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茶道への挑戦とその記録#2 ~2022初釜編~

先日,人生初の初釜を体験しました.場所は,大徳寺の近くにあります,一久という料亭の中の茶室で行われました.

初釜とは.

新春を迎えて初めて開く茶会。『天王寺屋会記』によると、1565年(永禄8)正月4日に「初風呂(はつぶろ)」とあって、津田宗達(そうたつ)が大座敷に3人の客を招いた会を催している。また同記の1575年(天正3)正月4日の会を「初会」と書いている。江戸時代に入ると正月の初会を「茶湯始(ちゃのゆはじめ)」とか「初茶湯」と称するようになる。松平不昧(ふまい)は新年の会を「皇服」と称していた。「初釜」と称するようになったのは、明治30年代のことと考えられる

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茶道が15世紀ごろから確立され始めたことを考えると,初釜と呼ばれるようになったのは比較的最近のことであると感じました.昔ながらの茶道の雰囲気を新年から皆で共有し一年の健康・発展を祈ることが,何よりも喜ばしく尊かったです.今回関わって頂いたすべての方に感謝しております.

まだ茶道を習い始めて1か月程度の自分が参加して良いものか?と戸惑う気持ちもありましたが,何事も体験だと思い,参加を決めました.
参加してみて分かったことですが,普段のメンバーとは他に,お客さんが招かれており,自分は招待する側としてサポートする時間もありました.その方々も,恐らくお茶に慣れていないであろう方々でしたので,少し安堵したことを覚えています.体感60名弱の方々が参加したため,皆の茶事が滞りなく進むよう,皆で忙しなく動き回り,茶室の中での静茶室外での動を楽しむことができました.全員と茶を共有して初釜を作り上げていく体験は新鮮で,これからも茶道を続けたいと思いました.

初釜では精進料理(点心)を頂きました.自分は精進料理も初めての体験でした.美味しく頂きました.

その点心の席で,隣に座っておられる御爺様とお話しする機会がありました.普段の生活や仕事,興味関心のあることは何かなど,ゆるりとお話しさせて頂きました.普段あまり年上の方とそのように話すことはないため,とても貴重な時間でした.その他にも,茶道教室では歳やジェンダー,仕事の種類に関係なく様々な方々と接する機会があります.自分は普段から同じ年齢層とばかり関わることが多かったため,これから茶道はたくさんの方と交流するためのサードプレイスになると考えています

今回はお茶を点てることはありませんでしたが,今年は自分でお茶を点ててお客様に飲んでもらえるようになるまで,稽古に励もうと思います.
皆様今年もどうぞよろしくお願い致します.

濃茶席にて
和菓子1
和菓子2
薄茶
美味しく頂きました.
寅の置物


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