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#383 地域の課題解決と人材育成―僕がサイボウズの「そでらぼ」で取り組んでいること

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。

僕はしごとのみらいという法人と、サイボウズという会社で、複数の仕事をしながら働くという「複業」という働き方をしてます。

いまはですね。サイボウズの中で「ソーシャルデザインラボ」というチームのお話をしています。

ソーシャルデザインラボについて、これまでのお話はnoteの方にはリンクを貼っておきます。いままで話してきたのは……

についてお話をしてきました。

今日は、僕が新潟県上越エリアで取り組んでいる2番目ですね。「地域の課題解決と人材育成」の話をしたいと思います。

地域の課題解決と越境学習

僕は、地元である、新潟県妙高市で、ここに住みながら、いろいろな仕事をしてきました。2017年からサイボウズで複業を始めて、テレワークの形で、新潟を拠点に東京の会社でも働く……という働き方をしてきました。

こうした働き方をしてきたこともあって、2018年ぐらいから「テレワークのような形で、地域と、都市部をはじめとした地域外の人々とのつながりや、人の流れを作れないか?」ということで、地元の妙高市役所さんから声を掛けていただいたり、また、そのご縁で、2020年ぐらいからワーケーションに関する取り組みに関わってきました。

そのご縁で、以前から、日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)さんとのつながりがあります。

JMAMさんは「能率手帳」という手帳を作っている会社と言ったら、伝わるかもしれません。あとは、企業研修をはじめ、人材育成をされている会社さんです。

その中で、次世代型のリーダーの育成という取り組みの1つとして、越境学習という取り組みをされています。

越境学習とは、地域と都市部を越境し、日常いる環境から一歩離れて、誰かの日常――これを「他日常」と言います――に行くことによって、日常では気づかないことに気づいたり、地域でさまざまな取り組みをしている方々と触れることによって、価値観が刺激されたり、自発的に活動している方々と関わりことによって、自身の働き方を振り返ったり……そういった、人材育成の取り組みをしてらっしゃるんですよね。これを、越境学習と言います。

この、越境学習の観点で、以前から、妙高市とJMAMさんとの関わりがありました。

そういった関わりの中で、いま取り組んでいるのは、地域の事業者が抱えるさまざまな課題に対し、次世代のリーダーとなるような方々がチームを組んで、地域の課題に向き合って「どうすれば、その問題が解決するのか」という、課題解決側のプログラムです。これを「ことこらぼ」と言います。

この、ことこらぼが、地元の妙高市で、2024年6月から始まる予定です。このプログラムに対して、サイボウズはメンター的な役割として関わります。

地域の企業の課題を解決しながら、人材を育成する

ことこらぼは、地域の企業に対して、都市部のビジネスパーソンの方々がチームを組んで、地域の企業といっしょに半年ほど課題解決に取り組みますが、研修の期間に加えて、人とのご縁が長く続けばいいなと思っています。

こういったご縁は、旅行とかだと一過性というか、人との関わりはあまりありませんが、いっしょに課題に向き合ったり、話し合ったりする中で、おたがいを知り、地域を知る。そういった関わりの中で、次世代のリーダーが育っていくといいなと思いますね。

このように、個の取り組みでは、JMAMさんや地域の企業、サイボウズなど、さまざまな人たちをつないでいる……という感じです。

こうした取り組みは、いろんな人たちをつないで取り組む活動なので、サイボウズの肩書きだけではない僕が、そこにはいますね。新潟に住み、働いている竹内もいるし、都市部のサイボウズに所属している竹内もいるし。

このような形で、そでらぼの竹内は、地域の課題を解決したり、地方創生や共創の取り組みをしていますが、さまざまな立場・立ち位置があるから、できることなのかもしれませんね。

言い方を変えると、「ここまでは新潟の竹内」「ここからがサイボウズの竹内」のように、立場で分けるのは難しいところもありますが、そでらぼの中で、僕がいま取り組んでいることを紹介してみました。

というわけで、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね、バイバ~イ!

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