見出し画像

2024.1.11

なかなか自分のことを言葉にするのが苦手なので、noteもつい手付かずのままでしたが、今年からは自分の言葉を少しずつ綴っていこうと思い、書き始めました。

昨年、自身にとって大きかったことの一つは、家族の介護のインタビューを受けさせていただいたこと。知人からの繋がりでご縁を頂き、家族の介護についてのインタビューを受けさせていただきました。クロワッサンの11/10号、12/10号、1/10号の3回に渡り掲載いただいております。

元々祖父母と住んでいたこともあり、母が最初に鬱の症状がでてから、アルツハイマーに、祖母もコロナの頃くらいからアルツハイマーにとなってしまい、コロナ禍ということもあり、人と、家族とも会うのが不安な中での介護と、介護をするには早い年齢のため、なかなかどこに相談していいかわからない中、手探りで少しずつ弟と2人三脚で介護をしてきました。
隠していた訳ではないですが、なかなか楽しい話でもないため話しにくいのと、気持ちもいっぱいいっぱいだったのと、あまり素敵な話ではないのでOpenにしにくいということもありましたが、誰にも相談できない、それが辛さの一つでもあったので、今回の記事で、こういうケースもあるんだなと、一つの参考にしていただき、自分くらいの年齢の人の背中を押す何かになったら嬉しいなという思いからインタビューを受けさせていただきました。

母の病気をみるところから介護に移行し、コロナとほぼ同時で始まった為、都心に住んでいる私が祖母に会うことも心配だったり、慣れないこと、急に変化してしまったことに、最初は本当に辛く、生きること自体に挫けそうになったり、泣きながら電車に乗って帰ることも多々ありましたが、生徒さんで福祉系のことをされている方がオンラインの受講の際に、講座半分、私の相談半分にしてくださるくらい気遣ってくださったり、ケアマネさんに色々な状況を相談したり、まだ祖母が自分で歩ける時に知らない間に外に出てしまい、ご近所の方が見つけてくださったり、母が感情などが我慢ができずにご迷惑をおかけした際などに警察からご連絡をいただくこともあったため、母と祖母の写真と名前、情報を載せた、「見守りください」というチラシと連絡先を載せた紙を警察に出したりと、少しずつ周りに頼り、Openにしていくことで少しずつ楽になることが増え、ダメだと叱るよりも、自分が変わって、笑ってくくらいに(でも割とよく私は叱ってしまいますが)まぁとしていくように少しずつ変わり、すると、ここ数年は母の状態がほとんど元の状態と変わらないくらいに落ち着いたり、祖母もお世話になってるデイサービスなどのお陰ですごく元気でいられたりと、まだまだたまに、うまくいかないこともありますが、穏やかな状態になってきました。

そんな中での少し落ち着いた現在の取材。
最近たまに投稿していた、家族のための絵画教室とタグをつけたものを見ていただき、取材を受けてみないかと声をかけていただきました。
自身がワークショップで絵を教えていることもありますが、母が日々楽しくお世話になっているデイサービスで作品を制作してくる姿を見て、嬉しくも、自分は普段絵などを教えさせていただき、もっと色々美術を通しても楽しんでもらえること知っているのに、一番身近な家族に何もしてあげられてないなと、家族のための絵画教室となんとなく歌いながら近所の公民館で、家族の時間を制作したり、各々の楽しむ時間にしたり、ただ食事を一緒にするだけではなく、母は特にエネルギーが余っているように見え、そのエネルギーを何かつくること、何かプラスに生み出せることにできないのかと思い、まずはやったことないキャンバスでアクリル絵の具で制作するということから始めてみました。時間が短いので、作品制作の時間は少ないので少しずつですが、家族にとっても、私にとっても、ただ家族のための時間だけでなく、自分の時間にもなる、とても有意義な時間を持てるようになりました。

人のエネルギーはなかなか人に対するには強く感じることがあります。
ですが作品として昇華したり、つくったものが新しいコミュニケーションツールになれば、優しいコミュニケーションになるのではと思っています。

普段の講座も、自分が好きなことで還元できることとして、
自分の時間、自分と向き合う時間は忙しい現代社会取りにくく、
ただただ時代に流され疲弊してしまうことも多いかと思います。
でも、ふと立ち止まったり、空を見上げ、深呼吸を丁寧にできるように、
日常の中に、自分で何か生み出せ形にできることはとても尊い時間だと感じます。

そんな自分にとって呼吸を見つめ直すように、
またはたまたま隣り合う、知らない誰かにいい刺激をもらったり、
濃厚な接触ではなくても、今ここに在り、ここに生きていることを見つめ直す時間として、楽しんでもらえたらと切に願い活動をしています。

そういう日々うまくいかないこと、少しずつ構築していけていること、
本当はもっと早くそういうことをしたかったと悔しい思いもありますが、
でもそれを言い訳にせず、できるだけポジティブに向き合い、糧にするくらいの想いで、自分のために、介護もワークショップも制作も、いい循環にできるよう歩みたいと思っています。

そんな過程の今を、今までの苦しさを少し柔らかく向き合える素敵な記事にしていただけ、感謝の念に尽きません。

自分みたいにうまくいかない人も、まるッと含めてHappyになれるよう、
少しずつ、想いも、作品も、活動も発信しながら歩んでいきたいと思います。

どうぞ今後とも見守っていただけましたら幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?