【Maisya ya Nziu🇰🇪】no.35

2023年7月30日 20:25

Hamjambo〜？
みなさん、こんにちは！
今週は３者合意がありました！
それでは今週も振り返っていきますー！

※「３者合意」：配属機関が望むことと協力隊員の実施したいこと・できることを計画表にまとめ、配属機関・協力隊員・JICA事務所の３者で計画表について話し合い、今後の活動の合意を行うこと。派遣されて半年経ってから、３者合意があります。

☆JUMATATU☆（三者合意）

復習プリントを時間を計って行いました！
「２：６：２」の法則はここでもあって、伸びてきているなと思う子たちもいれば、心ここに在らずな子たちもいて… こんな時は中間層を上に引っ張れるかがポイントだと思うので、色々と工夫していこうと思いました…！
授業後、VC(Volunteer Coordinator)さんが配属先に来てくれて、学校見学をした後、三者合意へ。15分ほどで終了した後、校長先生の元へ挨拶に行く途中、普段自分から挨拶してこないマダムが挨拶をしてきて…笑 VCさんがいたから挨拶してきたのかなと、なかなか興味深い出来事でした。笑　また他の先生たちも、よく行く町のレストランもいつも以上のおもてなしをしてくれて、ケニアンの新たな一面を見ることができました！笑
放課後は久しぶりに子どもたちと何気ない会話をしたり、けん玉で遊んだりしました！

☆JUMANNE☆（半年記念日🎉）

授業は一次方程式の文章題！
できるものもあるのですが、できないものの方が多く… 文章題に関しては数学の問題というよりは英語力の問題だなと思い、どうしていこうか考え中。何かいい手助けはあるかな〜
放課後はファミリーミーティング！
各先生に20名の生徒が割り当てられて、学習や生活、進路のことなど何でも相談できるように「ファミリー」を作るとのこと。クラスティーチャーとは別に相談窓口がある形で、この取り組みは是非日本の学校もやったらいいのにな〜と思いました！
僕個人的には、まずファミリーの子たちのサポートができればいいなと思いました！
（そして何より「ファミリー」と表現しているところが好き）

☆JUMATANO☆

授業の文章題はやはり難しそう。引き続き子どもたち同士の教え合いなどを通して、クラスの半分は回答できるようにしていきたい。
そしてこの日は雨が降っており、いつもより気温が低かったのですが、3割くらいの生徒が体調が悪そうでした。ちょっと気温が下がるだけでも、ケニアの人たちにはしんどいことなのだなと学びがありました！
夜、いつも通り同僚の家でご飯を食べていると、「Facebookで9年前の自分が出てきた！」と言って見せてくれました。僕が「9年前は何してたの？」と聞くと、「小学校の先生をしていた。Thika（ティカ）にある小学校で、給料は1ヶ月9000円。家賃1600円のところに住んでたよ」と教えてくれました。
当時がどうだったかはわからないのですが、ケニアの中でもThika（ティカ）はかなり大きな街です。今はまた給料含めて変わっていると思いますが、学校の先生で1ヶ月9000円はかなりしんどいな… と思いました…笑

☆ALHAMISI☆

教えているクラスの1人の子が僕のオフィスにきてくれて、
「復習用ノートで演習したから見てほしい」と言ってきてくれました！
任地にきて4ヶ月が過ぎ、何かあるごとに、
「体罰なしで、自分で自分を律しなさい」
「最低限の宿題はこれ。プラスアルファは任せる」
「自分の人生だから、自分で決めるんだよ。誰かがしてないからしない、とかは自分の人生を生きてない」
とか、僕の価値観をぶつけまくってますが、それが少しずつ行動に現れてきています。
（もちろん全員ではないけども）
ここンジウにいる子どもたちも背景は全く違えど、日本の子どもたちと似たものを感じます。それもあって、【主体性】とか、自分の人生に【当事者意識】を持つとか、日本の子どもたちにも伝えてきたことを少しずつ伝えていけたらいいなと思っています！

