【Maisya ya Nziu🇰🇪2】no.53

2024年3月11日 03:22

Habari yenu〜？
みなさま、こんにちは！
Kyalo（チャロ）です！
今週も色々ありましたので、早速振り返っていきましょう！

☆UKIA Mixed Secondary(JUMATATU)☆

いつも通り授業をした後、放課後は隣町UKIAへ。
先日行われていた数学理科コンテストで知り合った先生が是非学校に来て欲しいと言ってくれ、初めて近隣校にお邪魔しました！
その先生はJICAにapplyして日本で理数科教育について学ぼうとしたが、covid-19により行けなかったとのこと。
それもあって、かなりJICAに対して理解がありました。
この日は、「数学理科コンテストで次のレベルに勝ち上がったグループの発表をみて、何か助言をして欲しい」ということでした。
発表内容は、魚に餌をあげるのを自動化するシステムを開発したということで、とても高度なものでした！
（気温が高ければ高いほど、魚は餌を多く食べるとのことで、気温を察知する装置と餌をあげる装置を連動させ、気温によって餌の量を調節する機械を作っていました！すごい。）
その後、各クラスをまわり、子どもたちへ挨拶。隣町とは言っても初めて僕のことを見る子がほとんどで、「数学を教えにきてほしい！」と言ってくれた子もいました。
この日は色々と思うことがあったので、また後述します！
とにかく！新しい出会いがあって、とっても充実しました！

☆学費が払えない子は強制帰宅(JUMANNE)☆

授業中でも学費払えていない子は容赦なく帰される。
これが日常になってきて、そして協力隊の僕には彼らに何もできないと改めて思う日でした。

話は変わり、授業で希望した生徒がみんなの前に出てきて説明するという活動を久しぶりに行いました！
解き方が 2通り出てきたり、説明してくれる生徒が間違えると、その間違いを訂正していたり、、、笑
とても有意義な時間となりました！

☆生徒の生徒による生徒のための授業(JUMATANO)☆

3限目の前に教頭先生から「シゲ、brief meeting をするから、生徒に課題を出してきて」と言われました。
ンジウに来て1年。
「3限目授業なくなる可能性高いな」と思い、子どもたちへ昨日の続きをすること、そして昨日の授業でしたように、誰かが前で説明しながら、問題を解くように伝えました！
Brief meeting は予想通り、3限目を超え4限目の途中まで行われ…
（briefって、短時間的な意味です笑）
会議後教室に行くと、「授業ちゃんとしたよ！」と生徒たちが教えてくれました😭！
ノート点検をしましたが、確かにやってくれていて。
「そうか、彼らで授業ができるようにしておけば、僕がいなくなっても何とかできるじゃん」とひらめき💡笑
これから少しずつ生徒同士で学ぶ活動をより増やしていこうと思いました！

ちなみにmeetingの内容は、ICT教育についてで、例えばGoogle meetを使ってのオンライン授業やGoogle formを使ってのオンラインテストを行うというもの。
1番お世話になっている同僚が、その研修に行ったらしく、研修内容（ICT教育）を先生方にシェアしている途中で、「シゲは今、ここにいながら日本の子どもたちに向けてオンラインで授業をしていたり、日本にいた時はオンラインでテストなどをしてきたと言っていた。彼の力を借りながら進めていきたい」と言ってくれました。
（もし本当に取り組むのであれば、1番力になれるなと思いました）

☆DIVERSITY(ALHAMISI)☆

この日は久しぶりに同期がンジウに来てくれました！
その同期は両親がアフリカの方で、生まれは日本。
見た目はアフリカ人なのに、母国語が日本語。
子どもたちにとっては初めての経験で、とても不思議そうな感じで見ていました。
同期が学校を去った後、子どもたちにどんな気持ちだったかを聞いてみました。
「見た目はアフリカンだけど、母国語が日本語っていうのが不思議な感覚だった」
と大半の生徒が答えてくれました。
「Diversity」
この言葉を伝え、
・肌の色は関係ないこと
・みんな尊重されるべき存在であること
を話しました。
今まで子どもたちには「Ching-cheng」というアジア人差別について話をしてきましたが、今回の同期の訪問が子どもたちに深く刺さったようでした。
改めて、来てくれた同期に感謝。
本当にありがとう！

