志田

そう、しがない志田でございます 生まれて初めてできた 心底好きなものを 驚異的な文字…

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そう、しがない志田でございます 生まれて初めてできた 心底好きなものを 驚異的な文字数で語る、、、 志田はうさぎより亀が好き

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    sound horizon/linked horizon に関する 己の記事をまとめておきます

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ある音楽家に人生を狂わされた小娘の話

私は冷めた人間だ 志田は今まで熱狂したことがない 舞台芸術は表現方法として勤しみ その糧になればと エンタメを漁る毎日を過ごした学生時代 唯一聴いていたアーティストでも 好きじゃない曲は一切聴かない 二人がどんな人か全く知らないし 知ろうとも思わなかった 志田が普段聴いている音楽は なんか好きな曲と ミュージカルナンバーや劇伴 舞台音響に使ったBGM 弦楽四重奏やオケ、オペラなどのクラシック ラジオで聴いて耳に残った曲 それぐらいで 流行というものにも 基本的に乗れ

    • 遅報版ROC感想 30日夕

      前回:30日昼公演 はじめに 生Revoは健康に良いと思っている皆さん こんばんは 生Revoによって 記憶と情緒を失った 志田です 30日夕公演編は昼の反省を生かして 大幅アップデートを行い志田ver.2.0には 生Revo記憶喪失対策として というより 気になる曲があったので あとでどなたかに聞くために メモ機能を搭載致しました そして さすがに曲名が分からないと 感想文が成り立たないので セットリストを調べました 速報版に比べて 幾分か読みやすく 痴呆版に

      • 痴呆版ROC感想 30日昼

        はじめに Revo’s Orchestra Concert に 行って参りました 志田でございます 皆さん 記憶はありますか、、、、? 志田はありません なので 今回の記事は 二千字...若しくは...二万字 あります 先にお伝えしておきたいのは 「成人してるのに何も熱狂したことがなかった小娘が 初めて好きになったコンテンツのコンサートに行く」という 極めて主観的に狂い散らかしている トンチキ感想文であり 真剣に生Revoの生態に迫まった 研究結果でもある

        • Dream Re:port

          前回 はじめに こんばんは 志田でございます 今回はRevoさんのお誕生日も もはや関係ない 前回の記事を今読み返すと 志田のお清楚な部分が見え隠れしていたが 今回はそういうわけにはいかない Dream Portは音楽家の臨死体験説 砂塵の彼方へ...とsand dream この二つの音楽を 一つの物語にしてみよう という きわめて邪道な試みをしたために Revoさんの既知の致死力と 梶浦さんの未知なる生命力が拮抗した結果 音楽家が 幽体離脱してしまった

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        ある音楽家に人生を狂わされた小娘の話

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          砂塵の此方より「砂塵の彼方へ...」

          ※これは2024年3月に書いた原稿を ほぼそのまま投稿しております故 季節感がバグっています はじめに祈りは朝靄に溶けて 風は砂を洗い 荒野に地平は現れる ブーゲンビリアが彩る街 蓮の香油を纏った娘 誘われる先はバザール 裏路地で戯れる猫 ランタンが灯り 月の小舟が夜を滑る 太陽と古代の王が眠る場所 ここは 砂のエジプト 志田は今 エジプトにおります 私がRevoさんの音楽と出会った 最初期にお薦めいただいた「Dream port」 漸くこの時が来まし

          砂塵の此方より「砂塵の彼方へ...」

          聖戦のメモリア

          前回「侵略する者される者」 はじめに 今晩は いつもの志田です 小娘の根拠のないこじつけを 読んで頂きありがとうございます 志田はRevo音楽を拝聴したら 要素や物語を整理して 時系列に並べなおして 「全ての楽曲をつなぎ合わせて 一本のお話にしてみる」 という 極めて邪道な総括を毎度試みているのですが 志田の中で 「一つの物語にする」ことが 自己解釈の整理でもあり 円盤にちりばめられた星屑をつないで 星座に名前を付けるような 暗闇の中で志田だけが知っている その名を

          聖戦のメモリア

          生鮮のイベリア(3)

          前回「石畳の緋き悪魔」 「侵略する者される者」 イントロ 焔から火の粉が飛んで 放物線を描き 落下して砕ける まさに「火蓋が切られた」描写に聞こえる Celt Iberosの眷属 志田には何が何だか微塵も分かりませんが 世界史受験生必見ですね これだけで20点は取れます Revoありがとう 赤い城塞 アルハンブラ宮殿は世界の歩きかたに載ってました 十字架、、、と言うことはキリスト教国側が 終にスペイン南部まで来たのか 父を奪ったの 父はイスラム教 母

          生鮮のイベリア(3)

          生鮮のイベリア(2)

          石畳の緋き悪魔 イントロ 降りしきる雨が肌に刺さって 焔の爆ぜる音にピアノはしっとり濡れる  聞き覚えのあるメロディを支えるアルペジオは 水中を気泡がポコポコ昇っていくような 暗く静かな同棲契約後の沈黙 そこに業火のようなうねりが聞えて 歌唱が始まり 新たな悪魔が目を覚ます みたいな! 残酷な「永遠」 今度は少女と一緒に歌っているッ、、、、、 覚悟を決めたから 決めたのね、、、、くうううううううう 間奏 ここがよい Roman 焔 のテーマ?の動きもそ

          生鮮のイベリア(2)

          生鮮のイベリア(1)

