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#131 理想に共感できる、地域の人事部(仮)のビジョン

竹内義晴です。この番組は組織づくりやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。


「地域の人事部」についてのお話しています

いま、「地域の人事部」というお話をしています。地域の人事部とは、採用や教育など、地方の企業の「人材の課題」を解決するために、地域の企業や金融機関、自治体をはじめとしたさまざまな機関が一体となって、地域の人材に関する問題を解決していこう……というのが、地域の人事部です。これは、経済産業省の取り組みです。

僕自身は、2022年1月から地域の中で、こういった企業の人の問題。特に今後、人口減少がもっと進んでいくと、地域の中だけではなく、地域の外との接点を作って、人とのつながりを作っていく必要があるだろうと思っていて。そういった取り組みを1年半ぐらい、地域の中で行っています。

また、地域の人事部の取り組みはですね、人の観点でいうと人材教育の部分でもあります。

僕はサイボウズで複業をしていますが、都市部との接点というところで、サイボウズの取り組みとしても取り組めないかなということで、サイボウズの中ではソーシャルデザインラボというチームで、この取り組みをマイプロジェクトとして取り組んでいます。

取り組みに対してビジョンを明確にしたい

昨日はですね、こういった取り組みをするにあたって「ビジョンを明確にしておきたいな」「理想を明確にしておきたいな」と思っていて。そこで、ここ何日かお話をしています。

昨日は、ビジョンを考えるにあたり、ある程度の言葉を作ってみました。その言葉というのは……

さまざまな年齢、経験、価値観を持った人たちが、働く時間や場所、雇用形態に関係なく、自分の個性や強みを生かして、安心して働くことができる社会づくり

これが「これから取り組んでいきたいことだよな」というお話を昨日しました。

このですね、ビジョンに対して、「もうちょっと短めの言葉の方がわかりやすいな」とか、「人に説明しやすいな」とか、「自分でも記憶しやすいな」ということがあるなって思ったんですよね。

なので、今日はビジョンの短い言葉について、「このプロジェクトのビジョンはこれです」と端的に言えるような、短めのメッセージを作りたいなと思いました。

ビジョンをつくる上で大切にしたいこと

短めのメッセージを作るにあたり、どんなことを大事にしたいかなというふうに思ったんですよね。

で、先ほどの

さまざまな年齢、経験、価値観を持った人たちが、働く時間や場所、雇用形態に関係なく、自分の個性や強みを生かして、安心して働くことができる社会づくり

を鑑みたときに、こういったことを実現する手段を考えると、「テレワークの推進」とか、「複業の推進」とか、「フリーランスの推進」みたいになるのかな? と思いますが、僕は必ずしも、固定の手段を推進したいわけではありません。

手段というよりは、地域の「人の課題」を取り上げたとき、地域や都市部の企業、自治体、金融機関、教育機関等が連携して、こういった取り組みを「チームで行う」ということの方が、むしろ大事かもしれない。

また、今回思考の入り口として、サイボウズの企業理念を取り上げています。サイボウズの企業理念は「チームワークあふれる社会を創る」で、4つの文化として「理想への共感」「多様な個性を重視」「公明正大」「自立と議論」という、大切にしている文化がありますが、「〇〇の推進」というよりは、大きなビジョンとして捉えるならば、チームで「一体となって取り組む」ということの方が、気持ちの部分では僕の中ではしっくりきます。

そういった観点で、本プロジェクトの短めのビジョンを考えたとき、いくつか考えてみたんですよ。

  • 地域とつながり、はたらく

  • 地域とつながり、はたらく仕組みを創る

  • 仕事で地域とつながる

  • 地域とつながり、働く仕組みを創る

  • 「はたらく」で地域とつながる仕組みを創る

  • 「しごと」で地域とつながる仕組みを創る

いまのところ、この6つを挙げてみたというか、「本当に取り組みたいことって、何かな?」と考えながら、言葉として挙げてみました。

6つの言葉について思考を深める

最初に「地域とつながり、はたらく」という言葉を考えたんですよね。これはこれでいいんでしょうけど、ただ、目的はやっぱり「仕組みを創る」とか、先ほどお話ししたような、さまざまな方々と一体となり、チームとなって動くことを考えたときに、「仕組みを創る」の方が大事かもな、とか。

あとは、「仕事」って漢字で書くと、なんとなく堅苦しいというか、もうちょっとやわらかい言葉がいいよな、とか。

そう考えると、"「はたらく」で地域とつながる仕組みを創る"とか、"「しごと」で地域とつながる仕組みを創る"みたいなのがいいのかな……という感じがしています。でも、まだ決めかねています。

「都市部→地方」だけじゃない! さまざまな方向性

なお、ここで「地域」と「仕事」みたいな言葉を使ったときに、「都市部から地方へ」みたいなイメージを抱かれるかもしれません。僕は必ずしも、都市部から地方というだけではないと思っています。

たとえば、「地方在住で都市部の仕事をする」というのもあるでしょう。あと、ビジョンを考えながら「これ、すごい大事だな」って思ったのは、「地方の出身の方々が、地方の企業とつながり、はたらく」っていう、地方の中でのつながりも、結構重要だよなって思ったんですよね。

いままでだったら、「地方から都市部に向かう」っていう人の流れがありましたが、「それだけじゃないよ」と。「地方に住みながら、都市部の仕事もできる」し、「都市部の人たちが、地方との関わりもできる」し、「地方にいながら、地方の仕事に関わることもできる」し。

でも、こういった働き方を実現していくためには、これからの時代に必要とされているスキルもあるし、そういったキャリアを積んでいくという方法論もある。だから、このようなはたらき方ができる場とか、機会とか、仕組みとか、そういったものが創れるといいんだろうな……というのが、いまの段階でのビジョンの話でございました。

今日は、さきほどのようにいくつかビジョンとしての言葉を挙げたので、一晩寝かせてみると、しっくり感が出てくると思うし、この中から選ぶのか、あるいは、別の言葉にするのか分かりませんけど、今日はここで一晩、熟成させたいと思います。

というわけで 今日の話はこれで終わりにします。じゃあね、バイバ~イ!

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