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頼ることと依存することの違い。

右も左も分からないとき、頼れる人がいるのはありがたいことです。

たとえば起業時にメンターは必要かどうか? という話がありますが、いた方がいいと僕は思います。しかし結局は自分のビジネスなのだから、付き合い方は自分で考えないといけません。

頼れる人がなんでも「正解」を出してくれると思ったら大間違い。

相手に答えを求めるようになってしまうと依存が強くなってしまい、もはや自分の仕事ではなくなってしまいます。

このまま起業をテーマに続けます。

起業するうえでは多くの人に頼ることになると思います。

たとえば店舗を立ち上げるとしたら施工業者の協力が必要だし、資金調達で銀行ないしマネーリテラシーの高い人に話を聞く機会があるでしょう。

人を頼るには本来、なんらかのはっきりとした目的があるはずです。いい方に語弊があるかもしれませんが、人を「活用する」という目線で頼っているのではないでしょうか。

しかし、こと起業の方向性や収益モデルを考える段になると、とたんに目的が曖昧になる人が多いです。あっちの方がいいのか? こっちの方がいいのだろうか? これじゃなくあれの方が稼げそう。楽に稼げそう…といった具合に。

主体性が消えてしまいます。

そんな状態で人にアドバイスを求めるのは、失礼だと思うんですね。たとえ、お金を払っていたとしても。求めている質問の粒度が低いほど、相手の方も一般的な回答しかできないわけです。

そしてそれは多くの場合、自分の目的に寄り添ったものではないので上手くいくかどうか分かりません。

「なんのために取り組むのか?」という理由が自分のなかで腑に落ちておらず、少し上手くいかないことがあると行動を止めてしまうことになります。

自分だけで考えても、答えが出せないことはあります。

しかしだからといって考えることを放棄するのではなく、分からないなりに頼る目的を明確にすることが大切です。

目的が曖昧なまま人に意見を求めても、それは自分に寄り添ったものではなく不特定多数に向けた一般的な回答にしかなりません。

自分は“しっくりこない”答えしか得られない。相手の方もしっくりくる答えを返せない。するとお互いがかける時間が無駄になります。

人は頼られることは好きですが依存されることは基本的に嫌うので(嫌ですよね?)、信用を失ってしまうことにもなります。

「潔く聞いた方が早いよ」と善意でいってくれる人もいますが、聞く側にも最低限のマナーが必要です。たとえば1時間考えても、1時間調べても答えを見つけられないのなら、聞いてもいいと思います。

そのように自分にとっての“聞くルール”を作ってもいいかもしれませんね。

いずれにせよ、僕たちが立ち向かっているのは僕たち自身の仕事です。主役は自分です。頼れる人がいてもその人が正解を持っているわけではない、ということ。

自分で考えるという作業は外せないステップです。


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