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一番楽しかった「あの頃」はいつですか?

過去を振り返って一番楽しかったといえるのは、いつのことですか?

ちょうど昨日のこと。

仕事でご一緒させていただいている方からお聞きしたのは、起業されたばかりのとき。虫が出るような古びた事務所で、お客様がいらっしゃる部屋だけはかろうじてキレイにしながら、創業期を過ごされたそうです。

もっとお客様に来てもらうために、自社のブランドを確立するために、ああでもない。こうでもないと考え行動していた頃が、もっとも楽しかったと。

僕自身もまさに今、そのタイミングです。数年後に「楽しかった」と振り返ることができるのだろうか。

我ながら数奇な運命だなと思えるのは、会社員とフリーランスの違いはあれど、社会人になって最初に就いた仕事と似たような仕事を、今またしていることです。当時の仕事と今に至るまでには、長い空白があったにもかかわらず。

(編集者をしていました。現在は広告宣伝の仕事をしているので、近からず遠からずなのです。文章を書く、という点では同じ)

今の自分が過去を振り返って「楽しかった」といえるのは、毎日毎日遅くまで仕事をして、終電に飛び乗ってアパートに寝に帰り、金曜になれば先輩たちと飲んでバカ騒ぎをしていた日々。

編集者の仕事とは? ってね。あんな仕事がしたい、こんな仕事がしたい。この企画は絶対ウケる。あいつより俺の方が、絶対に結果を出している。エトセトラエトセトラ。

年末の仕事納めになれば毎年同じライブバーでバンド演奏をして、2軒3軒と飲み歩き、最後に行き着くお店はいつもと同じ焼き鳥屋でした。明朝、新宿区の鈍色の空が見えてからが本当の仕事納めという(笑)。

しょっちゅう朝まで飲んでは、翌日頭が地球儀ほどに重くなり、死にかけていました。青臭かったなあ。それでも、過去の自分を褒めてあげたいほど仕事をしていたと思います。

出来不出来でいえば今の方がずっとできるだろうけれど、あれほどのパッションはもうない。

その代わり、今ははっきりとやりたいこと・実現させたいことが見えています。20代当時のがむしゃらなエネルギーとは違って、今は今の青臭い「夢」が原動力になっている。

今、35なのですが、この歳で恥ずかしげもなくやりたいことだ、「夢」だ、と表明できる人間は少ないのではないだろうか。

この瞬間も楽しいですよ。10年前とは質が違っているけれど。何者でもなく、先輩と仕事論をぶつけ合っていたあの頃と似ている気がします。

輝いている時間が一度でもあってよかった。

今日は結論はありません。


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