          はじめに こんばんは 志田です 初任給で買った かぼちゃパンツが可愛らしい この「聖戦のイベリア」 歯軋りしながら このかぼちゃパンツを見つめつづけた五月が 終わろうとしています もう耐えられぬ 今日までジャケット絵だけで己を焦らし続け どれだけこのかぼパn、、、ジャケット絵を 舐めまわしたことか、、、、 志田にはかぼパンの声が聞える こちら側においでと 楽になろうぜと かぼパンが呼んでいる 志田に余裕ができたのではない かぼパンが志田を呼ぶから 志田

          生鮮のイベリア(1)

          Märchen von Märchen(X)

          前回「暁光の唄」 secret track1 志田が思うに 無音 2 カリカリ 廻る ゼンマイが巻き上がるような 鳥の声のような 虫の音のような 右から左へ 3 加わる 梟みたいな 街中にはいない深い森の夜に鳴く系の鳥の声と 警鐘か採掘か 硬質な金属音 迫り来る荒い息の獣 右から左 4 加わる 遠い争いの喧騒 刃の散らす火花 左から右 反時計回りに一周 5 さらに加わる駆ける馬の嘶き 争いに明け暮れる人間の怒号と悲鳴 左から右にもう一周 6 争いの喧

          Märchen von Märchen(X)

          Märchen von Morgen (IX)

          前回「磔刑の聖女」 暁光の唄イントロ 虫の音 踏み鳴らす草葉 遠い風が林冠を揺らし 風も届かぬで森の中には木々の息が漂う あたりはまだ暗く 眠りの中にある それでも夜明けの兆しを感じる ここからは見えぬがきっと 果ての空には土との境界が引かれて 暗闇が少し白んで青へと向かっている 沈みかけた低い月光が木々を縫い ほつれた間から溢れた僅かな光が指す方へ 辿るかのように 唯 森を進む 志田はもっと嘆きのような始まりを 想像していた、、、、、 ジャブジャブして

          Märchen von Morgen (IX)

          Märchen von Richiten (VIII)

          前回「青き伯爵の城」 「磔刑の聖女」イントロ 静寂のピアノ でもちょっと旋律はキラキラしている 多分 黄金の装飾とか繊細な色彩とか何もない 靴音の反響は少ない 小さな教会 素朴で石造りの御像 彼女が纏う薄らとした埃は 純潔のベールにも見える 閉ざされた重い樫の扉が開かれて 冷たい外気が流れ込む ベールがひらみ 彼女の俯く横顔が透けて見えた 埃が宙を舞い 月光の最中だけに淡く煌めいて 闇に消えていく みたいな 靴音だけが聞こえる 静寂の空間の旋律 弦弾き

          Märchen von Richiten (VIII)

          Märchen von Zählen (VII)

          前回「薔薇の塔で眠る姫君」 青き伯爵の城イントロ 不安定な短いピアノの和音は メルさんの足音が消えてから それを引き継ぐように始まって 誰かが歩いているよう でもやっぱり ヒールが折れているのか 片っぽだけ裸足みたいな不安定さがある そこに並ぶ硬質で可愛らしくも物悲しい旋律は 鏡の間でシンキングタイム のよう メルさんが「越えてしまった」と言った途端 その足音が シンキングタイムが 終わる、、、 なんかゾワゾワする もう一小節分あると気持ちいい気もする、、 うぉ

          Märchen von Zählen (VII)

          Märchen von Wildrosen (VI)

          前回「生と死を別つ境界の古井戸」 薔薇の塔で眠る姫君イントロ ジャブジャブ おお チェンバロ系 高貴 この「眠る姫君シリーズ」だけ 静かめなメロディーに乗せたメルさんのお言葉の後 今までのように 盛り上がるようなワンフレーズが差し込まれず すぐにそのまま姫のお唄に入る 今までのイントロの「豪華な童話の表紙感」がない 微睡みの森 ついに七つの大罪というワードを言う者が現れたか、、、、 志田は楽典の知識がないので感覚で書くが 3拍子に4拍?を均等に突っ込む そのゾワッ

          Märchen von Wildrosen (VI)

          Märchen von Fädchen (V)

          前回「硝子の棺で眠る姫君」 生と死を別つ境界の古井戸 イントロ えっ?! メルさんが喋ってんのに 音楽こんなに盛り上がります?!?! でも メルさんがまだ喋ってるでしょうがっ! とはならない 盛り上がりのまま駆け抜けるし メルさんのテンションもちょっと高い気がする 君も落ちてしまった 奇妙な親近感、、、、、井戸友だな 井戸友だ え? メルツ君が落ちたことは知ってるのか メルさん え? Märchenメルさんの組成の謎が深まる メルさんはどれくらいメルさ

          Märchen von Fädchen (V)

          Märchen von Schneewittchen (IV)

          前回「黒き女将の宿」 硝子の棺で眠る姫君イントロ ジャブジャブ お疲れ様でございます 物悲しげだけど凛としたピアノ 季節を間違えて咲いてしまった小花みたいな それでも もう一度蕾に戻ったりしないし その小花は其処でも凛と咲いているのに 見ているこっちが勝手に 寒そうで寂しそうだなんて 決めつけてしまいそうになるけど 強か! まさに硝子の中の花 真雪の肌 あらあらあらあら とてもかわいらしいお声 お若い方なのかな でも芸歴を感じるから 大人のお方かもしれない 舞台を

          Märchen von Schneewittchen (IV)