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ネイティブたちとシェアハウスで過ごした、波乱万丈な思い出。

オーストラリア滞在記Day137、6月8日(金)。

3月から3ヶ月間住んでいた、オンボロシェアハウスから退去しました。

もう・・・いろいろありました、クレイジーなシェアハウス生活。

朝まで爆音パーティ、

虫さんの大量発生、

揺れる家、

住人たちの英語がわからない、

汚すぎる水回り・・・

今思うと、初めてのシェアハウスだったし、ましてや異国の地。

今までの人生で経験したことのないことばかりで、

ストレス半端なかっただろうなぁーと思いつつ、退去時はちょっと寂しい自分もいました。慣れれば都で、なんだかんだ愛着があります。笑

そして、日本では経験できなかったであろうこと・今まで経験したことのなかった出来事をへて、新しい自分の武器・強さも身につけられたかもしれません。

なので。

一旦ここらで、あのシェアハウスでの日々を回想し、つらつらと記録しておこうと思います*

(つらつら書くのが最近のお気に入りで、つい長くなっちゃいました。笑)


日本人ゼロで最高の環境ゲット!と思いきや・・・

このシェアハウスとの出会いは、オーストラリアで有名なクラシファイドサイト「Gumtree」にて。まあ、家探しで鉄板の方法です。

ホームステイ生活も終わりに近づき、Gumtreeでシェアハウスを探しを開始。

→なんとなく良さそうな家を発見。

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→インスペクション(内見)をしに行ったとき「6部屋中、あと1部屋しかないよ。」と言われて・・・その場で即決!!したんですよねぇ。笑

今となってはこのシェアハウスで貴重な経験をしたと思っていますが、引越し後の当時は、安易な決断に後悔したものです。^^;

★ 当時のシェアハウス探しのわたしの条件:

・英語のために日本人がいないところがいい。
・できればオージーがいるところ。
・オウンルーム(1人部屋)がいい。
・週200ドル以下がいい。
・面倒だから早く決めたい。(これが悪かった)

(▼ 部屋タイプ選びについてはこちら。)

「オーストラリアのシェアハウス事情〜部屋タイプ編〜」


即決したシェアハウスは上の要件を全て満たしていて、しかも住人がほぼ全員ネイティブ。5年以上住んでいるコロンビアガイ、謎多きイギリスガール、そしてヤンチャすぎる学生オージー3人組!!!

はじめは英語環境に喜んでいましたが、自分も含めて住人のキャラが濃すぎて・・・苦戦しました。笑

ただし、落とし穴があって「4ヶ月住む条件付き」でした。

つまり、7月末まで途中で嫌になっても引っ越せないということです。または、引っ越せるけどココの家賃も二重で払わなければならない。

しかも、語学学校があるシティ中心部までは「歩いて25分」と、地味に遠いい・・・。笑

今思えば、なんとも恐ろしいバカさ加減です!!w

今だったら、万が一シェアハウスが自分に合わなかった場合を考えて「2週間〜1ヶ月の条件の家」を探します。

決めた当時は、6月に語学学校を卒業した後もブリスベンに住む予定だったので、問題ないと思っていました。

ですが、人の考えは時とともに変わりゆくものですね。

最終的には、ブリスベンを早々に去る決意をし、1ヶ月分の家賃を支払いながら、6月8日に他の家に引っ越したというわけです。笑

「今決めないと住めるタイミングを逃すかもしれないリスク」をとって、決断を後回しにするか、

「その後の生活がどうであれ住み続けるリスク」をとって、即決するか・・・

多国籍で、色んなバックグラウンドの人が住むオーストラリアの物件探しでは、よくある究極の選択です。

実際に、いくつかの友人は色んな「文化の違い」に悩まされて引越してました。2人部屋の南米系の相方が部屋を砂まみれにしたり、うるさかったり。。。その相方は、たとえビーチで砂まみれになってもシャワー浴びずにベッドで寝てたそう。でも、こんな感じの人たち、バックパッカーでたっくさん見ました。だから、彼らにとっては普通なんだろう。

だから、日本の都会に住む感覚でいると、海外のシェアハウス生活は難しそう。

「じゃあ、突撃するのと、いったん考えて決断するのと・・・どっちがいいの??」

というと、まさに究極の選択ですが。

個人的には「その時の感覚でOK」にしています。

家を即決した当時はなんとなくその時の自分のフィーリングで決めた気がします。目の前にある気になる物事に、どんどん飛び込みたかった。

その時考えたければ後回しでいいし、その時に即決したければそうすればいい◎

(だからいつもその後がこんがらがるのですがねー。笑 心配性なくせに好奇心旺盛。)

