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【番外編】KYALO〜なぜ協力隊へ〜

Mwatindata?
みなさま、こんにちは!
Kyalo Mutuaとカンバネームをもらった、シゲです!
Kyaloとは、カンバ語で【旅】という意味があります。(人生を【旅】のように生きたいので、とても気に入ってます!Mutuaの意味は忘れました…笑)

今回は番外編ということで、僕がなぜ今【協力隊】に参加し、ケニアにあるンジウという所で教鞭をとっているかを書いていこうと思います!


◯世界には教育を受けられていない人がいる◯

大学1年生の時、授業でいじめや差別に関するレポートを書く機会があり、「海外っていじめとかあるのかな?」と思って調べていくうちに、海外の教育に興味を持つようになりました。
その後、大学3年生になり何気なくテレビを観ていると、
【教育を受けたくても、色んな事情で教育を受けられない人】
がいることを知りました。
そして、それと同時期に大切な出会いと悲しい別れがありました。

◯今を大切に生きる◯

大学3年生の時に行った特別支援学校での実習。
2人の子どもたちに出会いました。
【進行性筋ジストロフィー】
生きても20歳までしか生きられず、段々と身体が動かなくなる病気。
もし食事中、喉に食べ物を詰まらせたら、死ぬこともあり得る。
そんな子たちとたった2日間でしたが、一緒に過ごして、
【今を楽しく生きる】
ことの大切さを学ばさせてもらいました。
(落ち葉拾いに行った時、こんなに盛り上がれるんだ!って思うくらい嬉しそうに落ち葉を拾ってたのを今でも覚えてる)

その実習の後、高校の野球部の後輩が不慮の事故で亡くなりました。
20歳になる前でした。

この2つの出来事で
・明日が当たり前にあると思って生きてきた自分に気付いた
・自分が生きている意味を考えるようになった

(本当はもう一つ出来事があるのですが、ここでは割愛します)

「自分が生まれてきた意味は何だろう」
「誰かのためにできることはないかな」
そんなことをぐるぐる考えました。
(多分、人生で一番自分と向き合った)

そこで出た答えが

【教育が受けられていない子どもたちに、教育を届ける】

大好きな子どもたちがのびのびと子どもらしく幸せに生きていって欲しい。

子どもたちがどこで生まれても一定の教育を受けることができる環境を作っていくことが、僕の使命ではないかと思うようになりました。
僕の人生をかけて、この課題に対して少しでも何か力になれればと。

◯出会い◯

日本の大学卒業後は教員になるのではなく、海外で活動していく準備をするため、NZへ留学に行きました。
(NZではスポーツコーチングを学んでいました!)
NZでは不思議と、各国の先生の卵(インドネシア、ドイツ、アメリカ)と出会い、子どもたちのことについてよく話をしました。
「子どもたちは宝物だよね。それに関わることができる先生という職業は素晴らしい」
生まれ育った環境は違っても、同じようなことを考えている人たちに出会って、なんだか自信が湧いてきたのを覚えています。

帰国後、福岡の県立高校で2年間、北海道の私立高校で3年半教鞭をとりました。

福岡と北海道という全く別の場所であるにも関わらず、スーダンで医療活動をされている方(同じ人)のお話をそれぞれの場所で聞くことができました。
流石に何かのご縁があると思い、北海道で勤めている時に、その方とお話しました。
「いつでも僕のところにきていいよ。でも日本でやり残したことがあるのなら、待ってる。僕のところで働いている人は大体【協力隊】出身が多いかな」

これが僕の【協力隊】との出会いでした。

そしてちょうど勤めていた学校に、休職して【協力隊】に現職参加されている方がいらっしゃいました。

「これはもう【協力隊】に一度参加して、腕試ししてこいって言われている気しかしない…」と思いました。笑

本気で挑戦する人の母校

◯協力隊は通過点◯

30年間
【行動力】と【人との出会い】
を大切に生きてきました。
(【早く行きたいなら1人で行け、遠くに行きたいならみんなで行け】っていいますよね!)
その結果、自分の夢に導かれるようなイベントが起こりました。
良いことも、そうでないことも。

今、【協力隊】としてケニアのンジウで活動してみて、想定外だったことがたくさんあります。
・働き先がないから、親にお金がなくて子供を学校に通わせられない。
・大学卒業後も仕事がなくて物乞いしている人がいる。
・子どもたちも学びが将来に繋がらないから、勉強する理由を見出せない。
・目の前でお金が払えず、学校を去っていく子どもたちがいる。当然だけど、今の立場(協力隊)だとその子たちは救えない。
・教育を充実させるよりも、まずは雇用を作るべきではないか。

色んな葛藤を抱えながら、とにかく今は目の前にいる子どもたちと全力でぶつかっています。
(子どもたちはどの世界でも同じで、キラキラしてるし、かわいい…!)

キラキラしてる…👦


そんな子どもたちが生まれた場所に関係なく、一定の教育を受けられたり、仕事に就けたりする一助となりたい。
今はアイデアベースでしかないけど、いつかは形にしていきたい。

◯最後に◯

将来の夢を叶える最初のステップとして、僕は【協力隊】に参加しています。
・教育を受けられない子は本当にいるのか?
・何が原因で通えていないのか?
・将来を見据えた時に、僕自身そもそもQOLの低い場所で生活できるのか?
などなどネットの情報ではなく、自分の目で確かめたく、応募しました。

まだまだ見えていないことはたくさんあるけれど、時間をかけて向き合っていきたいと思います!

◯もう一つ◯

加えて、もう一つ【協力隊】に参加している理由。
僕の【本気で挑戦】する姿が、
・やりたいことが見つからない
・一歩を踏み出せない
・挑戦してるけど、うまくいかない etc...

のような方たちの何かに刺さったらいいなと思っています。
【挑戦】するって、基本的に精神的に大変なことが多い。
いくつになっても心は浮き沈みするし、
自分の弱さと嫌でも向き合わないといけなくなるし、
何にもしたくない日だってある。
それでも。
僕の【挑戦】し続ける姿が、
【誰かの何かに挑戦するきっかけ】になればなと思っています。
何歳からでも【挑戦】できることを、
自分の人生をかけて見せていけたらと思っています。
そんな思いもあって、まずは【協力隊】を通じて、【本気で挑戦】する姿をお届けできたらと思っています。


今回は僕が【協力隊】に参加している背景を書かせていただきました!
I’m still on the way to my dream. ですが、poleooleで頑張っていきたいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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