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「好き」と「嫌い」で記憶の棚卸しをしてみる。

―もうずいぶん離れていたことのはずなのに、再開してみたら案外すんなりできた。なんてことはありませんか? 「好き」で、なおかつ一度でも自信を持って極めたといえることは、少し磨き直せばまた光り輝くものです。

昨日、とある企業さんのWebサイト制作で、写真撮影のディレクションをしました。以前は紙媒体の編集者をしていたので撮影に立ち合う機会が頻繁にあったのですが、実に7年ぶりくらいのこと。

どういう順序であればカメラマンさんが効率よく撮影ができるか、一種のタイムマネジメントのようなことをする。

編集者の仕事のなかでも、撮影立ち合いは好きなことでした。特に、カメラマンさんが収めていく写真をモニター越しに見ることは。

みるみる感覚が蘇っていきました。好きで取り組んでいたことは、ブランクがあっても身体が覚えているものです。

もちろん「ちょっとやっていた」くらいの趣味レベルの「好き」ではなく、一度は「極めた」と自信を持っていえること、という条件はあると思いますが。

そういう意味では、好きで続けていた仕事というのは、磨き直して光り輝く条件に適していますね。

「嫌い」でも、必要だから「極め」なければならなかったこともあります。

しかしあったはずだけれど、好きでもなかったことはろくに覚えてもいません。受験勉強ですとか(笑)。

ただこれも、勉強という行いの一分野に受験勉強というものがあり、果たして勉強そのものが嫌いだったかというと、そういうわけでもないんですよね。

今でも学ぶこと自体は好きな活動です。

編集者の仕事もそうでしたが、仕事というのは多岐にわたっていて、好きなことと嫌いなことがありますよね。好きだった仕事、嫌いだった仕事。

思い出したくもないこと、記憶が一見風化しているように思えることも、改めて向き合ってみて「好き」と「嫌い」にフォルダを振り分けてみれば、いつまた活用できるリソースになるか分からないものです。

歳をとると記憶ばかりが積み重なるけれど、果たしてそれを有効活用できているだろうか? 1年に一度くらいは、腰を落ち着けて記憶の棚卸しをする作業をしてもいいかな。

思わぬ収穫があるかもしれません。


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