ともあれ、

今も自分の「直感」をすごく大切にしています。誰かの意見でもない自分だけの感覚をリスペクト。

「その時の真の感覚」は、だいたいその時の「自分の声・希望」で、最終的には高い幸福度につながることが多い気がします。

さて、

その直感にしたがって住み始め、フタを開けてみたら・・・

うーん。なんか思ったのと違う?!笑


爆音パーティー

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華の金曜日に、ホームステイ先からシェアハウスに引っ越したわけですが、

スーパーで食品を買い出した帰り道の夕方、

「何やら家がある通りから、低音ブンブンの音楽が聞こえてくる?」

・・・どこかの家がパーティーしているのだろうか。

「あれ、家に近づくにつれて音が大きくなってくる?!」

・・・まさかね。

家が見えてくると、何やら10数人が、うちの1階駐車場でたむろしてる。しかも、うちが爆音の震源地。笑

そうです。

ここのシェアハウス生活で、1番クレイジーだったのが、

「爆音パーティー」でした。笑

しかも、ランダムで週に1〜2回も。

主催者が住人のヤンチャなオージー大学生3人組で、

友だちを大勢つれてきて、うるさすぎる音楽とともにお酒を飲んだり、ポーカーしたり、タバコ吸ったり。

自分も学生時代はハッチャケたなぁーと、学生飲みの勢いだと理解しつつも、

見知らぬ酔っぱらった男の子たちが、冷蔵庫やトイレを使いに駐車場から家の中を自由に行き来してたのは、つらたんでした。笑

さらに、朝起きたらその知らない人たちが、共同スペースのソファで寝てたり、シャワー浴びてたり。 完全にシェアハウスの規約違反ですw 

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▲ 見知らぬ人たちが寝てたソファで、くつろぐ図。

パーティー後は、キッチンもバスルームも共同スペースが汚いし。シェアハウスあるあるの〇〇の残骸らしきものも多数。

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爆音は7時くらいから始まり、彼らがナイトクラブに出かける場合はいったん夜23時〜深夜2時頃は静かになり、帰宅後はまたうるさくなって深夜3時〜4時くらいまで続きます。

引っ越し初日からのコレは、さすがに衝撃が強すぎました。

とんでもないシェアハウスに来てしまった、と。

自分もパーティーに参加するくらいの度胸があればよかったのですが。

まだ住人たちをよく知らないのもあって、素直に怖くて不安で部屋の中で泣きましたです。笑

鍵付きの安全な部屋があった点で、初めてのシェアハウスでオウンルームの個室がある家を選んだのは、ほんとうによかった*

爆音パーティのあと、彼らは昼過ぎくらいまで寝るので、仕返しに朝から掃除機や洗濯機、料理などの音を大きく出して、プチ対抗してました。笑



***



いろいろあったけど、

オージー学生3人組とは、すこーしずつ会話したりお酒飲んだりと仲良くなろうと努めました。

日々の生活の中では、そーんなに大きな支障はなく(下にまだクレームありますがw)8歳も年下なのもあって、内心は可愛くって仕方がなかったです♡

根はいい子たちなんだけど・・・どうも爆音パーティーになると様子がおかしくなる。笑

わたしや長老が「うるさい!」と言っても止めてくれませんでした。泣笑

時には、シャワーを浴びてる最中に、酔っぱらった誰かがドアをドンドン叩いてきたり。

これにはさすがに激怒で、スウェアワードを思わず使ってしまいました。自分でも驚いた。笑

よく3ヶ月も住み続けたなぁー。

けっこう、他国の人と関わりたいっていう願望が強かったし、海外旅行で異国生活に慣れていたのもあったかもしれません。初めての外国で、いきなりこの生活だったら耐え難かっただろう。

とりあえず、見知らぬ男たちの顔ぶれも覚えてきて、悪い子たちではなさそうだったので「まあいっか」「これがオージー学生なのか」と、学びも兼ねてやり過ごしました。ゆるすぎた?

