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考える時間を放棄しちゃいけない。

「なんでも相談してくださいね」
「細かいことでも聞いてくださいね」

という親切な言葉を聞くと、それを曲解して自分では何も考えなくなってしまう人っています。考えなくなるから、考える力さえ失っているんじゃないか? と思えるほど。

僕がビジネスで成功しているとは決していえませんが、それでも、仕事で一番大切な財産になるのは、知識でもノウハウでもなく「考える力」だと確信しています。

それに、考えることが仕事の一番の醍醐味であり楽しさであるはずです。

ネット起業界隈でよくいわれる言葉の1つに、「人のアドバイスを素直に実行できるのが成功の秘訣」といった類のものがあります。SNSを開けば、本当によく見かけます。

僕もそれは正しいと思いますし、やってきたつもりです。ただこれ、言葉足らずなのは、

「『今まで上手くいかなかった原因を自分の頭で考えたうえで』人のアドバイスを素直に実行できる」

発している本人の、本当の意図はこんなところでしょう。繰り返しますが、アドバイスを受け入れることが大事であるのは事実です。

人はいわずもがな、考える生き物ですよね。考えることは人間だけに与えられた知力だし、失敗から学び、次に生かせるのも人間だけです。(まあ、生かせる動物もいますが笑)

でも、取り組む前から正解ばかり与えられると、考えることを放棄してしまうのもまた人間の性です。「この人のいう通りやっておけば間違いない」と、なんでも短絡的に考え、一般常識から外れるようなことも平気でしてしまいます。

せっかく人間が獲得した考える力を捨ててしまうのは、退化に他ならないわけで。考えが「浅い」「深い」といった話になるのは、単純な話、普段からどれだけ物事を考えているかどうかの差。これだけです。

知識もノウハウも情報も、土台となる考え方がないと、ただの宝の持ち腐れになります。

すぐに正解を求めることはやりがいを失うこと

仕事の9割くらいが、いきなり上手くいかないものですよね。

しかし、だからといってすぐに正解を求めることの、どこに楽しみがあるのでしょう?

確かに、正解に至った瞬間の達成感こそあります。でもそんなもの、瞬間風速的に得られる心地よさにすぎません。

仕事に本当の楽しさを感じる瞬間って、失敗から正解に至るまで、どうやって修正していくか? を考えることだと思います。

一方では、そんなに時間をかけて取り組むのは時間がもったいないという人がいます。しかしもう一方では、早々に正解を求めることで、自分の考える力や仕事の楽しみを失っているともいえる。

誰かが提示してくれる正解を、ただただなぞるだけではもったいないです。それのどこに、やりがいがあるのでしょう?

考えられる機会があるということは、ある意味自分が成長できるチャンスです。考えて考えて、それでも分からないときは人に教えてもらうのが本当の正解です。

考える時間を持つこと=楽しむこと。そう考えれば、もっと仕事が面白くなると思いますよ! 自分で考える時間を、むやみやたらと他人に捧げない方がいいです。


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