僕の休憩室

完璧主義をやめた。カリカリしてた高校時代、良く言えばカリスマ的だった。カリスマ、響きが素敵だ。調子に乗ってた。僕はそのプライドを捨てた。

授業動画は時間割通りに見なくてもいい。課題は直前に出してもいい。就活はしなくてもいい。バイトで失敗してもいい。昼寝してもいい。毎日登校しなくてもいい。

全部完璧じゃなくていいから、心が軽くなった。僕は普通の人、神様じゃない。みんなも普通の人。神様じゃない。完璧じゃない人間たちの営み。

まだまだ一匹狼な印象は強い。みんなに僕は完璧じゃないってもっと知ってもらいたい近頃。フランクな話し方を修得する。今日はちょっと会話が弾んだ。良い日。素敵な笑顔が見れた日。

僕は普通の人。だけど僕だけの特別な存在。無印良品に行ってお目当てのものを探す。あったあった。種類はどうしようかな。今日の気分は、塩っ気のあるやつ。アーモンドはマスト。99円の幸せ、ミックスナッツ。袋の端はちっちゃく開けて一粒ずつ口に運ぶ。水筒に入れた白湯が染み渡る。

駅前の一角、一本の木の周りに待ち合わせの人とかがいるそういう場所。そこが僕の休憩室になった日。背伸びしすぎないちょうどいいところ。僕はそこがいい。いまちゃんと息してる。普通を上手に過ごせるようになったよ。

花譜ちゃん。大好きな人。