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志賀美和の自己紹介

はじめまして。志賀美和です。

鎌倉でプロ・コーチとして
個人とチーム(組織)の両方にコーチングを提供しています。

かまスス1期生です。(え?)

かまススとは、鎌倉市が主催する創業支援プログラム「かまくら起業のススメ〜自分らしい事業づくり講座〜」略して、「かまスス」。鎌倉で​個性あふれるメンバーと共に起業を目指す場所です。

▼詳細はこちら

プログラムに参加しながら、ゆかいな仲間たちと共に自分らしい起業を目指しています。

と、ここまでくる間にも紆余曲折あり、これまでの何が今の私を形づくっているのか、みなさんに少しでも知ってもらえたらと思います。


馬車馬会社員時代

新卒で創業100年以上続く機械メーカーに就職し、
(技術系で入社したのに)全く希望していない海外営業に配属され、
古くて重たい風土、上意下達の指示命令、といったオールドエコノミーを地で行く組織の中、周りの男性と同じように馬車馬のように働いていました。
働き方と言えば、
深夜残業&休日出勤が常態化し(残業は毎月100時間以上)
生活=仕事、私=仕事、という状態で
何かに取り憑かれていたように働いていました。

その時の私の思考は

  • 仕事だから我慢して当然。辛くて当然。

  • 仕事にプライベートを持ち込むなんて論外(滅私奉公)

  • 男性と同じように振る舞わなきゃ(いや、男性より頑張らなきゃ)

  • 残業してる=頑張ってる!

  • 上からの命令は絶対

  • 下の者は仕事の意味とか理由とか目的とか聞いちゃダメ

会社に忠誠を誓い目の前の仕事こなしまくる日々を過ごした結果
2年間の韓国駐在のチャンスをもらい、ソウルでも再び爆走。
帰任してまた日本で爆走。
そんな生活をおよそ10年間続けていました。

青天の霹靂(夫の海外駐在)

順調に(?)仕事で爆走し続けていたある日、
外回り中にカフェでPCを叩いていると夫から連絡が。

夫「アブダビ駐在が決まっちゃった…ずっと希望してたやつ…
1ヶ月後に赴任。ごめん。。。」

私「え?私はどうするの?行かないけど?仕事あるもん。
でも離れて暮らすの?
こどもが欲しいって話してたのに。
かといって一緒に行ったら私のキャリアはどうなるの?
てか、1ヶ月後って!!
社員と家族に人権はないのーーーっ!?」

仕事と家庭の間で色んな想いが溢れ、カフェで一人泣きました。

ゆっくり考える間もなくあっという間に1ヶ月が経ち、
夫はアブダビへ。
私は何も決断できず、ただただ仕事に没頭し続けました。

そんな中、密かに進めていた不妊治療がうまくいき妊娠が発覚。
高齢&初めての出産だっため(海外ではなく)日本で出産し、
育休中に生後3ヶ月の赤ちゃんを連れてアブダビへ行くことに決めました。
私の中で、会社を辞めずに家族が一緒に過ごせる唯一の方法でした。

アイデンティティの崩壊

3ヶ月の息子と共に移住したアブダビは、
オイルマネー&資本主義の暴走を絵にかいたような国で
なんと我が家は、92階建てのタワマン!!(の7階w)

キラキラ駐妻(ちゅうづま・駐在員の妻の略)ライフが始まると思いきや、
実際には真逆のことが起きました。

初めて会う方々への自己紹介は、
〇〇(夫)の妻です。
■■(子)の母です。
と説明しなければ分かってもらえず
“奥さん”とか"ママ”としか呼ばれない日々。
「そうか、私はアブダビでは誰かの付属品でしかないのか…」
(そもそも奥さんって呼ばないで欲しい。せめてパートナーか妻にして)
自己紹介の度に、
「私」という自立した個人の存在が消えていくような感覚を持ちました。

更にそこに輪をかけて
私は家事と育児が苦手で勝手に他のママ友と自分を比べて落ち込んだり
仕事から離れていることで、社会から切り離されたように感じて焦ったり
ネガティブな思考にどんどん支配されていきました。

「なんかママ友みたいに全然うまくできないな
わたしって実は無能なのかも
仕事では成果を出せてたのにな
仕事を取ったら私って存在価値ないのかも
でも私のキャリアは中断してしまったし…
夫は仕事を続けられていいなぁ
私はなんでここに居るんだろう…
どうしてこうなっちゃったんだろう…」

「仕事=私」だった私のアイデンティティが崩壊し
92階建てのタワマン(の7階)でまた泣きました(←基本すぐ泣く)