☆ドキドキのテスト返却(IJUMAA)☆

Form 1 の子たちに初めてテスト返却を行いました！

◯平均点（100点）◯
Form 1B ⇨ 49.8点
Form 1G ⇨ 60点

◯最高点◯
Form 1B ⇨ 92点（2名）
Form 1G ⇨ 92点（1名）

という結果に。
授業中でも感じていた、2クラスの差はやはり顕著にありました。
（100マス計算をさせても1Bの方が「正答率」と「計算時間」が1Gに比べて劣ります）
ようやく数字で見せることができ、特に1Bには丁寧に話をしました。
子どもたちに少しでも伝わり、次回のテスト（ 2週間後にあります）で差を詰められればと思います！

話は変わり、活動も 2年目なので、来週から放課後に数学の主体勉強会を開催するため、数学のヘッド・教頭先生・校長先生と話し、承諾を得ました！
主体勉強会の目的は、
・子どもたちが自分に合った学び方を見つけること
僕は来年には日本に戻ります。
なので、僕がいなくなった後も子どもたちが継続して学べるようにするため、まずは自分に合った学び方を知ってもらおうと思います！

◯協力隊の役割◯

少し愚痴っぽくなるかもしれませんが、ご容赦ください、、、
月曜日の出来事。
隣町にある学校の先生は本当によくJICAの役割を理解されていて、助言を求めてきたり、日本の教育について熱心に質問をしてくださいました。
UKIAの校長先生に挨拶へ行った時、校長先生はJICAのことを知りませんでした。そこでJICAに応募したことがある先生がJICAの役割を説明してくれ、校長先生が「あなたは今回、数学コンテストで子どもたちに何をサポートしたの？」と質問してきました。
実は今回のコンテストのこと、僕は開催されるその日まで全く知りませんでした。
それもあり、子どもたちのサポートは一切しておらず、前もって知っていたら、何かお手伝いできたのにな〜と思っていました。
この一連のことを、その校長先生にお話すると、
「おかしいね。あなたという人がいるのに、何でサポートさせないのか。こんなに良い機会なのに。」
と仰っていました。
まさにその通り、、、
「1年間いる配属先よりも、僕の役割のことをわかってくれている…」
と思わざるを得ませんでした。

後日、この出来事とともに、今回のコンテストを前もって知っていたら僕も子どもたちをサポートしたかった旨を配属先の校長先生に伝えると
「It’s ok」
と一言だけでした。

1月中旬にした配属先に向けた中間報告。
校長先生が「是非、全教員の前で今回のプレゼンをして欲しい」と言って、 2ヶ月くらい経ちますが、いまだにその機会は訪れません。
（何回か、「いつするのか」を聞いてみましたが）
僕が今やっていることは、持続性のないものばかり。
つまり、僕がいなくなると元通りになります。
それを何とか防ぎたいと思っているし、僕がもっているものは微量ですが先生たちに残せたらと思っているのですが…
正直、先生たちに何かを残すことは難しいかなと思い始めている今日この頃。笑
でも。
子どもたちの中には学ぶ意欲が高い子たちがいるので、その子たちにいろんなノウハウを伝えていけたらと思っています。

今週もお読みいただき、ありがとうございました！
今日（日曜日）は、ケニアン先生が開催するケニアン先生のための数学研修会に参加してきました！
その内容については後日、改めて更新したいと思います。

そして、来週から放課後に主体勉強会を開催します！
持続可能性を考えることも大事ですが、2年目はとにかくやりたいことをやりきっていきたいと思います！
またその様子もお届けします🇰🇪

それではまた来週🇰🇪

Asante kwa kusoma🇰🇪
Tutaonana wiki ijao🇰🇪

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