『今日の映画は誰の演技がいちばん素晴らしかった?』(オートクチュールな彼女はチーププレタポルテな自分に興味津々⑦)
(注)1話完結です。
皇族みたいなオートクチュールを颯爽と着こなすお嬢と、その友人である若き有名舞台演出家と、わたしの3人である映画を観た。
その映画には、2.5次元舞台で活躍する若手イケメン俳優が数人出演していた。
その帰り道、その映画の感想を3人で話し合った。
「わたしはあの少尉の演技が、予想に反して素晴らしいと思いました。まさに“熱演”って感じで、画面から彼のパワーがヒシヒシと伝わってきました。」
わたしは開口一番そう言うと、
「僕は、目がギョロっと大きくて