人よりも、犬よりも、水が好き！！

こんにちは。げーしーです。
遂に野球で金メダルを取りましたね！最後まで締まった試合で日本人の自力の強さが出たんじゃないかと思います！
元高校球児としてとても嬉しく、ふわふわした気分です！

　さて、今日はこの暑さの中少し涼しくなる論文を紹介したいと思います。
いや、涼しくはならないかな😓
”犬(ラブラドール・レトーリーバー)と水”の論文です。


▲人と犬と水、どれが一番好き！？
　２０１５年と少し古い報告になるのですが、ポルト大学で以下のような実験が実施されました。

１０頭のラブラドール・レトリーバーに協力してもらい人、犬、水のどれに一番興味を惹かれたか？という調査です。
場所はスイミングプールがあるアリーナで犬と人と水の３つの刺激に対する接近行動の頻度と相互作用行動の持続時間の違いを評価しました。
全ての刺激がアリーナで同時に存在する状態で２分間測定され、これを３回実施しました。

結果は犬や人よりも水の刺激に対してが1番接近頻度が多く、３つの刺激の中で最も魅力的であるようにみられました。
つまりはラブラドール・レトリーバーは水が大好きということが言えるようです。

▲祖先からの遺伝で水が好き？
　人よりも犬よりも水が大好きなラブラドール。皆さんもラブラドールが水の中に勢いよく入る映像なんかをみたことがあるのではないでしょうか？？

　そもそも”レトリーバー”と言われる犬種は猟師が銃で打った水鳥やうさぎなどを運んでくるのが仕事の犬なんです。つまり、水辺で仕留めた獲物を泳いでとってくる修正があるため水に対する抵抗がなく好んで入る子が多いとされています。ルーツは先祖が代々行っていた猟の手伝いが現代でも引き継がれている、という事です。



▲他にも水が好きな犬も
　今回はレトリーバー犬での実験でしたが他にも水を好む犬種はたくさんいます。今回は水が好き、もしくは水辺で活躍する犬種をいくつかご紹介。

・ニューファンドランド
　水難救助犬としても活躍しているニューファン。この犬は原産国はカナダで、ヨーロッパへと伝来し今に至ります。主にバイキングの使用犬として船に乗っていました。バイキングというと海賊なので性格が気になるところですがとっても穏和で人懐っこく優しい性格の持ち主です。
体重が60kgにもなり、体が分厚い毛に覆われるため冷たい水でも体温が奪われにくく、その大きな体で泳ぐと溺れている人間をも運べてしまうパワーの持ち主です。
診察でも数回見たことあるのですが、あのモフモフ感は何とも言えず何時間でも埋もれていられる毛の持ち主です。笑

•スタンダード•プードル
　日本ではトイプードルが多く目にしますが、その本家大本は鳥猟犬の際に重宝されたスタンダードプードルです。
もちろんあの癖っ毛のような毛質は撥水の効果もあり、保湿効果も抜群。また顎の強さも結構あるので加えた獲物を離さないで運んできます。性格は結構臆病な子が多いです。
トイプードルがそのまま大きくなった感じですね。ですので意外と処置をしていると噛んでくることもしばしば💦
ただ懐っこい子は本当にお利口で触り心地も抜群です！

•イングリッシュ・セター
　原産地はイギリスの狩猟犬。上の２つとは違い自分で獲物を知らせる狩猟犬です。獲物を見つけたらオーナーに知らせるために獲物の前に伏せる、これをセッティングというところからセターと名付けられました。
あまり馴染みがない動物かも知れませんが非常に賢く、人間に従順で活動的な子が多いです。

　今の時期、川遊びや海なんかは最高に気持ち良いですよね。犬の場合も同じで、水にダイブするのはめちゃくちゃ気持ち良いんだと思います。ましてや外で走り回るよりも泳いだほうが運動不足の解消にもなり熱中症予防にもなりますのでこの時期はおすすめです。もちろん、水が嫌いなワンちゃんもいるので無理には泳がせないように少しづつ慣らしてから入れるようにしてください。じゃないと水を怖がるようになりますからね😓
まだまだ暑い日が続くと思いますが、皆さんも熱中症に気をつけてお過ごし下さい！

では。♪(´ε｀ )