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パパ育休取得のメリットとデメリット

育休生活も3か月目となり、いよいよ終わりが見えてきた。
ここで、育休取得のメリットとデメリットについて、考えをまとめておきたい。

●パパ育休取得のメリット
夫婦間で家事育児の経験を共有し、共感を持つことが最大のメリットであると思う。
子供と一日中一緒にいられるという幸福感、自分が作った離乳食で子供が育っていくという満足感、子供を見ながら家事をこなす大変さ、世の中から置いていかれているのではないかという焦燥感、大人と話す機会がない孤独感。。
挙げるとキリがないが、家事育児にまつわる様々な経験、感情をママと共有することで夫婦の連帯感、仲の良さが格段によくなると思う。

普段から家事育児に参加しているパパもぜひ、すべての家事育児を一人で引き受けてみてほしい。仕事と同じで、主担当と副担当では責任感が全然違う。
働くパパと専業主婦のママという構図は、会社内でいうと「設計と製造」や「営業とマーケティング」の構図と似ている。担当している仕事は違うものの、同じ目標に向かって働く。協力もするし、ときには利害の対立もある。円滑に仕事を進めていくためには、ジョブローテが効果的だ。パパの育休取得は家庭のジョブローテだと思うと、わかりやすい。

そしてすべての家事育児を引き受けた際はぜひ、家事育児の先輩であるママにアドバイスを乞うてほしい。ノウハウ本には載っていないような本当に役立つノウハウを、ママは持っている。そしてその会話が夫婦間の良質なコミュニケーションとなる。

●パパ育休取得のデメリット
ないと思う。
育休取得期間が数か月程度であれば、職場に前もって話しておき、職場内で業務調整、引継ぎをすれば問題ない。
一番気になるところはキャリアへの影響かと思う。これについては上司に事前に確認しておいた方がよい。勤務日数が足りなくて昇給対象にならない等、自身のキャリア形成に不利となる人事ルールがないかを確認して、育休取得時期や期間を調整することをおすすめする。

個人的には、少々昇給が遅れたからといって育休取得をあきらめるのはもったいないとおもう。日本の男性育休取得率は8%程度で、1か月以上育休を取得するのは1%程度である。育休は子供と幸せな日々を送ることができ、夫婦仲が良くなり、その経験は100人に1人のレアなものである。
育休を取得しない理由はない。

ここで注意したいのが、職場に育休取得の意向を伝えるタイミングである。
自身で勝手に判断せず、「いつ」「だれに」「どのように」伝えるかを必ずママと相談してほしい。妊娠安定期に入ってからがよい、妻の職場に先に伝えてからがよい等、ママの意向が必ずある。デリケートでプライベートな話だけに、伝える際は細心の注意を払うべきである。

私は、課の先輩後輩、プロジェクトメンバーに絶大な協力を頂き、育休を取得することができた。皆様にはこの場を借りて御礼を申し上げたい。本当にありがとうございます。

以上、育休取得のメリットとデメリットについてまとめてみた。
また何か思いついたら加筆したい。


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