私が4000gの赤ん坊を産んだ日、同じ病院で5000gの赤ん坊が産まれた(古賀及子)
私が4000gの赤ん坊を産んだ日、同じ病院で5000gの赤ん坊が産まれた。
息子の話だから、もう16年前のことだ。
厚生労働省のサイトに2009年に産まれた新生児の、出生時の体重をまとめた表がある。それによるとこの年の産まれたての赤ちゃんたちの平均体重はちょうど3000gくらいらしい。4000gは、大きい。正確には3998gだった。分娩直後、息子を両手に抱いた助産師さんが苦笑しながら教えてくれたのを覚えている。
「さ、3998……(笑)」
私も驚いて、それから笑った。