一方で、少しずつ勉強が疎かになっている子たちも増えてきて。
それについて頭を悩ませ、生活のカウンターパートに話すと、
「実は今日14時から教科主任で集まって、子どもたちの学習意欲の低下についての会議をしたんだ。1番の原因は男女の交際。例えばform1 の子たちは来年、きっと何人か妊娠して学校にいないと思う」と教えてくれました。
まず僕が感じていたことを、学校の先生たち一人一人が課題として認識して、会議を開いていたことが嬉しいというかポジティブな気持ちになりました。（僕のできる範囲で子どもたちには話をするし、先生たちから何かアクションがあればお手伝いできればなって思った）
次に男女の交際問題。これについてはなかなかここに書きにくい部分もあるので、いつかの機会に書けたらなと思います。
とにかく学校の課題として、子どもたちの学習意欲が低下していることを捉えていたことに感激しました！

☆IJUMAA☆

教頭先生に、「シゲも献血するか？ケニアの人たちのためにしてくれよ！」と言われました笑
是非、献血はしたいのですが、何より衛生的に大丈夫かなという心配があって…笑
（絶対大丈夫なのはわかってるけど笑）
どこか怖く感じてしまい、結局献血せず。帰国するまでに献血する勇気は湧いてくるだろうか…笑
話は変わり、数学の復習プリントを授業で配り、「答えが気になる子はオフィスにいつでもきてね」と伝えていたのですが、10人程度が持ってきました！その場で丸付けをして返却したのですが、教室までの帰る道中でそのプリントを見ながら、色々意見をシェアしている姿がありました。こういう姿をもっと増やしていけるように、色々工夫をしていきたいですね…！

☆JUMAMOSI☆

金曜に「先生、明日来れますか？数学教えてほしくて」と生徒に言われ、初の土曜活動。その子に教えて帰ろうかなと思っていたら、教えているクラスの子どもたちが「数学教えてください」とオフィスに来ました。
僕のオフィスに行くまでに、教えているクラスの教室の前は通らないため、生徒に「何で僕が来ていることがわかったの？」と聞くと、照れくさそうに「sense！」と言われました笑
結局1時間半くらい、子どもたちが絶えず来てくれました！

※僕は初代の隊員なので、あんまり土曜に行きすぎると、2代目の方に迷惑をかける（「先代の隊員はしてくれたのに！」と言われ、色々押し付けられることが協力隊ではよくある）かなと思い、行ってませんでした。これからも程々にするつもり。

☆氷山の一角しか見えていない③☆

③机の上にあった私物がなくなる
アフリカの先輩隊員の報告書によく書いてあった「私物がなくなる現象」。仲間（同期）の隊員も何人か私物がなくなることを経験していて、物の管理には気をつけないと… と思っていました。
ある日、同僚と同僚の奥様、お子たちと食事をしていました。僕が机の上に置いてあるアボカドを取らず（とっていいかどうかわからなかったため）、食事をしていると、「シゲ！何でアボカド食べないの？」と聞かれ、続けて「ケニアでは机の上にある物は、みんなで共有するという認識。とらないと失礼になるんだよ！」と言われました。笑　今まで同期や先輩隊員が経験してきた出来事が腑に落ちる瞬間でした笑　
みなさま、ケニアではそういう認識だそうなので、気をつけましょう！笑
（ちなみに日本では勝手にとる方が失礼だということも伝えました笑）

今週もお読みいただき、ありがとうございました！

7月25日、ケニアに来て半年が経ちました。
活動期間の1/4が終わったんだな〜と早く感じる気もするし、1日1日は濃すぎて長かった気もするし。

初めは日本で聞いていた諸課題を目の当たりにした時の葛藤があり。
月日が流れていく毎にその課題の背景が見えてきて。
教育だけではなく経済や生活環境など、色んな分野が手を取って少しずつ解決する必要があることに深く気付かされ。
課題の解像度が上がれば上がるほど、何とも言えない気持ちになり。
自分はこの子たちのために何ができるかを考えさせられました。
（今も引き続き考え中）

残り1年半、協力隊の自分ができる範囲で全力でぶつかっていきます！

それではまた来週🇰🇪

Asante kwa kusoma🇰🇪
Tutaonana wiki ijao🇰🇪

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