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【自分軸の見つけ方】人生の方向性を見つける

自分軸とは、人生における譲れないものだと私は考えています。人はそれを、信念ともいうでしょう。強いつよい想いです。これが自分の軸となり、人生の方向性にも繋がります。見つけて損はありません。今すぐできる見つけ方をシェアしますね。


自分軸の見つけ方

自分軸を見つけるには、自分の過去の体験がヒントです。これまでの数えきれない人生経験の中でも、感情が大きく動かされた出来事は大きなヒントになるのです。ここでポイントなのは、「う〜ん」と悩んで出てきた過去の出来事ではありません。パッと思い浮かぶ、直感レベルで思い出せる感動や事件はありましたか?

自分の価値観を見つける

感情と記憶は直結しています。感情が大きく動いた分だけ、記憶にも深く残ります。これは思考の話ではなく、本能的な0.1秒で感じた心の動きです。ここに嘘はありません。なお、人は嘘をつくことが前提です。もちろん自分自身にも。だからこそ、感情から読み取っていくと、自分の価値観が見えてくるのです。

感情が動いた出来事に、ヒントがある

感情には多くのヒントが潜んでいます。自分の本当の価値観です。しいてはそれを深く読み解いていくと、自分軸を定めるヒントにもなるのです。

とはいっても、いまいちピンとこないかもしれませんね。ですので、ここで私が例を挙げます。「あなたの感情が動いた出来事は、なんですか?」これに対して、とりあえず3つ出してみましょうか。

ぶっちゃけると、苦しい場面が大きかったです。しかし、それが不幸だったとは限らず、むしろ今思えばバネになりました。すべての出来事に意味があるのだと思います。だから、不幸だとか幸せだとかも、本当のところはないかもしれません(急に真理)。

①「辞めたらいいんじゃない?」と言われた時

一年と少し前に、会社の人に言われたことです。この時の感情は、時が止まったかのようで、それは絶望でした。的外れな言葉、でも冷たい言葉、これが悲しくて泣きじゃくってしまいました。突き放された悲しみが深かったのだと思います。そして、理解されないことが悔しかった。

事は数時間前、社内の特別メンバーで大切な会議をしており、私は勇気をもって不満と改善点を伝えました。しかし、話は不穏な方向に向かい・・・結果、「合わないなら、辞めたらいいんじゃない?」という会話にまで行き着いてしまったのです。

自分の伝えたいことがまるで伝わっていないもどかしさで(提案したつもりが不満に聞こえた)、自分の発言力の乏しさにも悔しかったです。しかも周りはパーティーの準備が始まって、みんながダンス練習やら何やらしている中でした。そういったテンションの相違も助長して、頭が爆発しそうでおかしくなりそうでした。

本当にどうでもいいことなら、悔しさも出ません。この経験を通して、自分の負けん気と悔しさから跳ね上がるバネを掴むことができたと思っています。

②貯金がジリ貧の中、引っ越しを決めた時

私は引っ越し一週間で、すぐに引っ越しを決めたことが過去にありました。一回の引っ越しでもお金がかかるのに、たったの一週間でまた引っ越すことは非現実的な決断です。実際、お金も労力も時間も、何もかもが削られました。

こうなった理由は別記事にもしたいほどのストーリーがあるのですが、一言でいえばすぐ近所が半社の事務所だったからです。引っ越し一日目にして、「あ、ここにいてはいけない」と一人暮らしの私は身の危険を感じたからです。

お金はもうギリギリです。お金を失う危機と、身の危険の危機。何よりも自分の過去の決断の失敗も辛くて、まるで鰹節を削るかのようにゴリゴリと精神が削られました。たしかこの時、2週間で4キロは体重が落ちていましたね。それほどの荒削りでした。

