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不登校。ASD。ADHD。子どもの難題に立ち向かう母たちへ

5児の母、shiiimoです。
9歳女子(不登校)、7歳女子(ASD・ADHD)、
5歳双子男子(双子兄はADHD疑惑)、1歳の三男(重い)を絶賛子育て中です。



セイッ!!!!


必殺「SHU・HU・ハメ波!」


はあ、はあ……
あ、スイマセン(汗をぬぐいながら)


今日も母は、子どもたちに降りかかる
あれやこれやと格闘しております。
今もね、ちょっと「育児の悩み」ってやつと戦ってました、ハイ。


奴は手ごわいんですわ。
何度倒しても這い上がって来る。
しかも形態を変えてやって来る。
フリーザ様も悟空もびっくりですわ。
おんめえ、つえーーーなあ!!!


でもね。母もつえーーぜ。
今日も子どもを守るため。敵に立ち向かっていくのだ。
そこの、スマホorパソコンの前のキミ!!
応援、よろしく頼むゼ!!


母 VS 「不登校」


長女はもともと、あまり自分には自信がないほうだ。
控えめな性格で、
「もう、ぼくってばバカだなあ~」
なんてことを、すぐ言う。

不登校になってから、
「ぼくってば……」は増えたように思う。

昨日。
みんなで眠りに落ちる前に、話をしながら。

次女が「明日は学校?」と聞いてきた。

そう、学校だね。月曜日だからね。
母は答えた。
「やったあ!行きたい行きたい!」
次女は布団の上で手足をじたばたさせて答えた。

次女「明日は段ボールであそぶって言ってたからね~~!!おうちを作るんだ~~!」

次女は、段ボールを先生がどこで仕入れてきたのかなどの話を続ける。
ゴミ捨て場から持ってきたって言ってたよ、の言葉には
「多分ちがうと思うけど……スーパーとかからじゃない……?」と思わずツッコミをするが、とくに聞いていないようなのでそのままにしておく。


「次女ちゃんはすごいね。ぼくはどうして……」


長女は、そこからの言葉を続けなかった。
自分のねんねにくるまって、小さくなって壁に向き合い、背を向けて眠る体制に入る。

母はそっと、その背中にぴったりと身体を寄り添わせてみる。


授業にまったく出なくなって久しい長女。
次女がかわりに受け取って来る宿題は、もはや手をつけなくなった。
文章問題や難しい繰り下がり問題。
もう、長女が自分だけでできるものではなくなっていた。
では一緒に教えながらやるかというと、
宿題に向き合うこと自体がどうやら相当なストレスのようだ。
一緒にイライラしながら向き合うのが、私もつらくなってきた。
ということで、彼女は勉強もすっかりできていない。


「不登校」というヤツは、
こうしていろんな面からの精神攻撃が非常に強い。


当人である子どもに対して
「これでいいのかな」
「学校に行けていない自分はイケナイんだ」
「勉強もできない」

と追い込んでくる。

親に対しても
「宿題もできてない」
「勉強に追いつけないんじゃ、この子の将来が不安……」
「お友達ができなくなる」
「学校で他人との関わりあいをしてほしいのに……」

と、しっかりめのジャブを効かせてくる。


なんて………
なんて手ごわいんだ…………クソッ


しかし!!!
母は負けないぜーーーーーー!!!



セイヤッッッッ!!!!!!!

「不登校」に対して、shiiimo、
バックドロップ(自己肯定感アゲアゲ声掛け)
決まったーー!!!!!

バックドロップのやり方⭐
(自己肯定感アゲアゲ声かけ一例)

「大丈夫。長女ちゃんはできることがたくさんある」

「長女ちゃんの絵は本当に上手。すごく観察してて、ここの目のところは自分で工夫もしているんだね」

「学校のお友達だけじゃなくって、長女ちゃんにはお友達たくさんいるもんね。また夏にいっしょに〇〇ちゃんたちと旅行いこうね」

「ママは、いつも大丈夫って信じてるよ」

絵なんかはとくに具体的にほめます
バックドロップはしたことないよ💛(でしょうね)


彼女の「自己肯定感」をあげていく声がけ。
信じてくれている人が自分にはいる。
そんな安心感をあたえるのである。


そう。お分かりのとおり。
別に、それで「不登校」が治るとかいう話ではない。

しかし。
「不登校」自体がダメなのではなく
「自分はダメな人だ」と今のうちから思い込んでしまうことが問題なのだ。


だからshiiimoは今日も、(「不登校」という概念をぶっ倒す気持ちで)長女を抱きしめる。

「長女ちゃん、だいすき」
彼女の細い身体を包み込んでささやく。
両手で彼女の頬をつつみながら、目をみつめて
「ほんとうにかわいいね」
と伝える。

えへへ、と言いながら、長女は恥ずかしそうにするけれど。


ちゃんとわかっているよね。
伝わっている?私の心。


長女ちゃん。ぜったい大丈夫だからね。


母 VS   「ASD・ADHD」


ASD(軽度の自閉症スペクトラム障害)・ADHD(とくに不注意・衝動性の傾向強め)をもつ次女。

ADHDは不注意(注意が逸れやすい)や多動性(落ち着きがない)、衝動性(衝動的に行動に移してしまう)といった傾向があり、人によって持ち合わせている特性もさまざま。

