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コンテンツの多さは短大の強み、弱みは…

新年最初の記事です。

日本私立短期大学協会が短大の情報を集めているポータルサイト「短大クエスチョン」というサイトがあります。

短期大学で学ぶ魅力やメリット、短期大学の学科、将来の進路、全国にある学校などをチェックできます。とあるように、日本全国の短大が投稿した情報や情報を一覧で見ることができます。

私はこのサイトを覗くのが結構好きで、WP形式でタイトルや記事URLを貼るだけで記事を掲載してもらえるので、戸板女子短期大学も活用しており、リンク元からかなりのアクセスがあります。

このサイトを見ると、日本全国の短大がどこかで毎日記事を投稿していることが分かります。そして、保育、栄養、ファッション、ビジネス、看護など多種多様なコンテンツ記事があることも分かります。

特に地域や企業との連携、課外活動など全国の短大がこんなに頑張っているんだと改めて驚かされます。

少子化などにより”大学過多”となっている状況で、短大は年々志願者が大きく減少していますが

単発的なイベントや各授業でのコンテンツ多さや分かりやすさは、まさに短大の強みです。

ただし、コンテンツが多くすぎると、その短大のコアコンピタンスが何なのか? がその大学のブランド、何を学べるか? 分かりくくなってしまうという諸刃の剣の一面もあります。

さまざまな経験ができる 楽しそうな短大、就職も強い

で何を学べるの?2年間で短大としてどのようなスキルが身に付く?

一つひとつの点と点は光っていて、線として繋がっているように見えるのですが、イベントやコンテンツが大学としての面になっていないのです。

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戸板女子短期大学はよくキラキラしている、学生がイキイキしていると言われるマーケティング手法を取っているのですが、それではダメだと考えています。各コンテンツはとても楽しそうなのですが、そこで身に付くものが意外と分かりにくい部分がある、表現しきれていません。

戸板女子短期大学も多くのイベントやコンテンツを学生主体で行っていますが、「学生主体」「成長」という言葉の先に どのような成長ができたか?ということは、イベント終了後の学生の声(アンケート)で表現しています。

よくある大学の記事コンテンツは職員目線での日記形式で終わってしまっている大学が多いのですが、戸板女子短期大学では、学生のライター化、生の感想を掲載することでリアリティを出しています。

このイベント終了後の熱いうち、出来れば当日中に、学生アンケートをとり、記事化することはイベントを企画すること以上に重要だと考えています。

その分、四年制大学は、学部学科が巨大であるからこそイベントごとのコンテンツを表現することが難しいのですが、その分大学の学びの特長やブランドを、シンプルにしっかり明示することができるとも言えます。

ゼミの武蔵 などは一般にも認知されている最もたる例だと思います。

そこで自分が考えることは、次のようなことです。

四年制大学のような明確な”コンセプト”を持ち、
短大のような一つひとつの”コンテンツ”が強い(表現)短大ができたら

短大は2年間という時間がないことから 就職がいい という分かりやすいコンセプトになりがちです。+コンテンツの分かりやすさ。

しかし、その2年間で学べることや身に付くことをシンプルに明示化できれば、新しい短大像が作れるのではないかと考えています。

そんな澁谷のこれまでのキャリアはこちらに簡単にまとめてあります。ぜひご覧ください。


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