旅の記録を残してみる #3 ~別府編 純情の結末~
どうも、千真(せんま)です。
前回の続きとなります。
別府へ
時刻は9時過ぎ。
「べっぷー、べっぷー、べっぷー…」
特徴的な駅アナウンスを聞き、駅改札へと進んでいきます。
ユウさん、待っていました。こちらをチラッと見てニコニコしていました。
ちなみに、ユウさんの親は当日の朝、俺の話を聞き、衝撃を受けたそうです。
「え、わざわざ普通列車で別府まで来るの?え?」
そりゃそうだよな。(笑)
ユウさんの親は俺の親の連絡先を一応聞きたい、という話だったそうで。本当のことを教えたくないので、インテの親の連絡先を教えました。
俺、最低(笑)
さて、なんとなく考えていた「どこへ行くか」です。
別府徘徊
ここに来て、俺はガチガチに緊張。向こうもガチガチに緊張。
最早8年も経つので、全然覚えていないのですが、とりあえず高崎山とうみたまごのセット券を購入。まずは高崎山へ行った気がします。
ユウさんと、何をしゃべったのか。どんな話をしたのか。
それがまさかの、何も覚えていません。
どこで昼飯を食ったのかさえ、記憶にないんです。
それは、思い出の中にとどめておけ、ということなのかもしれませんね。
そして最後、別府タワーに登ります。
これはまだ平成28年の話。気づけば元号も変わり、だいぶ時間も経ったように感じます。Wi-Fi小僧の俺の携帯は型落ち品で、12時にはスマホの充電も切れていました。
俺も当時まだ13歳。さすがに今みたいに終電で帰るわけにもいかない、と思い。別府を発った時はまだ16時くらいだったかと思います。
帰路へ
あっという間に楽しい時間は終わり、帰らなければなりません。
入場券を買って、ホームまでユウさんが見送ってくれました。
あのとき、最後まで電車の中から手を振り続けたのを今でも覚えています。
帰宅する
スマホの充電も切れているので、インテの携帯でユウさんのメッセージを見ました。3人のライングループの名前は「感動の再開を果たすはずの少年少女」とかだったかな。馬鹿か。
帰りは、中津駅で寄り道して、中津城へ。
そして中津城に行ってから、次の電車までの時間があまり無いことに気づきます。
走って帰ろうとしますが、当時の中学での掛け声を馬鹿みたいに叫びました。頭おかしいんか俺。
奇声をあげる俺らは、その道中にいた女子中学生に声をかけられます。
「手袋、落としましたよ。」消えたかった。
そこからの記憶はほとんどないですが、無事春日に帰り着きました。
エピローグ
さて、俺はその後LINEでユウさんに告白して普通に振られます。(笑)
気づけば疎遠になり、俺のアホさ加減もレベルアップしていきました。
あっけないですが、当時なんてそんなもの。
でも、旅のきっかけをくれたのは、間違いなくユウさんでした。
俺は、そこからずっと旅をするようになります。今も。
ここで、別府編は終わりです。
しかし、旅は終わりません。
色々ありながらも、青春18きっぷが使えるのは1月10日とかそのくらいまで。しかし、まだ切符は残っています。
俺とインテは、次の旅の計画を練り始めました。
~続く~
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?