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個人のできることだけで考えない。

個人事業主になってみて面白い(かつ、難しい)と感じるのは、「自分ができることだけで物事を考えてしまう」ということです。

「『個人』なのだからそうじゃないの?」と思われるかもしれませんが、自分ができることに集中する一方、できないことは素直に、できる人に協力を仰ぐというのも大切。

たとえば営業マンをしていたって、営業の仕事のメインは売ることであって、在庫管理じゃない。だから、面倒な社内調整をして(笑)、協力者に根回ししながら営業をしてくるんですよね。

しかしこの感覚が、個人事業主になったら個人の枠に囚われてしまう。不思議なものです。

今一緒に働いているカメラマンさんは、写真が撮れることは言わずもがな、グラフィックデザインの心得もあるし、ロジカルな考え方もできるマルチな人です。そして明治大正文学が好き。

カメラとグラフィックを掛け持ちしながら仕事をされているのですが、先週は撮影で1週間ずっと出ずっぱりでした。

「自分はどこまでいってもカメラマンだから、写真の仕事を増やさないと」という一方、「でも個人で営業するのは苦手意識があって…」というのですが。

その場にいた仲間たちとこんな話になったのです。

「写真は確かに必要なものだけど、『写真そのものが欲しい』ではなく、チラシやWebなど成果物の一部としての写真が欲しい」

せっかくチームの力を活用できるのだから、大半の事業者さんが求める「売上を上げる」手伝いができることを提案する。そのなかで、写真やビジュアルに関する主導権は自分が握る。

「写真を撮りませんか?」では食いつきが弱くても、「売上アップに困っていませんか?」なら、求める人は多いはずです。しかも、飲食店に行っても美容室に行っても、さりげなく聞くことができます(笑)。

この転換、言うは易しですがその実かなりのブレイクスルーでして、僕も長い間切り替えができなかったことです。どちらかというと僕は小狡いので、協力者を増やしながらそれを確信に変えていった感じ。

昨日書いたのですが、「個は全、全は個」です。「全は個の方がしっくりくる」という意見もございました。


というわけで、私は素晴らしい写真が撮れるプロを抱えております。僕がシナリオを書いて彼に動画を撮ってもらう『印象がグッと良くなる自己紹介動画作成』なども可能ですよ。

←結局宣伝という(笑)。では。


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