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人は「いいもの」ではなく「よさそうなもの」を買う。

ものを買ったりサービスを利用したときのことを思い出してみてください。

果たして、その商品なりサービスなりが「いいもの」だったかなんて、本当に分かったでしょうか?

食べたものの「よさ」や、施術を受けた整体やサロンの「品質」を、専門家ではない自分たちが分かったでしょうか?

たぶん、満足はしたかもしれませんが良いか悪いかなんて客観的に分からなかったと思います。まして、商品・サービスを利用する前からそれらが「いいもの」かどうかなど、判断のつきようがないはずです。

ここに重大なポイントがあります。それは、僕たちは「いいもの」ではなく「よさそうなもの」を買い、実際に利用してみて納得できるかできないかを判断するということです。

△「いいもの」
◯「よさそうなもの」

この前提に立つと、ビジネスの取り組み方が大きく変わってきます。

いくら最高級の出汁・最高級の具・最高品質の麺を使ったラーメンでも、事前によさを伝えられていないと…グルメマニアでもなければ品質の良し悪しはつかないのでは?

「このラーメンはこうやって作っているんですよ」と伝えてはじめて、お客様は「よさそう」ということが分かるもの。良いか悪いかなんてそもそもお客様は知らない、という前提に立つことが大事なのです。

せっかく自信とプライドを持って仕事に取り組んでいるのに、商品・サービスのよさをきちっと伝えなかったら。

本来、あなたよりものづくりのレベルは確かに低いのに、商品・サービスのよさをしっかり伝えている競合にお客様を取られてしまうことになります。

これは、競合の方が「よさそうと思われて」しまったために引き起こされる事態です。おそらく、盲目的ないいもの信仰が広がっているために日常茶飯事になっていることでしょう。

あなたが「いいものを作っているんだから!」と意固地になっても、そもそも知らせる活動をしていないとお客様の選択肢にも入らないことになってしまいます。

「いいものさえ作っていれば」ではなく「いいものは作って当たり前」。それに加えてさらに、いかに商品・サービスのよさを知ってもらうかが重要です。


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