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人が困った時に助けてくれる存在。

こんにちは。げーしーです。
今日は天気が良いのでネタ半分で購入したドローンを飛ばしに人気のない砂浜に行ってきました。空撮のような綺麗な映像を収めるぞと息巻いていたのですが、風が強すぎて真っ直ぐ飛ばず、とてもじゃないけど撮影どころではありませんでした。
やっぱ、安物はだめですね😭

今日は飼い犬はどのくらい人間を助けてくれるのでしょうか?という内容です。
こちらの論文です。
Pet dogs (Canis lupus familiaris) release their trapped and distressed owners: Individual variation and evidence of emotional contagion

▲苦しむ飼い主をどう演出する?
今回の実験は苦しんでいる飼い主を犬は救うことができるのか?という内容です。この状況をどうやって作り出すのかというと飼い主にアルミの箱に入ってもらいそこから救出する、という内容です。

予め、箱の開け方をレクチャーしまた慣れさせるために一定の時間を設けて飼い主と一緒に明け方などを何回か見せます。

ある程度の時間が経ったら実験者と犬だけ部屋から出て、飼い主が箱を使い準備をします。実験は以下の3パターンで犬が開けるかどうかを試しました。
・床を叩きながら「助けて」と箱の中で助けを求める→苦痛テスト
・箱の中で音読をしてもらう→読書テスト
・飼い主は椅子に座り壁側を向き、箱の中には好物の餌が入っている
 →フードテスト
という以上の3つです。
この3パターンで実際に箱を開けるのに成功した事やそれにかかった時間、行動様式などを観察しました。

また予め予備実験として飼い主による「助けて」という叫びでストレスレベル、共感性が上がることを確認した上で実施しています。要するに飼い主がなんかピンチそう!と理解できるというのを確認しています。

▲結果は?
結果はというと60匹の飼い犬に協力してもらい20匹は苦痛テストで救出に成功、19匹がフードテストで回収に成功、また読書テストでは16匹の犬が飼い主の救出に成功しました。

また読書テストと苦痛テストの救出する時間において、苦痛テストの方がより早く飼い主を助けようとする反応が見られました。

▲飼い犬でもオーナーのピンチを何とかしようとする!
以上の結果、犬はご主人がピンチの時は何とか助けようとする事が言えそうです。また救出できなかった犬でもほとんどが箱の周りをうろついたり、ドアに鼻を付けて飼い主の解放を試みる様子が確認できました。

以前から犬は人間に対する共感力が優れているという事が言われており、色んな実験でそれを証明する内容が報告されていました。今回はその共感力と実際に助けようとするのかという行動力も観察されることになったのですが、大半の犬が助けようとすることが証明されたと言えます。

やっぱ凄いですね、ワンちゃんは!
開けることはできなかったけどなんとかしようとする犬も見られたのが何より嬉しいなと僕自身は思いました。

ちなみに、箱を開ける事ができたワンちゃんは日頃から餌が入っている箱を開けたりゴミ箱を自分で勝手に開けたりすることができる子が多かったらしいです笑笑。
悪戯する子は相対的に賢いんですかね😓
その賢さをぜひ困っている時に発揮されることを願っています🥴

では。♪(´ε` )


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