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ぶどうを買って、食べて、つらつら綴る。
ぶどうを、かった。
そういえば、メキシコに来て初めて、かった。
メキシコではいまが美味しい季節なのか、安くなっていたり、スーパーでもけっこう多く見かける。
海外のぶどうは、粒も大きくて、袋のサイズも大きい。
日本にいる人なら、コストコに行けばわかる。
コストコのあんな感じのぶどう。
今日は、そんなぶどうが安くなっていたから、買ってみた。
レジを通してみると、1キロ以上あったのか、想像以上に値が張って驚いた。が、何事もなかったかのように袋にいれた。
家に帰って、早速パクリと行きたいところだったが、
しっかり洗ってから、食べた。
思いのほか、粒が硬くてしっかりしていた。
もっと潰れたり汚れていたりするものかと思っていたが、一つ一つの粒がしっかり。うれしい。
皮ごと食べると、ときどき渋くて苦みを感じることもある。
だから私は半分皮をむいて、食べることにしている。
種は大きいものに4〜5粒、小さいものには1粒入っている。
種に気をつけながら、そして手が果汁で汚れないようにしながら、上手に手指と口元をコントロールして、食べる。
じゅわっとたくさんの果汁があふれる。
ぶどうを食べているんだけれど、ほぼ甘い水なんじゃないの、と思いながら、うまい、うまいと食べ進める。
ハズレはない。
皮が汚れていても、むいたらツルンときれいな中身。
小さいものも、ちゃんと甘い。
紫が濃いものは、やはり渋め。だけど皮はいつもと同じ、半分むき。
それも、うまい、うまい。
シャワーを浴びながら、
そういえば、家族みんなで生活していた頃は、デザートによくぶどうを食べていたなぁなんて思う。
ぶどうのお皿、と決まっているわけではないのに、なぜかいつもあの白い楕円形の皿に乗せられて、ぶどうは登場する。
水道水でざっと洗われただけなのに、ついた水滴がキラキラとして、より一層美味しそうになったのを家族4人で4方向から好きな部分を1粒ずつぷつっと取って、食べる。
そしてお皿の端っこに皮を置いていく。だから、誰が一番食べているかは見てわかってしまう。
最後10粒くらいになると房ごと私のものになるので、私はじっくりとぶどうを味わう時間をいただく。
…そんなぶどうの思い出。
ぶどうはまだ冷蔵庫にたくさんある。
ちゃんと洗っておいたから、いつでも食べられる。
明日もたくさん食べる。
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