立ち止まって自分を見つめ直す

1年以上くすぶっていた私はいよいよこの状況をどうにか変えたいと思い
藁をもすがる思いで、プロボノ、学び直し、インターンなど
様々なことをやってみました。
中でも一番大きく影響を受けたビジネスオンラインスクールで、

「自分次第で仕事から離れている時間を価値やチャンスに変えられる」
「環境や状況は変えられなくても、解釈は自分で変えられる」

という考え方を手に入れ、
そのおかげで見える景色が180度変わり、長年私を縛り付けていた洗脳?呪縛?呪い?が解け、一気に視野が広がりました。

そこから様々なことが好転していき、
アイデンティティ崩壊からも立ち直り(1年以上かかったけど)、
自分の仕事と人生についてじっくり考えるようになりました。

新卒から10年間爆走し続けた私が、初めて立ち止まった瞬間です。

改めて私のこれまでの仕事について振り返ると、

  • 長時間残業は普通に辛かった(➡持続可能じゃない)

  • 目の前の仕事に忙殺されるだけの日々(➡思考停止、長期的視点の欠如)

  • トップダウンの組織への不満(➡心理的安全性がない)

  • 死んだ魚のような眼をして働く同僚たち(➡働きがいが足りない)

  • 他社より劣る(効率の低い)製品をお客さんに売りつける営業(➡自社さえよければいい感、自己中心的)

  • 私の仕事は誰の何の役になっているのか分からなくなり、頑張れなくなっていた(➡仕事の意義を見失う)

あらゆる違和感があったのにそれに蓋をして見ないようにして
ただひたすら目の前の仕事をこなしていた自分に気が付きました。

そこで改めて
「What is the meaning of life?」
私が人生をかけて本当に成し遂げたいことは何か?
(↑ 夫がよく言っている言葉)

という大きな問いに向き合いました。

そして、私が本当にやりたいことに自分の人生の時間を使いたいと思い、
会社員とは別の道を歩むことを決めました。

私がやりたいこと

私が本当にやりたいことは、端的に言うと人の役に立つこと。
(少なくとも、会社員の時のように粗悪なものをお客さんに売りつけるようなことはもうしたくない)

じゃあ、人の役に立つってどんなこと?
誰がいつまでにどういう状態になるといいの?
抽象度をめちゃくちゃ高く上げて考えると、
目指したいのは、究極的には世界平和
(出産してから、よりよい世界への意識が強くなりました)
そのために、私にできることを半径5メートルから始めたい。
そう思いました。

Think globally, act locally
地球規模で考え、足元から行動せよ

まさにこれです。

そして、アブダビに居ながら資格を取ったコーチングを通して
私と同じように組織の中で悩みを抱える方々の力になりたいと思いました。

コーチとして届けたいこと

半径5メートルから
誰に、どんな価値を、どうやって届けたいのか?
を考えるとこうなります。

誰に?

  • 仕事が辛いけど、環境を変える勇気が持てない人

  • このままではダメな気がしている人

  • 将来が見えず不安を感じている人

  • 目の前の仕事に追われて立ち止まって考える機会がない人

  • 自分がやりたい事が分からない人

  • 自分の人生に漠然とした不安と焦りを抱える人

  • 自分ではどうして良いか分からない人

まじめで不器用な人こそこんな悩みを抱えています。
そんな方の力になりたい。心からそう思っています。

どんな価値を?

走り続けている人には、立ち止まって自分を見つめ直す時間が必要です。
そんな方たちに、コーチングで大人の内省時間を届けたい。
週に1回でも、自分・人生・キャリアを見つめ直す機会を持つことで

自身のモヤモヤが晴れ、
とらわれていた思い込みから解放され、
「私の人生大丈夫」と安心と確信を持って言えるようになります。
そして自分の人生を豊かに歩んでいけるようになります。

更に、そういう方々をエンパワーできたら、
個人➡日本➡世界へと、どんどん広がっていき、
私が目指したい世界平和に近づくと信じています。

世界はそんなに単純ではないかもしれませんが
小さな一歩の積み重ねがよい世界に繋がっていくと信じています。

どうやって届けたいのか?

①個人コーチング
1対1のコーチング
継続セッション(例:週1回30分を1ヶ月間、隔週で1時間3ヶ月間など)
オンライン・対面どちらも

②チームコーチング
チーム(組織)に対するコーチング
継続セッション(例:週1回1時間を2ヶ月間、隔週1時間を半年間など)
オンライン・対面どちらも

こんな風に、プロコーチとして活動をしていくことを決めました。

長くなりましたが自己紹介はこんな感じです。
この記事には書ききれなかったいくつもの出会い、学び、経験については
また追々書いていきます。

それではまた、記事でお会いしましょう。

ありがとうございました!

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