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【地域メディアの作り方④】客観性と主観性のバランス

どうも、しかシカです。

何かが好きすぎるあまり、盲信的になってその「良い面」だけしか見えなくなることって、ありますよね?


地域メディアにおいても、同じような側面があって。

あれもこれも「オススメ!」と持ち上げてしまっているケースって結構あります。

でも、なんでもかんでも褒めちぎるのは、客観性を欠き、情報としての信頼性を結果的に落としてしまいます。

・いい面があれば悪い面もある
・オススメできる点があればできない点もある
・オススメできる人がいればできない人もいる

客観的な視点を持つだけで、趣味の地域ブロガーさんより、ずっと中身の濃い情報を発信できるんです。



たとえば、ここのうどん屋は美味しい(いい面)。
でも、悪い面として、お店に行くまでの交通の便が悪い。

そんなトピックがあったとしたら。

悪い面を補う情報を、あなたが書いてあげるんです。

「交通の便はよくないけれど、お店に行くまでに、〜〜が楽しめる◯◯に寄り道したり、珍しい〜〜が見られる◯◯に立ち寄ったりすると、道中が楽しくなりますよ。(詳しくはこちらの記事も読んでみてください)」

どうでしょう? イチ読者として、

「うどんを食べるためだけに行くのは気が進まないけど、途中に寄り道できるスポットがあるなら家族も楽しめるし、行ってみようかな」

などと、思えませんか?

補う内容は、主観でOK。
というか、これこそがあなたの持つ一次情報(生情報)になるので、どんどん出した方がいい。

客観的な評価にあなただけが持つ情報が加わることで、信頼性も中身の濃さも、グンと上がるんですね。


僕がよくやっているのは、飲食店のレポート記事を書くときに、

・(このお店を)オススメできる人
・オススメできない人

を、理由とセットでしっかり明記すること。

もし、自分に合わないお店に行って嫌な思いをするくらいなら、初めからオススメじゃない理由がわかっていた方が、読者さんにとって親切です。

本当にオススメできる人だけが来てくれた方が、お店にとっても親切。


それに、人間って基本的に「自分で選んだ感」が欲しい生き物です。
情報を鵜呑みにしたいんじゃなく、活用したい。(一方的な「売り込み」は嫌い)

オススメの点・オススメでない点を検討したうえで行くことを決めると、「選んだ感」が満たされて、より内容に満足してもらえます。


主観があっちゃダメというのではなく、客観性と主観性をうまく両立しようね、ってこと。

趣味で地域ブログをやっている人は、80〜90%くらいが主観です。趣味ですからね、それが悪いわけでもない。

けど、あなたが本気で「地域を盛り上げる」ために地域メディアを運営するなら…

客観的に検討できる情報+あなたの後押し(主観)があることで、記事が上手に活用され、結果的にその地域の評価が上がります。

そうしたら、地域もあなたもWin-Winですよね。

ぜひ、意識してみていただけたらと思います。


そんな僕・しかシカが客観的に書いた、飲食店のレポート記事の一例がこちら。


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