見出し画像

映画「ゲームチェンジャー」を観て感想を書こう! まとめ記事【3】 「ベルツの実験」の補足

こちらは2021年10月1日のNEMLOGの記事です。

映画「ゲームチェンジャー」を観て感想を書こう! まとめ記事【3】

「ベルツの実験」の補足


今回は「ゲームチェンジャー」のまとめ記事の第3回(最終回)で、HIROSANさんのコメント欄に書いた「ベルツの実験」の内容に関しての補足を書きたいと思います!


私の元のコメントはコチラ

この度はお題に御参加頂き、ありがとうございます!

食事とスタミナやパワーに関する日本人の実験としては、明治時代に行われたドイツ人医師ベルツによる「ベルツの実験」が有名です!
海外から評価された日本の伝統食の底力

これを読むと、肉を食べる様になった現代の日本人が、明治時代の人達と比べて、いかにスタミナやパワーが無くなってしまったのかが分かると思います。

また、菜食のいろいろな実験データについては、私が「癌成長の衝撃的な事実」の連載記事の中で御紹介した「食事のせいで、死なないために[病気別編]」がオススメですので、もし内容が気になる様でしたら是非一度読んでみてください!
食事のせいで、死なないために[病気別編] もっとも危ない15の死因からあなたを守る、最強の栄養学


次に、ベルツの実験について書かれた別の記事も御紹介いたします。
凄いぞ昔の日本人


戦国時代の足軽の話や、米俵5俵(300kg)を担ぐ力自慢の女性の話はスゴいですよね!

これ、どちらも肉や乳製品、加工品を食べてすっかりひ弱になってしまった現代の日本人には実現不可能な事なのではないかと思います。

で、ここからが今回の本題なのですが、


玄米のおにぎりと梅干し、味噌大根の千切りと沢庵
※「味噌大根の千切り」とは、もしかしたら大根の味噌汁なのかもしれません。


この食事を見て、この食事が凄いスタミナやパワーを産み出していると誤解される方がいらっしゃると問題なので補足しておきますが、この食事では完全菜食をすると不足するビタミンB12は摂れないですし(ヴィーガンは主にサプリから摂取)、生野菜や生のフルーツの栄養素も全く不足していますし、決して栄養バランスの良い食事ではないので、この食事のお陰でスタミナやパワーが上がったというよりは、人間には本来生まれつきこの位のスタミナやパワーがあるのにもかかわらず、現代の日本人は子供の頃からの肉や乳製品、加工品による激しい炎症のせいで、その本来の力が全く発揮出来なくなっていると考えた方が自然なのではないかと思います!

世界的な疫学調査や数々の最新の実験データにより、人間に一番良い食事がPBWF食(プラントベースでホールフードの食事)である事は間違いないのですが、日本人の食事の中では、一番健康長寿になれる食事は昭和30年代(1955年~1964年)の庶民の食事だと言われています。

これは、これより前の時代の食事はたとえ菜食でもカロリー不足や偏った栄養バランスの為に短命になりやすい事、これより後の時代の食事は肉や乳製品等の動物性食品や高度な加工品の摂取量が多過ぎる為、それが癌や糖尿病等のさまざまな病気の原因になっている事が理由です。

具体的には、昭和30年代は今よりもステーキ、焼肉等の肉の消費量は10分の1、チーズやアイスクリーム等の乳製品の消費量は20分の1だったので、将来病気になりたくなければ、そこまで減らした方が良いという事です。

なお、もちろん将来病気で苦しもうが、医療費に何百万円かかろうが、環境破壊になろうが、肉や乳製品、加工品を沢山食べたいという方は、私はこの様な思想はとても幼稚な思想だとは思いますが、それは本人の自由意志の問題ですので、リスクを承知の上で、本人の好きな様にやれば良いのではないかと思っています。


前回第2回はコチラ

映画「ゲームチェンジャー」を観て感想を書こう! まとめ記事【2】 耐糖能とは?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?