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(13)歩け歩け大会開幕

2018年4月28日。手術から一夜明けました。驚くんですが、手術の翌日から食事が出るんですよ。よく考えたら胆嚢って、消化管の傍流に着いているもので、消化器自体は切り貼りしていない訳です。だからって翌日から食欲があるかっていうと、ねえ。

今日は三分粥食

翌日から食事が出るとはいえ、さすがにいきなりしっかりしたご飯ではありません。かといって重湯からのスタートという訳でもありません。三食三分粥食をとって、消化器の様子を見ます。

粥というものが好きじゃないので、薬だと思って食べました。梅干し以外の皿は味の薄いものばかりでした。グルメツアーではないので、我慢するしかありませんが。

歩け歩け大会

むかしむかし、入院して手術をすると、傷口が癒えるまで安静に過ごしていました。今は違います。手術翌日から起き上がらされ、歩行器を使って歩き回らされます。初日の今日は午前に病棟を1周、午後に2周歩かされました。

歩くことによって内臓が動くのだそうです。

旧時代の療法で胆石手術を行なった父親は、胆嚢摘出手術の影響で多くの内臓が腹膜と癒着していたそうです。そうならないために、歩いて内臓を動かし、正常な位置に戻すのです。

ただね。これが凄く痛いわけ。

父親の癌切除手術のときに見ていたので苦しいであろうことはわかっていました。でも腹腔鏡手術だしと軽く見ていたんですが、痛い。ベッドに起き上がるところからして、痛い。ベッドを降りるために向きを変えようと体をひねると、おなかが引き攣れて痛い。ベッドを降りるために力を込めると、腹筋が傷口を引っ張って痛い。歩いている間中、痛い。

はあ、もう休ませてくれ。

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