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Switch ON

【自分は珈琲屋として何をしたいのか?】

珈琲の焙煎を初めて早10年。こんなことについて漠然と考えていたここ数日。

店のコンセプトはもちろんある。

•オーガニックで高品質なスペシャルティーコーヒーをお客様に届けたい。

•安心、安全な珈琲を飲んでもらいたい。

•オーガニックで珈琲を作っている農家を応援したい。

•フェアトレードを通して、珈琲生産国の人々の生活を支援したい。

•農薬を使わない農業で珈琲農家の人々の健康を守り、持続可能な地球環境に優しい農業を広めたい。

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そういう願いでやっている。十分すぎる想いがあるじゃないか?とも思う。でも、それはコンセプトだ。珈琲屋をやっていく上で大切にしたいことだ。

ゴール、目指すところはどこなのか?目指す山頂はどこなのか?ということ。「珈琲屋という職業を通して人生でこういうことがしたい」「珈琲屋としてこういう世界を作ることに貢献したい」というようなもっと大きなくくりだ。コンセプトの先にある目指す世界観、山頂だ。

【天啓?】

で、「何だろうね…?」とぼんやり考えているうちに、ふっと降りてきたコトバがあった。

ORGANIC NORMAL

何だか心の中にスッと、ふわりと舞い降りてごく自然に着地してしまった。

どこかで聞いたような気もする。ニューノーマルという言葉が聴かれるようになった最近。その影響はきっとある。パクリ?う〜ん…。でもとにかく舞い降りてきたのだ。

サブタイトルまでちゃんとついてきた。😅

〈普段の生活にオーガニックを〉

啓示だとするとなんとご丁寧な。

確かにこれができれば自分の珈琲屋としての使命は全うされたも同然。これは何も珈琲に限ったことではなく、衣食住にも通じるし、生活や思考にもつながり、個人の生き方全体、その先には人類、地球という世界全体のレベルにも影響していく考え方だと思う。

と、大きく出てしまったが、大事なのは肌感覚の身近な事だ。〈普段の〉というのが大事な所。

生活の全てをオーガニックに変えるというのはきっと今の世界ではかなり難しいだろう。だからできる所からでいい。無理なくでいい。肩肘張らず、ゆるく、絶対視せずに続けていく。でもジワジワ広げていく。増やしていく。そういうことが大事だと思う。

【スイッチ オン】

ORGANIC NORMAL〈普段の暮らしにオーガニックを〉

スイッチオン。ON。Organic Normalの頭文字もON。

2021年2月21日。2021.2.21なんか面白い数字の配列。

珈琲屋として目指すところが何だか見えたような安心感。自分自身も、ゆるく無理なく美味しく、珈琲でも飲みながら、楽しんで続けていきたい。

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