この経験から、お金の大切さとともに、「ぬるく生きるのはもうやめよう」といった腹括りができました。人生を本気でとらえるようになりました。

③お母さんに絶望を感じた時

まず大前提、今はお母さんと仲良しです。しかし、5年くらい前は時折ギスギスしていました。とはいえ、お母さんと旅行に行った話なんですけどね(母企画のもと)。私はてっきり母と娘の二人旅行だと思っていました。

しかし、当日にお母さんの再婚相手を連れてきたのです。この人は悪い人ではないけれど、私にとっては他人同然でした。突然の登場に頭が真っ白になりました。

旅行中、温泉に入りました。誰もいない中だったので、私は再婚相手のことを切り出しました。「本当は嫌だった」と。受け入れられなかったからです。ここでお母さんとは喧嘩に発展し、「どうしてわからないの?」といった絶望をたっぷりと感じましたね。

この経験でいえることは、他人はコントロールできないということ。正直、人間関係は時に苦しくなることもあります。もちろん、喜びも。すべてコントロールはできません。できるのは、自分の感じ方のみ。

感情から見える価値観

私はこのような出来事から、キーワードをあげるといくつかのものが出てきます。「わかってもらえず悲しい」「世界が違う人が怖い」です。良くも悪くも、自分の意見や世界観が強いのです。エネルギーが内に集中しています。

つまり、我が強いということ。外部に対して自分の意見を通さずにはいられないほどの熱量があるのです。それが私だと気づきました。これが価値観です。自分の強い軸になっている信念です。過去を読み解くことで、自分軸に近づくものが見つかりつつある、という段階がこのフェーズ。

【+α】言葉を精査する

私の場合、出来事がネガティブだったので、言葉そのものもネガティブ寄りになりました。このままでは使えません。もう少し精査する必要があります。このまま落とし込むには浅いということです。

出てきた価値観(=強い信念)を元に、もう少し紐解く必要があります。いえ、紐解くというよりも、言葉を置き換えていきましょう。ネガティブから出てきた言葉は、もう少しポジティブにとらえることもできますから。それが言葉の力!(これが言いたかったw)

【例えば】言葉の変換法

  • 「わかってもらえず悲しい」

  • 「わかってもらえると嬉しい」

これ、わかりますか? 起こったことに対して感じる、自己解釈の言葉を変えるのです。変換。視点を変えたともいえます。起こったことは同じですよね。けれど、印象は随分と違うかと思います。

もう一つ、いきましょうか。

  • 「世界観が違う人、無理、怖い」

  • 「近しい感覚の人に安心を覚える」

ネガティブに感じることは、誰にだってあります。しかし、そこにいつまでも意識を向けていてもイイことはありません。自分の機嫌は自分で取る、といった考え方と同じで、自分の感情は自分で意図する。

言葉には、自分の信念が隠されています。信念というと、大義名分のように聞こえますが、簡単にいえば価値観みたいなもの。だからこそ、言葉の表現次第でしっくり度が変わってくるのです。

まとめ

自分軸の見つけ方は、一つひとつの過去の出来事にきちんと向き合えば必ず見つかります。感情の動いた出来事について、直感的に思い出したことを書き出していくことから始めましょう。そこから、共通点や価値観を見つけていくのです。本当にこれだけ。

これは簡単そうで、実際にやる人は少ないです。そのためには場のセッティングも重要です。静かな空間は必須です。そこで穏やかな気持ちで向き合い、かつ精神が安定している時にこそ真価が発揮される時。「やろう」と思った時が吉です。

・最後に私から一言二言

あなたは今日まで生きてきました。その間に、喜怒哀楽さまざまな感情を感じて生きてきましたよね。中でも、あなたが特に印象に残っていることを思い出してください。それは、喜びですか?怒りのパワーですか?ここに自分が大切にしている譲れない信念があるからです。それが軸なのです。

※この記事は、2024/3/14 に書いたものです。
※【私のブログSTART】2024/2 WordPressにて開設→2024/4 現noteに移転

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