不注意・衝動性の傾向がある彼女にとっては、まず自分の感情をコントロールすることが難しい。

そしてそれらの傾向からか…
人の意見を聞き入れてから行動に移す、ということができないことも多い。


例えばどうなるのかというと。

「もぉーーーー!やめてよーーー!!このヤロ、このヤロッッ!!」

次女はお怒りだ。
これは家族に対してではなく、
オンラインゲームのスプラトゥーンの相手に対して、だ。

もちろん、彼女もそれなりに強くなったけれど、そこは小学2年生。
力及ばず……ということもある。
それはこの世(スプラ界隈)の真理。
でも、それは彼女には受け入れがたい。

「みんなひどい!! もう!!! どうして!!??」

母は言う。

「相手の方がいっぱい練習しているかもしれないし、大人がやっているかもしれないね。でも、それは仕方ないことだよね。みんなでいっしょにやるゲームだから。
戦うゲームは、勝ったり負けたりするよ。でもさ、次、がんばればいいんだよ」


次女は「わかってるもん!!!!」と泣きながら怒鳴る。



常識を言い伝えたところで、
次女にはそれをそのまま素直に受け取るのは難しい。

双子兄が、じゃあ一緒にやろうよ~と誘ってくれ
スマブラに切り替えて相手をしても、

「へたくそすぎ!!!もう、そんなところでアイテム使わないで!!!」

イライラをそのまま吐き出すように、次女は当たり散らかしてしまう。
こういうときの次女は「衝動性」の部分が顕著になる。

そして、ADHD気味(多動の傾向)の双子兄がまったくそれを気にせずに、マイペースなプレーを繰り返したり、途中でゲームを放棄してどこかに行ってしまうので、火に油をそそぐのである……。
(母、天を仰ぐ……)


ASD・ADHDという敵のやっかいなところ。

思っている言葉が意図したようには伝わらない、もどかしさ。
育児の難しさが、ひと段階もふた段階も上乗せされているような感覚。
成長の度合いが見えにくく、将来を案じて不安になる心……。


手ごわいぜ……
こいつはホントに……(ゴクリ……)


しかし!!!!
母は負けないんだぜーーーーー!!!


正拳突きイッッッッッ!!!!!

決まりましたっ!!!!
shiiimo選手、ASD・ADHDにたいして
見事な正拳突き(繰り返し伝える&できていることを認める)----!!!

正拳突きのやり方⭐️
(繰り返し伝える&できていることを認める)

・忘れがちなことを繰り返し口頭で伝える

・紙に書いたり、カレンダーに一緒に書いて確認する

・「できない」に対して「どうすればできそう?」といっしょに考える姿勢を見せる

・できていることは「〇〇できたんだね」
「前に〇〇したことちゃんと覚えていたね」と繰り返し具体的にほめる

キーワードは「具体的に」「繰り返し」
そして不登校と同じく「自己肯定感」

どうしても、話を聞けない場面も多くなる次女。
とくにこれは学校の授業で苦労しているだろうと思う。
好きなことにはめっぽうハマるが、どうも全体指示は耳に入ってこない……

だからこそ。
「あなたに大事なことを言っているのよ」と、繰り返し伝えていく。
一緒に確認を行うことで記憶に刻み込む。
そして、できたことを具体的に復唱するように褒める。

言い方が強すぎるときには。
「次女ちゃん。今の言い方は聞いたら嫌な気持ちになるよね。わかってるんだよね? じゃあ、もっとこうしてって教えてあげたら?」

解決策を考える。
彼女にはこれがハマる。
専門家ではないが、母の感覚である。

間違いは正しながら
自己肯定感を向上させることは、次女にとっても重要になってくるのだ。


「ぼくはどうして、個別学級に通っているんだろう?」

いつか、次女はその事実をふと疑問に思うだろう。
そして、自分が苦手とするものの正体~ASD・ADHD~にも直面するだろう。
そのときは。
次女が自分の力で今度は正拳突きを食らわせるのだ。


ASD?ADHD?
敵じゃないね!!!!」

そう言って、ぶっ飛ばしてくれよ。

まあ、たまには負けたっていいじゃない。
その時は母、駆けつけて助太刀するさ。


次女ちゃん。
母は、いつだって味方だからね。


今日も戦う母たちへ

どんな子どもを育てることも。
大変で、心配で、憎らしくて、時に苦しく、だからこそ愛しい。


私のこの5人の育児の時間は、
いずれ落ち着いていき、終わっていく。

そのとき。


ああよかった。私の娘たち。息子たち。
もう大丈夫。
あなたは強く美しい。

そう思えるように向き合いたい。


だから私は今日も、目の前の育児の悩みと向き合う。
ぶつかり合い、子を守り引き延ばすための技を繰り返し修行し、編み出していきながら。

これを見ているあなたもきっと、
頑張ってくれている。
目の前の子どもに向き合っている。


そう思うと、勇気がわいてくる。
この世の母たちは、強く美しい。


しかし、母も人間だから。
それもどうか、忘れないでいてほしい。
苦しいときには誰かを頼る、それも修行の一貫だから。


どうぞ辛い時はshiiimoに愚痴をさらしてくださいね。

あーしが悩みをぶっ倒してやんよォ!!!


てことで。
ぼちぼちと育児、やっていきましょ💛

ーーーーーー

発達障害児のワーママとして尊敬しているリケさんのマガジン。
同じ悩みに向き合う仲間が、実はこんなにいたのだと気づき支えられています。

今回はそんな凸と凹の共同運営マガジンの「ADHD」特集に参加いたしました。
ADHDに特化した形にはなっていない気もしますけど……

悩みを互いに共有するすべてのママパパに届いたらうれしい!!


では。
今日もおつかれさまでした💐
今夜はゆっくりしようゼーー!!!(手にアルコール掲げながら)


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