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文章を書いていると難しい本も読めるようになる?

普段、どんな本を読んでいますか?

仕事をしていると、「知識の吸収」に偏ってしまってビジネス書ばかりを手に取りがちです。しかし、人間としての幅や考え方を磨くには広く「教養」も必要になると感じています。

みんながみんなビジネス書ばかりを読んでいるとつまらないですしね(苦笑)。

時には、読解に時間がかかるような難しい本と格闘してみるのも楽しい時間。

先日、20代の頃に買った小難しい哲学書を久しぶりに開いてみました。

当時好きだったアニメ作品がこれに影響されていると知り、Amazonでポチってみたところ…まったく読解できずに即挫折したのです。

それから時を経ること約10年、ほこりをかぶっていたその本をめくってみると、よく分かるとはいえないまでも話の筋は理解できました。ちょっとは成長したのかな??

なぜ読めたのか? 思い当たる節は「係り受け力」です。いま作りました(笑)。文と文の係り受けを意識する力です。

国語の先生が「係り受けを意識して読みましょうね〜」というふうに教えてくれたと思います。

当たり前すぎて、小中学校を経たあとは特別意識しなくなったのではないでしょうか。これは読解の場面ですが、「ブログの書き方」や「Webライティングのポイント」といった書く場面でも、係り受けが語られることは多くありません。

しかし、論理的で理解しやすい文章は係り受けが的確です。文と文のスムーズな連結は究極のユーザーフレンドリーの1つだと考えます。

まだまだ偉そうにいえた義理ではないですが、あなたは意識しているしょうか?

係り受けは僕にとって、個人的に心がけているライティングテーマ。そうであるからか、改めて小中学校の気分に戻って小難しい哲学書に目を通してみると、部分部分は難しいけれど流れがつかめる自分に驚きました。

そして、多少なりとも読み進められると、難しい本を読解することは楽しい体験に変わります。

「意味が分からない」「面倒くさい」といった感情から、「読みこなしてやろう」「理解できれば目の前の世界はどう変わるのか」という、ワクワクする気持ちになっていくワケです。

こんな新しい発見があったのも、毎日文章を書いているからだと思います。どう書けば頭の中にある考え・感情・見聞きしたことを分かりやすく伝えられるか? これを徹底して意識してきたから。

書く力は確実に読む力に変わります。また書くには「読む」が必要です。

読むものが凡庸なものだと、書くものも凡庸になりかねません。ビジネス書ばかりを読んでいるとただのビジネスバカになってしまいます。(注:ビジネス書も好きです。誤解なきよう)

書く力を高めながら教養を育んでいく。すると教養がまた、あなたの人生観を広げてくれます。素敵な循環を、大人になった今だからこそ味わいませんか?

僕は今日も味わい深く、少しずつ、知の扉を開いていきたいと思います。


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