オージーの友人にこのことを話すと、

オージー学生の爆音パーティは、人によってはよくあるそうです。パーティー好きな人たちが多いのね。

だから、もしまたオーストラリアでシェアハウス選びをする機会があったら、「学生はいるか」「パーティーはよくあるか」などを事前に聞こっと。

爆音パーティーは、このシェアハウス生活で1番の思い出です。笑




ごみをやらかした

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トロピカルな気候をもつオーストラリアならではの「ごみトラブル」も思い出深いです。

ある日の朝、

起きたら部屋の床に数匹、くねくねと虫さんが・・・!

部屋を出ると、キッチンから廊下にかけて大量発生。

原因は、前夜のわたしの料理の生ゴミっぽい。

(住人は料理する人が少ないので、わたし。)

キッチンでは、長年住む通称:ジェントルが慣れた手つきで掃除してくれていました。ごめんなさい。虫さんもごめんなさい。

長老ジェントル:「あとは処理しておくから、学校に行ってきな!」

と言ってくれたのが、すごく印象に残っています。

ジェントルはたしかコロンビア出身で、オーストラリアには5年以上住んでいるのだとか。複雑なバックグラウンドをお持ちの人で、だからこそなのか、すごく明るく誠実で優しかったなぁ。

いろんな国の、いろんな背景をもつ人たちと出会って、

暮らしながら、たまにトラブルしながら、

今まで知らなかった学びや価値観をなじませていけるのが、

海外シェアハウス生活の魅力ですね。



***



さて、

オーストラリアでの「ごみの豆知識」ですが、

たしか当時のブリスベンのごみは、

「燃えるごみ」か「カン・ビンなどの燃えないごみ」かの2つだけだったので、

「生ゴミも燃えるごみ行き」でした。

そして、それぞれの家の外に大きなゴミ箱が置いてあるので、家のゴミ箱のごみは、回収日に沿って外のゴミ箱に移動させます。

日本は一軒家でも共通のゴミ置き場がありますが、オーストラリアはそれぞれの家にゴミ置き場があるわけです。

今回のごみトラブルは、まだオース生活に慣れないのもあって、生ゴミをキッチンの燃えるごみのゴミ箱にポイポイと捨てていたのが原因と思われます。バカー。

わたしのズボラ加減はともあれ、

まさか一夜にして、大量発生してしまうなんて・・・!

衝撃的な出来事でした。

あれ以来、生ゴミが出た日は、小さな袋に生ゴミをまとめて袋の口は強く縛り、すぐに外のゴミ箱に入れに行くようにしました。



揺れる家

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このシェアハウス生活の悩みの1つが「家が揺れる」ことでした。w

今でも忘れない感覚。

引っ越してきた初日、荷ほどきが一段落してベッドに横たわっていると、

ユラユラ。

地震?!と思うくらい、揺れました。

船に乗っているかのように、ゆーらゆら。

震度3はありました。笑

地震かと思ってあたりを見回していたら、誰かが廊下を歩いてまた揺れだした。

揺れる原因は、地震ではなく家でした。

特に、体格が豊かなオージー学生くんが廊下を歩くたびに、ゆれるゆれる。w

普通に過ごすにはあまり支障はないのですが、

寝てる最中に揺れると、起きちゃうんですよねぇ。

特に、あの爆音パーティーがある日は最悪です。w

あと、周りの住人たちは、揺れる面を含めたシェアハウスのいろんなこと:

(虫さん・綺麗ではないリビング・冷蔵庫のもの勝手に使う・電子レンジ、コンロ、ケトルがすぐ故障する・洗濯機が有料・壁が薄いのが秋冬は朝寒い・などなど。)

