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地方民が一度は都会に出たほうがいい理由。

それは、

  1. 都会と地元を比較する視点を持てるから

  2. 多種多様な人で出会えるチャンスが多いから

  3. 新しさに触れて感性が磨かれるから

僕の地域メディアで1年以上記事を書いてくれていた20代前半の男の子が、地元の高松から東京に出ると聞きました。就職が決まったそうで。

「もう記事を書けなくなると思います。すみません」

と平謝りされたのですが、いやいや、おめでたいことだから気前よく送り出してあげたい。若いうちに都会に出たほうがいい。

ちょうど、20代前半の自分と同じようなタイミングだったので、若い頃の自分と彼を重ね合わせました。地方在住者って、進学のようなイベントがないとなかなか都会に出るタイミングがつかめないものです。

決めたのなら、どんどん進め。

上に書いた「地方民は一度は都会に出たほうがいいと思う3つの理由」は、すべて自分の実体験だし、もっとやっておけばよかったと感じることです。

特に人間関係。僕にとっては10数年東京にいたうちのほとんどが「会社」というものを中心に回っていたので、もっといろんなパーソナリティを持った人と積極的に出会っておけばよかったと振り返ります。

一方、地元にUターンしてきた僕が自分の武器の1つだと思っているのが「比較できる視点があること」です。

何も、都会が優れていて地方は劣っているというわけではありません。

ただ、たとえば仕事の質ひとつとっても「ここでいい」という水準に差があると感じます。地方の当たり前がそのまま自分の当たり前になると、その水準でしか生きられなくなることに恐れを感じるわけです。

だから比較する視点が必要。

ちなみに僕の東京生活は会社が中心でしたが、会社から学んだことはとても多いです。職業インタビュアーをしていたので数えきれない人と出会い、話を聞きました。

運よく、若い頃から一流のクリエイターに揉まれました。(だから僕が優秀だったか? というと別ですけど…苦笑)

商社マンをしていたので、数えきれないほどの仕入れ先の人と出会い、企業の悩みや展望、リアリティを耳にしました。

これらはすべて現在の自分を形成しているパーツです。

「(お世話になった)あの人だったらどう考えるだろう?」「そういえばあの時、こんな話を聞いたな」と、必要なとき引き出しのように取り出されます。

カッコよくいうと、過去は変えられませんが活用することはできますね。きっとまた、必要なとき必要な引き出しが開くのだと思います。

東京に就職する彼と一昨日飲みました。Web系の広告代理店に勤めるそうです。採用の決め手になったのは僕のブログだったそうです。

「このブログ(地域メディア)が形のある実績としてあったから、面接官との話が弾んだんです」

いやあ、うれしかったですね。僕が東京から帰ってきて、自分の地元を再発見するためにはじめたブログ。それが、若者と東京を結ぶきっかけになったのだから。

数奇なものです。

僕は僕で、都会で手に入れた視点をフル活用して、この地元でもっともっと、自分の仕事を大きくしていきたいと思います。


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