2-0は危険なスコアを最も体現しているチームを決めよう
こんにちは!最近5試合負けなしの強豪アビスパ福岡サポーターの滋賀サポです!
さて、今日なんですけどもタイトルの通りサッカーでよく聞く「2-0は危険なスコア」という言葉ありますよね。この言葉を最も忠実に体現しているJリーグのクラブはどこなのかというのを決めていきたいと思います。
皆さんの贔屓のチームも2-0でリードしている状況から同点もしくは逆転にされたという経験ありますよね?恐らくそういう試合を見るたびに「なぜうちのチームだけこんな目に・・・」と考えてしまうと思うんですよ。
でも2-0からやられる経験があるのはどのチームも同じ、ということで今回は2015年シーズンから現在に至るまでの各チームの2-0リードから同点に追いつかれたもしくは逆転された回数を調べそれをランキング形式で発表することで2-0は危険なスコアを最も体現するクラブを決定し「なんだ、うちのチームはマシな方なんだな」とか「やっぱりうちはやらかしまくってるのか」とかを知れる機会になればと思います。
まずランキングを発表する前に予備知識として2-0というスコアから同点、逆転が実際にどの程度起こっているのかというのをまとめた記事があるのでこちらを貼っておきます
この記事で以下のように紹介されている通り、意外と2-0でリードしたチームが同点、逆転されるケースは少なく、約8%の確率となっています。
ですのでこの8%という数字を上回っているかどうかが皆さんの応援するクラブのやらかし度合いを決めるひとつの指標になるかと思われます。
では予備知識を得たところで実際にどのチームが最も2-0からやらかしているのかをランキング形式で発表していきたいと思います。
今回はランキングを決めるにあたって以下のようなレギュレーションを作成しましたのでJリーグのコロナウイルス対策ガイドラインを読むくらいの気持ちで徹底的に読んでください。
・現在J1及びJ2に所属する各チーム(J3サポーター皆さん本当にすまん)の2015年~2020年8月9日現在の試合結果を全て調べ、2-0リードという状況を作り上げた試合を「2-0生成試合」として定義する
・2-0生成試合のうち、最終結果が引き分けまたは負けで終わった試合を「やらかし試合」として定義する。*2-0から一時的に同点または逆転とされても最終結果が勝利の場合やらかし試合としては定義しない。
・2-0生成試合に対するやらかし試合の割合を「やらかし率」としやらかし率の高さを競う
読んでいただけたでしょうか。果たしてどのクラブがやらかし率が最も高いのか。今回は上位5クラブをランキング形式で発表(最後に全クラブのまとめもあります)、およびなんと1試合もやらかしをしていないチームもありましたのでそれらのクラブをピックアップしていこうと思います。では行ってみよう。
第5位
ジェフユナイテッド千葉(2-0生成試合43、やらかし試合6、やらかし率13.95%)
はい、来ました。やはりこのチームは上位に来るかといった感じです、ジェフユナイテッド千葉、我々の期待に応えてくれました。やらかした試合は以下のようになっています。
2015年 第5節 vsセレッソ大阪(4-4)
第18節 vsアビスパ福岡(2-2)
2016年 第16節 vsコンサドーレ札幌(2-2)
第18節 vs東京ヴェルディ戦(2-2)
2018年 第10節 vs松本山雅(2-4)
2019年 第27節 vs愛媛(2-3)
どうにもエスナイデル政権の2017年から2019年の序盤にやらかし試合が起こってるのではないかというイメージでしたが、そうではなくどのシーズンも満遍なくやらかしているようです。今年のユンジョンファン体制ではどのようなやらかしを起こしてくれるのでしょうか、期待しましょう。
第4位
栃木SC(2-0生成試合21、やらかし試合3、やらかし率14.29%)
第4位は栃木SCでした。そもそも2-0生成試合が21試合と少なめなのですがそのうち3試合もやらかしておりやらかしの密度は高いです。やらかし試合は以下の通りです。
2015年 第16節 vs東京ヴェルディ(2-3)
第26節 vsファジアーノ岡山(2-2)
2019年 第27節 vs京都サンガ(2-2)
栃木は2015年にJ2で最下位となりJ3に降格しているのですが、このやらかしの2試合がかなり効いたのではないでしょうか。それからは反省したのか、やらかし試合は2019年の1試合のみとなっているのは圧倒的成長を感じさせとても良いことだと思います(小並)
第3位
水戸ホーリーホック(2-0生成試合37、やらかし試合6、やらかし率16.22%)
第3位は水戸ちゃんの愛称でも親しまれている水戸ホーリーホックでした。水戸ちゃんはJ2生活がかなり長いことからJ2の番人として知られているため他人には厳しいイメージがあったのでこの結果は意外です。やらかし試合は以下の通りです。
2015年 第32節 vs栃木SC(2-2)