ぜーんぜん気にしない人たちでした。

細かいことは気にしない、イージーなかんじ。

そんなオージー気質、すきだなぁと。



***



揺れの話に戻りますが、

揺れに気づくのは、ベッドに横たわっていたり、部屋の中で座り込んでいた時くらいなので、

なかなか内見した時には、見破るのが難しかったと思います。

調べると、「揺れる家」は他にもあるようです。

なので、次にオーストラリアで家探しする時は、

「内見時に念入りに揺れを確認する」か「2週間くらいの契約で様子を見る」などして、注意していきたいなぁ。

そもそも、国内ベースをよく知るオージーの友人に、内見を付き添ってもらえばよかったです。

都会暮らしで「揺れる家」なんてあまりないと思うので、おもしろい経験になりましたが^^*



英語がちんぷんかんぷん

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日本語を話さないようにっと、

せっかくネイティブ環境のシェアハウスを選んだのですが・・・

英語がちんぷんかんぷんでした。笑


挨拶やスモールトークはOKでしたが、

深い話をしあうのが難しくて、あんまり仲良くなれなかったなぁ。


例えば、

・イギリスガールが一緒に飲もうって誘ってくれた時。

故郷や過去の仕事、なぜオーストラリアに来たのかなどを話してくれたのですが、

聞き取れなさすぎて、話を理解するのに何度も説明してもらうことになりました。笑

しかも、スピーキングも難しいときて、うまく会話が成り立たずw 

スコットランド訛りが強くて、オージー学生3人組も彼女の英語が聞き取れてないかんじでしたが。笑 あの図はおもしろかったw


・他の場面だと、オージー大学生3人組と軽く飲んでた時も。

彼らが何を話しているのか100パーセント分からなくて、話に入りたくても入れず。笑

話すスピードが早すぎるのと、たぶんオージー訛りと、あとはスラングとかかな?

たまにポーカーもしてたのですが、わたしはルールがイマイチ分からず見学。

「日本人はポーカーしないし、彼女はプレイするの不可能だよ。」なんていう嫌な話だけは聞き取れたというね。。笑

とりあえず笑いながらその場をしのぎました。泣笑



***



経験から感じた結論として、

「ネイティブ環境のシェアハウスに住んだだけでは、英語は上達しない」ということですねぇ。当たり前の本質ですが。笑

ただ住んだだけでは意味はなく、そのネイティブ環境で「どうネイティブたちと関わり合うのか」が大事で。

挨拶だけでなくて、リスニング・スピーキングが難しくても、周りをうまく巻き込んで自分から会話を広げる。

どうせ聞き取れないから・・・ではなく、聞き取るために積極的に会話に参加する。など。

ふれあう時間が多いほど、1つずつネイティブ英語のクセとかがわかってきたりします。(今はマットと毎日電話しているので、ある程度は上達したので分かる。)

しかし、言うまでもなく「ネイティブ環境を選ばないとネイティブと住めない」のはたしか。

だから、どう住んだかは置いといて、ネイティブ環境を選んだ決断はグッジョブだったなぁと思います。

やっぱり日本人やアジア人が多いと安心することが多かったですが、ずっと同じような環境にいたら、

こんな爆音パーティーとか細かいことは気にしない精神とかに、ふれることはなかった。

一緒に住んで無意識のうちに経験値になった小さなことから、印象的な大きなことまで、欧米系や南米系の価値観や文化にふれることができてよかったです。



***



当時わたしは、彼らの英語が聞き取れなくて話に入れないのがけっこうストレスでした。

そして、もしそうなったらそれでいいと思います。

無理して会話に入る必要もない。

会話したい時に、会話すればOK。

それだけで、もうすでに小さな1歩だと思います。



おわりに

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ということで、

オーストラリアで初めて過ごしたシェアハウスの話でした。

爆音パーティーに、ごみトラブルに、揺れる家に、住人とのコミュニケーションに、設備不良に・・・

なんだか大変なことばかりだったように思いますが(笑)

でもやっぱり、住んでよかったなぁ。

できることなら、また同じメンバーであそこに住みたいくらいに。懲りないヤツです。笑

あんな風にネイティブに囲まれて住むなんて、そうそうないですし。

何より、新しい発見がたくさんあって、悩みもりだくさんで、刺激的で、

飛び込んでみてよかったです♡


このシェアハウスの他には、

アジア系の超キレイで過ごしやすい郊外の広いシェアハウス 、ブリスベンのバックパッカーに3回くらい、ゴールドコーストのちょいオンボロバックパッカー、郊外ファームのバックパッカー、シドニーの超オンボロバックパッカー、コテージ・・・

など色々と移り住みましたが、

今回お話しした初めてのシェアハウス生活は、本当に濃い日々でした。

そして、上記のキレイなシェアハウス生活以外は、決して快適ではない環境で、たくさんのネイティブたちが住んでいました。

そこにいたネイティブたちに圧倒されることなく、自分から挨拶をしたり、自分にとって普通ではないことでもすんなり受け入れられたりと、なんだかスムーズに生活ができたような気がします。

こんなことができたのは、このクレイジーなネイティブ環境のシェアハウス生活があったからこそ

細かいことは気にしない動じない精神をはじめ、度胸も自信もついた。

だから、

あの広ーいオーストラリアの中で、

あのキャラ濃すぎな住人5人と出会えたことに感謝です*

またいつか会えたらいいな〜^^




▼ こちらもいかがでしょうか。

「オーストラリアのシェアハウス事情〜部屋タイプ編〜」


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