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#389 多様な人・組織が集う取り組みでは「理想への共感」が大事

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務化、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。


これまでお話してきた社会課題解決の話

この番組ではですね。 10 日ぐらい前からサイボウズのソーシャルデザインラボについてお話をしてきました。

ソーシャルデザインラボは、社会課題を解決しようというチームなんですけれども、これまでは、僕が自分ごと化している課題認識をお話し、その課題認識をもとに、いま、僕の地元である新潟県上越エリアで取り組んでいる3つのことについてお話をしてきました。

3つというのは、地域複業と、地域の課題解決と人材育成の取り組みと、若い世代が地域でDXを学べる環境づくりです。

地域複業の話をしたので、これまでは複業に関する話をしばらくお話ししてきました。

で、今日はですね「理想への共感」という話をしてみたいと思うんです。

チームワークを大切にしているサイボウズの「5つの文化」

サイボウズは「チームワークあふれる社会を創る」が理念の会社です。

その中の文化として5つ、大事にしていることがあります。それは「理想への共感」「多様な個性を重視」「公明正大」「自主自律」「対話と議論」の5つです。

去年までは4つだったんですけれども、今年見直しをして、現在はこの 5 つなんですが、今日はこの中の1つである「理想への共感」という話をしてみたいと思うんです。

多様な人・組織が集う取り組みでは「理想への共感」が大事

僕は、地方に住んでいることもあって、地方の現状に対して感じる課題、「これ、いま何とかしておかないとまずいよね」と思っている課題があります。

その、課題を解決しようとするとき、いろんな関係者と関わりながら仕事をするケースが多々あります。

社内だったり、自分の身内だけだったらそんなに気にしなくてもいいのかもしれませんが、社外の方とか、あるいは行政と民間といった、セクターが異なる方々と仕事をする時に「理想への共感」って大事だなぁと、つくづくと感じます。

「理想への共感」の理想的な状態

「理想への共感」に対して、もっとも理想的な状態があるとしたら、さまざまな人たちが関わるチームの中で、理想が言語化されていて「わたしたちは、このためにやっていますよね」ということが共有されている状態であるのが、もっともベストだと思います。

とはいえ、さまざまな立場の方々が集っている時、その理想というのが必ずしも言語化されてない場合もあります。

ただ、そういった状況の中でも「方向感が一致している」というのは、すごく重要だと思っています。

いままでうまくいった仕事は、理想や方向感が一致していた

いままでいろんな人たちと仕事をしてきましたが、うまくいったものは、間違いなく、理想というか、方向感とか、「それ、分かります!」というか、そういったものがある人たちとの仕事はうまくいってますよね。

また、そういった仕事だと、やらされ感ではなく「やりたいから、やる」という感じになれます。

一方、そうでない場合はうまくいかない……というか。目的が、関わる人や組織でバラバラだったり。

あとは、言葉ではこういっているけれど、「裏には違う目的があるな」みたいな感じがする時も、うまくいかないので。最近は、そういった匂いというか、空気を、比較的感じやすくなっています。

そういったときは、事前に大事なことすり合わせたり、自分たちが目指す方向とは「ちょっと違うな」って思ったら、最初から関わらない……というか、「そもそも、これは何のためのものですかね?」のように、目的を確認したり。そういったことが多いですね。

「理想への共感」は、サイボウズの中で大切にしている5つの文化の1つですが、サイボウズの中だけではなく、多様な組織や人たちと関わる時こそ、理想への共感はすごく、すごく、大事だなと思っています。

僕が大切にしていること

ちなみに、僕が大事にしてる理想はですね。「竹内義晴 しごとのみらい」で検索していただくと、僕のプロフィールというか、ポートフォリオがあります。その中に、大切にしていること、得意ではないことが書いてあります。

ここに書いてあるのは、どちらかといえば、僕の価値観や仕事観です。10個以上書いてあるので、詳しくはリンクをご覧いただければと思いますが、僕は「そもそも、何のために」というところがすごく大事なタイプです。

あとは、「しっくり感」とか「納得感」とか。ほかには、「知識よりも実践すること」「口より手を動かすこと」などが大事だなと思っていますかね。あと「協力関係」とか「信頼関係」とか。そういったことが大事だなと思っているタイプです。

そういった価値観の一致も大事だとは思いますが、それよりも、1つの取り組みをする時には、最初に「何のために」という理想は一致させておくこと。できれば言語化もしておいたほうがいいんでしょうね。そう思います。

というわけで今日は「理想への共感は、大事だよね」という話をしてみました。じゃあ、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね、バイバ~イ!

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