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報連相の質を高める相談術:結果報告で信頼関係を築く沖縄でのコミュニケーション

みなさんこんにちは、沖縄で経営コンサルタントとして活動している新田繁睦です。今回は、報連相の中でも特に重要な「相談」について、結果報告に焦点を当てて解説します。相談は、単なる情報共有ではなく、相互理解と協力を深め、問題解決や目標達成を加速させるための重要なコミュニケーション手段です。


⒈相談における結果報告の重要性

相談において、結果報告は単なる義務ではありません。それは、信頼関係を構築し、さらなる協力を促すための重要なステップです。

  • 信頼関係の構築: 結果報告は、相談者が責任感を持って取り組んでいることを示し、相談相手からの信頼を得るために不可欠です。

  • 協力体制の強化: 結果報告を通じて、相談相手は進捗状況を把握し、必要なサポートを提供することができます。

  • 問題解決の促進: 結果報告は、問題解決に向けた進捗を共有し、新たな課題や解決策を見つける機会を提供します。

⒉相談の4つのカテゴリー

相談は、相談者の「前に進める意志」と「相手の状況への配慮」という2つの軸で、4つのカテゴリーに分類できます。


①指示待ち相談: 相談内容について、相談者自身は前に進める意志がなく、相手の状況にも配慮しない相談です。

②丸投げ相談: 相談者自身は前に進める意志がなく、相手の状況には配慮する相談です。

③一方的相談: 相談者自身は前に進める意志があり、相手の状況には配慮しない相談です。

④協力的相談: 相談者自身は前に進める意志があり、相手の状況にも配慮する相談です。

真の報連相における「相談」とは、この4つの中で「協力的相談」を指します。相談者自身が積極的に問題解決に取り組む姿勢を示し、相手の状況を理解し尊重することで、より建設的な対話が生まれます。

次のセクションでは、効果的な結果報告の方法について、これらの相談のカテゴリーを踏まえながら詳しく解説していきます。

⒊相談の結果報告と信頼関係

相談の結果報告は、信頼関係の深さに応じて、その具体性が変化します。信頼関係が浅い場合は、具体的な行動(例:メールを送った、連絡した)を報告する必要があります。一方、信頼関係が深い場合は、結果や考察を含めた、より深いレベルの報告が可能です。

重要なのは、「当たり前のことを当たり前にできている」という信頼関係を築くことです。そうすることで、より高度な相談、そしてより質の高い結果報告が可能になります。

⒋プロジェクトのイメージ共有と相談の密度

プロジェクトの具体的なイメージを共有することは、相談の密度を高める上で非常に重要です。プロジェクトのゴールを明確にし、その達成に向けた具体的なステップを共有することで、相談内容がより具体的かつ建設的になります。

プロジェクトの結果を具体的に、そして高く持つことで、日々の行動一つ一つの質も向上します。高い目標を共有し、共に達成を目指すことで、相談のレベルも自然と向上するでしょう。

⒌まとめ

「相談」は、真の報連相の中でも特に重要な要素です。相談者自身の積極性と相手への配慮、そしてプロジェクトのイメージ共有を通じて、より建設的な対話を実現し、問題解決や目標達成を加速させましょう。

次のセクションでは、効果的な結果報告の方法について、これらの相談のカテゴリーを踏まえながら詳しく解説していきます。


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沖縄在住 経営コンサルタント
新田 繁睦 ARATA Shigechika

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