2016年 第20節 vsモンテディオ山形(2-2)
2016年 第21節 vs松本山雅FC(2-3)
2016年 第41節 vsギラヴァンツ北九州(2-2)
2019年 第35節 vs大宮アルディージャ(2-3)
2020年 第5節 vs松本山雅FC(2-2)
2015年から現在にかけて合計6試合やらかしており、2016年にはなんと2試合連続でやらかすという快挙を達成しています。ただでさえ前節2-0から追いつかれており嫌な気分なのにその翌週にはソリボールの被害に遭う、当時のサポーターもたまったものではなかったでしょう。
第2位
ガンバ大阪(2-0生成試合35、やらかし試合6、やらかし率17.14%)
第2位はガンバ大阪でした。ここまで全てJ2のクラブのランクインでしたがここにきてようやくJ1のクラブがランクインしてきました。やらかし試合は以下のようになっています。
2015年 1stステージ第1節 vsFC東京(2-2)
2ndステージ第2節 vs名古屋グランパス(2-3)
2ndステージ第3節 vs横浜F・マリノス(2-2)
2018年 第20節 vs名古屋グランパス(2-3)
2019年 第5節 vsヴィッセル神戸(3-4)
第21節 vsヴィッセル神戸(2-2)
やらかしの6試合はかなり濃密で2015年は1シーズンだけで3度のやらかし、2節と3節は2試合連続でやらかし、更に2019年には神戸にやらかしダブルを喰らうといった点もなかなかにポイントが高く、2位入賞にふさわしい内容です。これだけやらかしていたらサポータにもかなりストレスがかかっていることでしょう。以下にストレス解消法の記事でも貼っておくのでガンバサポーターの皆さんは是非試してみてくださいね。
やらかし試合ゼロの2チーム
さて第1位の発表の前に2015年シーズンからここまでやらかし試合が1つもなかった超優秀チームが2つありましたので紹介させてください。
鹿島アントラーズ(2-0生成試合38、やらかし試合0、やらかし率0%)
横浜F・マリノス(2-0生成試合39、やらかし試合0、やらかし率0%)
この2チームはなんとやらかしゼロでした。鹿島るという言葉はサッカーファンの中でよく言われますが、言葉だけでなく現実にも鹿島るが発動した場合の逃げ切り率は100%のようです。また横浜F・マリノスもポステコグルー現監督になってからは大味な試合も多い印象ですがきっちりと締めるところは締める試合をしているよう。そして何と言ってもこの2チーム、Jリーグ開幕時からいたオリジナル10のうち一度もJ2への降格がない2チームなんですよね。やらかしをしないDNAがクラブ全体に染みついているのでしょう。この2チームと対戦しているときに2-0というスコアに遭遇してしまった場合、死亡率は100%ですので直ちにスタジアムから逃げる、DAZNの電源を切るといった措置をすることをお勧めします。自分の身は自分で守りましょう。
第1位
アビスパ福岡(2-0生成試合34、やらかし試合6、やらかし率17.65%)
さて、この記事を読みながら勘のいい方はお気づきだったのではと思いますが第1位は我らがアビスパ福岡でした。念願のJリーグ初タイトル獲得です。ではやらかし試合を見ていきましょう。
2015年 第5節 vs横浜FC(2-2)
第23節 vs水戸ホーリーホック(2-2)
2016年 第16節 vs川崎フロンターレ(2-2)
2017年 第31節 vsカマタマーレ讃岐(2-2)
2018年 第2節 vs京都サンガ(2-2)
第21節 vs町田ゼルビア(2-2)
どのシーズンにおいても満遍なくやらかしており漂う王者の風格、しかも2-2に追いつかれてからは絶対に逆転されないという謎の粘りは他を圧倒しています。昇格しているはずの2015年に二度のやらかし、2016年には勝てばファーストステージ優勝が決まる川崎相手に謎の2-0のリードを奪うという迷惑極まりない行為など全てにおいて文句のつけようがありません。アビスパ福岡クラブ史上初のタイトル獲得ということで今夜はビールかけ、明日は優勝パレードと忙しくなりそうです。下に優勝画像も貼っときますのでご覧ください。
どうでしょう?歴史的瞬間を目の当たりにしてさすがに涙が止まらないアビスパサポーターも多いのではないでしょうか。もちろんこれを見た他サポの方からのお祝いメッセージも受け付けておりますので是非私のTwitterアカウントまでDMお願いします。
まとめ
最後に今回調査を行った全クラブのやらかし率の順位表を掲載しておきます。
みなさんの応援しているチームは何位だったでしょうか?この順位表を見て物足りない、もっと上に行きたいと思った方、まだまだ経験が足りません。もっと2-0からやられてみるのをお勧めします。
それでは次節以降みなさんのチームが2-0からやられるのを期待してさようなら。
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