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胆石で入院しました

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取材旅行先で急な腹痛、救急外来を経て緊急入院しました。その経緯とその後の話をまとめていきます。
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2018年5月の記事一覧

(12)まな板の上のでぶ

(12)まな板の上のでぶ

2018年4月27日、本日いよいよ手術です。人生初の手術に内心どきどき。でも全身麻酔なのでがんばりようもありません。

暇を持て余す午前私の手術は午後から。午前の手術が終わり、準備ができたら呼ばれます。一応の目安は、13時半。11時までに家族が来ないと手術しないということなので、妻が来ることに。市内に住む母も来てくれました。

が、11時に来て13時まで、することもなく暇。なんとなく、どうでもいい

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(13)歩け歩け大会開幕

(13)歩け歩け大会開幕

2018年4月28日。手術から一夜明けました。驚くんですが、手術の翌日から食事が出るんですよ。よく考えたら胆嚢って、消化管の傍流に着いているもので、消化器自体は切り貼りしていない訳です。だからって翌日から食欲があるかっていうと、ねえ。

今日は三分粥食翌日から食事が出るとはいえ、さすがにいきなりしっかりしたご飯ではありません。かといって重湯からのスタートという訳でもありません。三食三分粥食をとって

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(14)発熱、でも歩け歩け

(14)発熱、でも歩け歩け

2018年4月29日、入院4日目手術後2日目。この日は朝からものすごい倦怠感がありました。

発熱してた昨日も37度台だったのですが、腹の中を切り貼りしたので多少発熱もあるだろう、くらいに考えていました。そして今朝は、朝からものすごくだるい。とにかくだるい。検温してみると38度台でした。

医師「お昼から痛み止めの薬を飲みましょう。ロキソニンでいいですか」
おれ「ロキソニン、相性悪いんですよね」

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(15)明日退院のはずが

(15)明日退院のはずが

当初の予定では明日、2018年5月1日に退院の予定でした。しかし人間の体ですからね、そんな予定通りに進むとは限りません。

昨日のノートで体温が下がったと書きましたが、38度台から37度台に下がっただけ。平熱の36.5度よりまだ1度ちかく高いのです。体内のどこかで炎症が起きている可能性が考えられます。

ということで、明日血液検査をすることになりました。その結果を見て、退院の判断をします。つまり、

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(16)早朝から検査

(16)早朝から検査

血液検査の結果を見て退院の判断をするとは聞いていましたが……。まさか朝5時半から起こされるとは思いませんでした。

早朝に採血いつも6時頃に検温と血圧検査があるのですが、今朝は5時半に検査に来て、採血と検温、血圧検査をしていきました。眠いっつーの。寝付きが悪いのでその後寝付ける訳もなく、朝食を済ませてからやっと一眠り。

明日退院に決定血液検査の結果、特に問題がある炎症などは認められず、体温も落ち

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(17)たいいーん

(17)たいいーん

予定より1日延びましたが、無事退院しました。2018年5月2日。平日で妻が仕事だったので、母親に迎えに来てもらいました。そのまま、犬の散歩に連れて行かれましたが、老犬の方が私より元気です。

月跨ぎが痛い医療費限度額認定証というものを支給してもらっています。収入に応じて、医療費を免除してもらえるシステムです。でもこれって月単位なんですよね。4月にすべての処置が終わっていれば、4月の限度額で頭打ちに

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(18)胆石との闘いに終止符

(18)胆石との闘いに終止符

こいつが、敵でした。約3センチの石と、約1センチの石。大きい方が胆嚢の出入り口をふさぐような格好で鎮座していました。

退院後初の外来退院後の経過は順調で、メインの傷以外はかさぶたになっていました。ほんの2週間前に手術としたとは思えないほど、普通の生活をしています。血液検査の結果も問題なく、これで胆石との闘いは終了です。

胆嚢を摘出すると、胆汁を一時的に貯めておく機能が失われます。そのため、消化

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