年目の今年度が最後の勤務となる(はず)。今年の生徒たちとは面識がないのだが、このままだとマスク越しのままお互い素顔を見ないで卒業しそうな気がする。それはそれで仕方ないが、最終年だというのに授業時間が減ってしまったのが悔しい。でもこんなときだからこそできることがあると思う。それ昨日も言った気がするが(笑)。

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